淡路島で、ひな祭りイベント「瓦とひなまつり」が開催されます。淡路島の南あわじ市産業文化センターで、約400年の淡路瓦の伝統と1000年のひな祭りの歴史がコラボレーションします。
日本の伝統文化が融合した美しい雅な世界を創造します。約1000体以上のひな人形が展示されます。2023年は桃の節句に新たな顔ぶれのお雛様が多数登場します。入場料金は無料です。
瓦とひなまつりの開催期間は、2024年2月4日(日)から3月30日(土)まで、開催時間は、9時から17時までとなります。開催場所は、南あわじ市産業文化センターの展示棟です。
淡路島ひな祭り「瓦とひなまつり」
2024年2月4日(日)から3月30日(土)までの9時から17時まで、兵庫県南あわじ市にある「南あわじ市産業文化センター」で「瓦とひなまつり」が開催されます。入場無料です。
- 瓦とひなまつり 公式ホームページ:400年の瓦の伝統と、風光明媚がおりなす、新しいひな祭り
約400年の歴史を誇る淡路瓦の伝統産業と1000年の歴史を誇る「ひな祭り」の歴史文化がコラボレーションします。日本の伝統文化が融合した美しい雅な世界を創造します。
約1000体以上のひな人形が展示されます。桃の節句に新たな顔ぶれのお雛様が多数登場します。
淡路瓦は、約400年の歴史を誇る淡路島の伝統産業です。三州瓦、石州瓦と並び日本三大瓦の一つに数えられています。淡路島南部を中心に美しい銀色のサエが特徴の「いぶし瓦」が生産されています。
津井地区は、いぶし瓦の生産が盛んな地域で有名です。海と山と川と夕日など自然に恵まれた素朴な田舎の風景に瓦屋根が並びます。津井地区で瓦とひな人形が見事にコラボしたひな祭りが開催されます。
2024年で8回目を迎えるイベントです。瓦で地域活性化をしようと津井地区の地元有志が企画したのが始まりです。「瓦とひなの会」を結成して「瓦とひな人形」をコラボレーションさせました。
瓦とひなまつりでは、使用されなくなったひな人形の提供を呼びかけました。1年目に約500体のひな人形、2年目に600体のひな人形が集まりました。3年目に800体のひな人形が集まりました。
2019年は1000体のひな人形が集まりました。来場者数も、1年目は約3500人の来場で約800人が島外から、2年目は約4700人が来場で約1000人が島外からと認知度が増しています。
2019年は来場者が5000人を突破しました。2020年のテーマは「オリンピック」でした。2021年は開催されましたが、2022年は開催中止でしたが2023年から再開となりました。
瓦のまち「津井」で、1000年の歴史あるレトロなおひな様が1000体以上と400年の伝統あるいぶし瓦の華やかな和の共演となります。
400年の歴史を誇る淡路瓦と雛人形のコラボ
瓦とひなまつりでは、展示棟で、約800体のひな人形を展示されます。豪華絢爛たる数々の七段飾りが集合した様々なひな壇にひな人形と色々な種類の淡路瓦が飾られます。
いぶし銀と毛せんのコラボが奏でる調和する空間がコンセプトです。
朝日海図の屏風をはじめ、鬼瓦の台座や瓦の棚などの淡路島の津井地区で特産品の淡路瓦がふんだんに使用されています。ひな人形と淡路瓦のコラボレーションを楽しめる展示となります。
約50年前まで瓦を焼くために使用された「だるま窯」の上で肩を寄せ合うようにひな人形が並べられます。重厚な鬼瓦の屏風と重厚な瓦の飾り台にお内裏様とお雛様が優しく穏やかな表情で並びます。
瓦屋根の上には、見守ってくれているかのようなお茶目なおひな様達が並んでいます。いぶし銀に輝く淡路瓦がやさしい光沢を放ち、艶やかなおひな様と面白いほどマッチしています。
いぶし瓦の屋根や鬼瓦の横には、ひな人形がズラリと並びます。頭上にはシーソーやブランコに乗っている人形も飾られています。100年前の非常に貴重な人形まであります。
淡路島の特産「淡路瓦」とひな人形がコラボレーションしたひなまつり(ひな祭り)が楽しめます。淡路瓦とひな人形という「和」の共演により、屋内空間が一足早く春の華やかさに包まれています。
1枚1枚が家を風雪から守る役割の瓦と、子供の健やかな発育を見守る役割のひな人形が融合します。土地の発展を願うような雰囲気の美しいひな祭りを堪能できます。素晴らしい和の共演です。
屋外では、おひな道具を使って遊べます。子供用のレトロな着物が用意されています。無料でレンタルと着付けができます。希望があれば着物姿で写真撮影などもできます。
オリジナルグッズコーナーでは、ひなコースターを販売しています。瓦とひなまつりの記念に作成された可愛い瓦のコースターです。オリジナルコースターでコップの底の水分を吸収します。
開幕日には、手芸や折り紙でお雛さまを作るワークショップが開催されます。セレモニーでは、提供により集まった約千体のひな人形の供養がされます。
淡路瓦を楽器として音楽活動しているグループが童謡「うれしいひなまつり」などを演奏して、参加者と一緒に歌いながら楽しいひとときを過ごしました。
なお、桜の満開となる時期に、期間限定で夜桜のライトアップが開催されます。閉館後も鑑賞できます。夜桜のライトアップとおひな様のコラボレーションが楽しめます。
同時開催イベント
同時開催イベントとして、おひなづくり体験、ひなマルシェ、瓦とオカリナ演奏、みんなで歌いましょう、人形浄瑠璃とコラボ公演などが週末の土日を中心として企画されます。
おひなづくり体験は、古布を使用して雛人形を手作りします。開催日時は2024年2月18日(日)の13時30分からです。募集人数は15名です。参加料金は300円です。
持ち物は、ハサミの持参が必要となります。申込先は、090-4649-9414(興津)です。
瓦とオカリナ演奏は、淡路瓦と同じ土から作られた「オカリナ」で演奏されます。いぶし瓦の伝統を現代の音楽へと繋ぎます。開催日時は2024年3月3日(日)の13時30分からです。
ひなマルシェは、フリーマーケットとキッチンカーが集結するマルシェです。開催日時は、2024年3月2日(土)、3日(日)の10時から16時までです。入場料金は無料です。
駐車場は近隣の辰巳小学校の運動場となります。小雨決行・悪天候中止です。
人形浄瑠璃とコラボ公演は、YouTube生配信ライブです。鶴澤友吉会(鶴澤友吉さんと南淡中学校郷土芸能部)が出演します。開催日時は2024年3月10日(日)の14時からです。
淡路島の伝統文化である人形浄瑠璃と伝統産業である瓦の魅力を雛人形とお伝えします。
みんなで歌いましょうは、懐かしい童話・唱歌、歌謡曲など楽しく歌います。開催日時は2024年3月21日(木)の13時30分からです。講師は、音楽療法士の堀宏子先生です。
ひな人形の供養と新たな役目
ひな人形は、女の子が生まれたときに両親や祖父母から、健やかな成長と幸せを願って贈られます。女の子が健やかに成長して幸せになれば、ひな人形は本来の役目を終えたことになります。
役目を終えたひな人形を南あわじ市産業文化センターに集めて、来訪した子供たちみんなの健康と幸せを願う存在として新たな役目を担ってもらうように、毎年人形供養の儀を行って納めています。
南あわじ市産業文化センターの概要
瓦とひなまつりが開催される南あわじ市産業文化センターは、1300年ほど前に発祥したとされている淡路瓦がわかる瓦産業に関わるものを多数展示しています。
南あわじ市産業文化センターには、淡路瓦で、甍ロード、瓦、環境瓦を敷き詰めた瓦の道を歩いて入場します。土を焼きしめてるだけなので、コンクリートとは異なるソフトタッチな感触が特色です。
瓦の道で足ざわりの違いを楽しめます。場外に、お寺の本堂の一番高いところにある大きな鴟尾(しび)を展示しており目の当たりで巨大さを感じて伝統の瓦に触れることができます。
会場には、約400年の伝統を受け継ぐ津井地区で淡路瓦の年表、製造工程の写真パネル、昭和50年過ぎまで使われていた土の窯「だるま窯」、瓦つくりに使われた数々の道具が展示されています。メインの「だるま窯」は、時代を象徴する土やレンガでできている実物の焼成窯となります。
詳細・基本情報
- 開催期間:2024年2月4日(日)~3月30日(土)
- 開催場所:南あわじ産業文化センター 展示棟
- 住所:〒656-0341 兵庫県南あわじ市津井2285-4
- 電話:0799-38-0201
- 公式サイト:http://kawara-hina.com/
- 営業時間:9:00~17:00
- 入場料金:無料
- 駐車場:約30台
- 駐車料金:無料
- アクセス:神戸淡路鳴門自動車道 西淡三原ICから車で約15分