淡路北スマートインターチェンジ(IC)が開通します。淡路島の高速道路の神戸淡路鳴門自動車道で、淡路ハイウェイオアシスに直結しています。淡路サービスエリアと連絡道路で往来できます。
これまで、淡路島から淡路サービスエリアに向かうには、1つ手前の東浦インターチェンジから高速道路に上る必要がありましたが、今後は淡路北スマートインターチェンジ(IC)から直接進入できます。
淡路インターチェンジの出口から県道157号線を数百メートル進んだのところに入口があります。
なお、ETC専用の入口専用スマートインターチェンジ(IC)です。出口は、淡路インターチェンジの出口を利用します。2020年3月29日(日)の午後3時から開通式を行い供用が開始されます。
なお、淡路ハイウェイオアシスの詳細については、「淡路ハイウェイオアシス 淡路島の玄関口にある観光スポット」の記事をご参照ください。
淡路北スマートICの内容
2020年3月29日(日)の午後3時に淡路北スマートインターチェンジ(IC)が開通します。
淡路島の高速道路「神戸淡路鳴門自動車道」で、淡路ハイウェイオアシスに直結するインターチェンジとなります。淡路サービスエリアと連絡道路で結ばれて往来が自由にできます。
これまで、淡路島から淡路サービスエリアに向かうには、1つ手前の東浦インターチェンジから高速道路に上る必要がありましたが、今後は淡路北スマートインターチェンジ(IC)から直接進入できます。
民間施設につながるスマートインターチェンジは全国で初めての開通となります。
場所は、県道31号線の淡路インターチェンジ出口の交差点から県道157号線に曲がって数百メートル進んだのところに入口があります。淡路ハイウェイオアシスのA1駐車場だったところです。
県道157号線からは、淡路ハイウェイオアシスのA2駐車場の入口を入って連絡道路で進入できます。
なお、ETC専用の入口専用スマートインターチェンジ(IC)です。出口は、淡路インターチェンジの出口を利用します。2020年3月29日(日)の午後3時から開通式を行い供用が開始されます。
淡路北スマートインターチェンジ(IC)の名前の由来は、もともと淡路ハイウェイオアシスの名前を入れて(仮称)淡路ハイウェイオアシススマートインターチェンジ(IC)とされていました。
観光地としての認知が高まっている「淡路」を用いて、場所を差す「北」を入れることで淡路島の北にある位置関係を表すことになりました。
スマートインターチェンジ(SIC)とは、通行可能車両をETC搭載車両に限定しているために料金収受係が不要となり、一般的なインターチェンジ(IC)に比べて運用費用を抑えて低コストで導入できます。
従来のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)も併設しないために総事業費を抑えています。
兵庫県では中国自動車道の夢前スマートIC、神戸淡路鳴門自動車道の淡路島中央スマートIC、新名神高速道路の宝塚北スマートICに続いて4カ所目のスマートインターチェンジとなります。
車長12m以下のETC搭載の車両に対応します。24時間、両方向(神戸方面、鳴門方面)で利用が可能です。ETCゲート前では、徐行だけでゲートが開かず、一時停止が必要となります。
ETC未搭載の車両が誤って進んだ場合、ゲート前のインターホンを押して係員に連絡して、ゲート脇にある退出路から戻れるように誘導されます。
淡路北スマートICから侵入して淡路ハイウェイオアシスや淡路サービスエリアを利用して、高速道路を経由せずに、淡路インターチェンジから出ることも可能です。
その場合、普通車で平日100円、休日50円の通行料金が必要となります。
なお、3月28日(土)と3月29日(日)に、淡路北スマートICの開通を記念して、明石海峡大橋の特別ライトアップが開催されます。日没から24時まで10種類のパターンで点灯されます。
特別ライトアップはJB本四高速(本州四国連絡高速道路)のキャッチコピー「わたる」「つながる」「みらいへ」をイメージしたプログラムとなります。
3種類をモチーフにして「わたる~波の上をわたる大橋~」、「つながる~真珠のネックレス~」「みらいへ~これからも続くみらいへ向けたお祝い~」をコンセプトにしています。
淡路北スマートICで期待される効果
淡路北スマートインターチェンジ(IC)の開通で期待される効果は以下の通りです。
淡路ハイウェイオアシスと淡路サービスエリアの利便性向上
淡路北スマートインターチェンジ(IC)の開通で直接、淡路ハイウェイオアシスと淡路サービスエリアを利用できるようになります。約10分の移動時間の短縮効果が見込まれます。
これまでは、淡路島から淡路ハイウェイオアシスと淡路サービスエリアを利用する場合、一つ手前の東浦インターチェンジから進入する必要がありました。利便性の向上に繋がります。
また、淡路北スマートインターチェンジ(IC)から入って、淡路ハイウェイオアシスや淡路サービスエリア利用して淡路インターチェンジから出ることも可能です。利用料金は100円です。
淡路島北部の地域経済の活性化
淡路北スマートインターチェンジ(IC)の開通で、淡路島北部の観光地から淡路ハイウェイオアシスに直接アクセスできます。アクセス向上で、淡路ハイウェイオアシスの利用客数の増加に繋がります。
利用客数の増加により、淡路ハイウェイオアシスで提供される食事や土産に、淡路島の農産物や海産物、加工品を利用した様々な商品開発が進んで、産業振興の活性化が期待されます。
淡路島北部の観光施設の連携
淡路北スマートインターチェンジ(IC)の開通で、高速道路を利用せずにし淡路ハイウェイオアシスや淡路サービスエリアで食事や買物ができます。観光交流拠点の1つとして期待されます。
淡路島北部の周辺の観光施設との連携することで、淡路島全体の観光地としての魅力が向上して、観光客の増加に繋がることが期待されます。
淡路北スマートIC開通の経緯
淡路北スマートインターチェンジ(IC)は、兵庫県と淡路市が連携して、国土交通省の「民間施設直結スマートIC」事業の活用しています。2018年度に事業の調査と設計を完了しました。
淡路市と淡路ハイウェイオアシスを運営する兵庫県の第三セクター「夢舞台」、本州四国連絡高速道路会社が利用者を増加させる施策としてスマートインターチェンジの整備を進めてきました。
国交省が認定申請して2019年度末の開通することになりました。
これまで、淡路島から淡路インターチェンジを経由して高速道路に進入すると、淡路サービスエリアや淡路ハイウェイオアシスが利用できない欠点がありました。
兵庫県淡路市にある淡路ハイウェイオアシスは、年間約170万人が訪れる兵庫県でも有数の観光施設となります。淡路北スマートICの開通で集客力をさらに高まることになります。
- 2018年8月31日:民間施設直結スマートインターチェンジ整備方針の認定
- 2019年3月8日:(仮称)淡路ハイウェイオアシススマートインターチェンジ協議会設立
- 2019年3月25日:国土交通大臣から淡路市長に対し連結許可
- 2019年3月29日:国土交通大臣から本州四国連絡高速道路株式会社に対し事業許可
- 2020年2月6日:正式名称「淡路北スマートIC」を決定
- 2020年3月29日:淡路北スマートICの供用開始
淡路北スマートICの詳細・基本情報
- 設置場所:兵庫県淡路市岩屋大林(垂水ICから約7キロ、東浦ICから約5キロ)
- 利用時間:24時間利用可能
- 出入方向:入口のみ(出口は淡路インターチェンジを利用)
- 対象車種:ETC搭載の全車種(車長12m以下)
- ETC車料金の参考価格
淡路IC-淡路北SIC:100円
垂水IC-淡路北SIC:1150円
神戸西IC-淡路北SIC:910円 - 利用案内
入口専用です。出口は淡路ICを利用します。
ETC専用です。利用できるのはETC搭載の車両だけとなります。
スマートICでは一旦停止が必要となります。
開閉バーが開いてから発進となります。
誤って進入した場合インターホンから連絡してください。
係員の誘導に従い一般道に戻ることができます。