「ええとこどり或る夜の段」が上演されます。淡路島にある劇場「淡路人形座」で、月夜に照らされた「或る夜」に月の光の変化と共に一度に3つの要素を楽しめるオリジナル演目をとなります。
舞台演出「衣裳山」に始まり、7体の人形が早変りする「玉藻前曦袂 狐七化けの段」と続き、様々な舞台芸能で演じらる八百屋お七の「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段」でラストを締めくくります。
「ええとこどり或る夜の段」の開催期間は、2024年10月3日(木)から8日(火)まで、10月11日(金)から15日(火)までとなります。開催時間は13時30分の1日1回公演となります。
入場料金は、大人1800円、中高生1300円、小学生1000円、幼児300円となります。
ええとこどり 或る夜の段
2024年10月3日(木)から8日(火)までと10月11日(金)から15日(火)までのと13時30分から1日1回公演で、兵庫県南あわじ市にある劇場「淡路人形座」で、「ええとこどり或る夜の段」が上演されます。
- 淡路人形座 公式ホームページ:清川あさみ氏総合プロデュースの特別公演「戎舞+」「或る夜の段」が期間限定で再演決定!
「ええとこどり或る夜の段」は、アーティスト清川あさみ氏が総合プロデュース、作家いとうせいこう氏の脚本を務めるオリジナル演目です。第一弾「戎舞+(プラス)」に続く第二弾となります。
これまで長らく演じられてきた「玉藻前曦袂 狐七化けの段」、「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段」、「衣裳山」と3つの演目を融合して、ケレン味あふれる淡路人形浄瑠璃の世界にたっぷりと浸れます。
淡路人形浄瑠璃再生プロジェクトとして、淡路人形浄瑠璃の魅力を次世代に伝えるために、古来の演目と現代の手法を融合させた令和の時代にアップデートした人形浄瑠璃の新演目となります。
ストーリーを正しく踏襲しながら、新時代に合わせてアップデートしながら、既存の演出に捉われることなく、映像・現代アート・ファッションなど流行を取り入れて様々な要素を掛け合わせています。
伝統芸能「淡路人形浄瑠璃」の良いところをギュッと詰め込んだ「ええとこどり」の作品です。
新演目の第一弾「戎舞+(プラス)」は、来場者数が前年同時期比288パーセント超えという結果となりました。昨今集客減少傾向にあった淡路人形座の再生に向けての第一歩となりました。
第二弾「ええとこどり或る夜の段」は、第一弾のチームを再び集結させて、現代を生きる皆さんに古典芸能を楽しんでもらうために用意した舞台となります。月夜に照らされた「或る夜」の物語です。
淡路人形座でしか鑑賞できない貴重な舞台演出「衣裳山」から始まり、豪華絢爛な衣装が連なります。人形遣いの巧みな技で7体の人形が艶やかに早変りする「玉藻前曦袂 狐七化けの段」と続きます。
ラストは、人形浄瑠璃のみならず様々な芸能の舞台で演じられる八百屋お七の「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段」が掛け合わさります。3つの要素をコラボレーションした全く新しい演目が上演されます。
「ええとこどり 或る夜の段」の内容は以下のとおりです。
淡路人形座で長らく演じられている「玉藻前曦袂 狐七化けの段」「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段」「衣裳山」を淡路島出身のアーティスト清川あさみ氏の総合プロデュース、作家いとうせいこう氏による脚本で一新させた演目。
淡路人形浄瑠璃のいいところをギュッと詰め込んだまさに「ええとこどり」の作品です。ケレン味あふれる淡路人形浄瑠璃の世界へ、たっぷりと浸って頂けます。
淡路人形座
なお、「ええとこどり 或る夜の段」のスタッフは以下のとおりです。
- 総合プロデュース・演出・衣装監修:清川あさみ
- 脚本:いとうせいこう
- 人形着物スタイリング:秋月洋子
- 衣装制作:Suzuki Takayuki
- 着物制作:株式会社宇野商店
- 照明:池内得裕(Licus)
- 美術:古田浩之
- 写真:濱田英明
- 協賛:兵庫県南あわじ市、淡路花博20周年記念 花みどりフェア
- 協力:株式会社ASAMI、株式会社海空
なお、淡路人形浄瑠璃は約500年以上の歴史がある人形芝居です。全国各地に人形芝居を伝えて、日本の演芸史で大きな役割を果たしてきました。「文楽」を創始した植村文楽軒は淡路島出身です。
ジャンルでは時代物が得意です。早替わり、道具返し、衣裳山など淡路島独自の演出が特徴です。演技は派手でケレン味が尊ばれています。人形芝居本来の雰囲気を残した外題も数多くあります。
詳細・基本情報
- 開催期間:2024年10月3日(木)~8日(火)、10月11日(金)~15日(火)
- 開催時間:13:30~
- 開催場所:淡路人形座
- 住所:〒656-0501 兵庫県南あわじ市福良甲1528-1
- 電話:0799-52-0260
- 公式サイト:https://awajiningyoza.com/
- 定休日:水曜日、10月28日(木)、10月31日(日)
- 入場料金:大人1800円、中高生1300円、小学生1000円、幼児300円
- 座席数:179席
- 駐車場:約100台(道の駅福良駐車場)
- アクセス:神戸淡路鳴門自動車道 西淡三原IC・淡路島南ICから車で約15分
過去の公演
2021年9月18日(土)から10月30日(土)までの特定日の13時30分から1日1回公演で、淡路島にある人形芝居劇場「淡路人形座」で、「ええとこどり或る夜の段」が上演されます。
月夜に照らされた「或る夜」に光の変化と一度に3つの要素を楽しめる演目です。舞台演出「衣裳山」に始まり、7体の人形が早変りする「玉藻前曦袂」と続き、八百屋お七の「伊達娘恋緋鹿子」でラストを締めくくります。