銅鏡オリンピック展が開催されます。淡路島南あわじ市にある滝川記念美術館玉青館で開館30周年を記念して、戦国時代~唐にかけての古代中国鏡にスポットを当てた展示となります。
兵庫県立考古博物館の加西分館古代鏡展示館に所蔵される千石コレクションから選び抜かれた銅鏡です。オリンピックメダルのように金・銀があしらわれて輝きを放ちながら美しさを競い合います。
銅鏡オリンピック展の開催期間は、2021年12月1日(水)から2022年3月13日(日)までとなります。入場料金は、大人300円、大学生・高校生200円、中学生・小学生100円です。
銅鏡オリンピック展
2021年12月1日(水)から2022年3月13日(日)まで、兵庫県南あわじ市にある滝川記念美術館玉青館で、松帆銅鐸展示室特別展「銅鏡オリンピック展」が開催されます。
- 南あわじ市役所 公式ホームページ:開館30周年記念松帆銅鐸展示室企画展「銅鏡オリンピック展」
淡路島で出土した銅鐸といえば緑色のイメージですが、銅鏡は金や銀などいろいろな色があります。今回は、銅鏡をオリンピックメダルの色になぞらえた展示となります。煌びやかさを競い合います。
東アジアでは、日本の青銅器文化が始まるはるか以前の紀元前三千年紀後半に青銅器が出現します。
鏡は、紀元前二千年頃の黄河上流域の斉家文化に始まります。以降、意匠を凝らしたデザインの鏡が次々と制作されました。金メッキ(鍍金)や鉄板を嵌め込んだ(貼銀)鏡も生み出されています。
今回展示される鏡は、兵庫県立考古博物館の加西分館古代鏡展示館に所蔵されている千石コレクションから選び抜かれた品々となります。戦国から唐の時台にかけての古代中国鏡となります。
銅鏡は、金や銀があしらわれてオリンピックメダルのように現在も輝きを放ちます。眩いばかりの輝きで魅了されます。オリンピックのようにお互いの美しさを競い合っています。
銅鏡の展示品は、五山字紋鏡1点、帯鏡(君忘鏡)1点、鍍金方格規矩四神鏡1点、海獣葡萄鏡1点、貼銀禽獣紋八稜鏡1点となります。
他にも、松帆銅鐸4点・舌7点、淡路島出土銅鐸(レプリカ)3点、幡多銅戈5点、市内遺跡出土遺物34点なども展示されます。
また、関連イベントとして2022年1月22日(土)の13時30分から15時まで、南あわじ市湊地区公民館の第2会議室で、講演会「古鏡残照 鏡は何を映してきたか」が開催されます。
兵庫県立考古博物館加西分館古代鏡展示館学芸員の種定淳介氏による講演会となります。定員は20名です。参加無料です。事前予約が必要です。お問合せは電話(0799-36-2314)となります。
なお、滝川記念美術館 玉青館は、直原玉青(じきはらぎょくせい)さんの絵画をコレクションする現代南画の美術館です。南画とは中国由来の南宗画の日本的解釈の江戸時代中期以降の画派とされます。
文人画ともいわれます。直原玉青さんは、兵庫県淡路島の出身、大阪美術学校を卒業、日展に16回入選しました。 日本南画界の第一人者です。 洲本市名誉市民で、南あわじ市名誉市民です。
1991年に開館した 個人美術館です。 中国の故宮博物館を模した建物です。「禅の牧牛 うしかひ草」など多数収蔵しています。八角楼閣の天蓋に描かれた直径5メートルの「雲龍図」は見事です。
詳細・基本情報
- 開催期間:2021年12月1日(水)~2022年3月13日(日)
- 開催場所:南あわじ市滝川記念美術館玉青館2階
- 住所:〒656-0314 南あわじ市松帆西路1137-1
- 電話:0799-36-2314
- 公式サイト:https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/site/matsuhodotaku/
- 営業時間:9:00~17:00(最終受付16:30)
- 休館日:月曜日(祝日の場合、翌平日が休館)、年末年始
- 入館料:大人300円、高校生大学生200円、小学生中学生100円
- 駐車場:約20台
- 駐車料金:無料
- アクセス:神戸淡路鳴門道西淡三原ICから車で約5分