「義経千本桜 道行初音旅」が上演されます。淡路島にある人形芝居の劇場「淡路人形座」で、源義経を慕い春の大和路を吉野へ向かう恋人の静御前と家臣の佐藤忠信の物語となります。
当日は「和のよそおい、大人のお出かけ」と題して、和装(着物、浴衣、作務衣など)の方限定での入場となります。お芝居と着付けトークショー、衣裳山、撮影会のイベントとなります。
「義経千本桜 道行初音旅」の開催期間は、2020年10月18日(日)の開場13時、開演14時、終演15時30分となります。未就学児は入場不可となります。座席数60席です。
義経千本桜 道行初音旅
2020年10月18日(日)の開場13時、開演14時から、兵庫県南あわじ市にある人形芝居の劇場「淡路人形座」で、「義経千本桜 道行初音旅」が上演されます。
なお、当日は「和のよそおい、大人のお出かけ」と題して、和装(着物、浴衣、作務衣など)の方限定での入場となります。お芝居と着付けトークショー、衣裳山、撮影会のイベントとなります。
- 淡路人形座 公式ホームページ:淡路人形座10月公演のご案内です
本日より10月です。先月に引き続き「バックステージ」「人形解説」「戎舞」です。上演の詳細は下記チラシをご参照くださいませ。
演目のあらすじはHP内の「演目あらすじ」をご参照ください。
淡路人形座
義経千本桜は、菅原伝授手習鑑、名手本忠臣蔵と併せて、人形浄瑠璃の黄金期に誕生した三大名作といわれています。人形浄瑠璃でも歌舞伎でも繰り返し上演されています。
歴史の裏側に隠された真実を追求しています。人間の生死や葛藤を刻銘に描いています。
四段目となる「道行初音旅」は、源義経を慕う恋人の静御前と家臣の佐藤忠信が、吉野にいるとの噂を聞いて春の大和路を歩む旅の物語となります。吉野は「千本桜」として有名なサクラの名所です。
入場料金は、大人が前売券2500円・当日券3000円、高校生以下が前売券1500円・当日券2000円となります。お問合わせは、0799-52-0260(淡路人形座)となります。
道行初音旅のあらすじ
源九郎判官義経の恋人である静御前は京の都にいましたが、九州に落ち延びようとした源義経が暴風に遭い吉野にいるとの噂を聞きます。居ても立っても居られなず、恋しくてたまりません。
木々の芽がほころぶ初春の時分です。女ひとりで、春の大和路を歩いて吉野に向かう旅に出ることを決意します。道中で、旅の憂さを晴らすために義経より預かった初音の鼓を打っていました。
澄んだ音色が響いていると義経の家臣である佐藤忠信が旅のお供をするために遅れてやってきました。
忠信は、義経から賜った鎧を取り出します。鎧は兄の佐藤継信が義経に忠義を尽くしてお仕えしたていただいた鎧であると言います。継信が最後に戦った屋島の合戦を追想します。
敵の矢が飛んでくる戦火で、継信が義経の身替りとなり、平教経の弓矢で射抜かれたことを勇壮に語ります。思い出して涙します。静は義経の顔によそえて鼓を置きます。互いに励まし合います。
義経を慕う主従2人が歩みを進めると芦原峠を越えて千本桜で有名な吉野山の麓へと辿りつきます。
衣裳山と撮影会
衣裳山は、淡路人形の豪華絢爛な衣装を竿に刺して、舞台いっぱいに広げて30着以上をお披露目します。かつて淡路人形浄瑠璃で評判を呼んだ淡路島の独自の見世物です。名物イベントとなっていました。
色合いごとに仕分けられた衣装を何本もの竹ざおに掛けて三味線に合わせて上下させます。
淡路人形座の衣装は、派手で豪華で気品あふれる衣装が多いことで有名でした。打ち掛けは全て手刺繍となっており、1千万を超える衣装もたくさんあるそうです。
平家物語の一場面をはじめ、龍の刺繍や竜宮の刺繍など細かな刺しゅうが施された衣装が並びます。衣装の一部は昨年のパリ公演でも展示されて高評価だった衣装となります。
衣裳山は、1960年代以降は無くなっていました。2019年2月約60年ぶりにに復活しました。古くから引き継がれる豪華絢爛な衣装となります。
衣裳山の撮影会が開催されます。
詳細・基本情報
- 開催日時:2020年10月18日(日)開場13:00、開演14:00
- 開催場所:淡路人形座
- 前売券:大人2500円、高校生以下1500円
- 当日券:大人3000円、高校生以下2000円
- 住所:〒656-0501 兵庫県南あわじ市福良甲1528-1地先
- 電話:0799-52-0260
- 公式HP:https://awajiningyoza.com/
- 通常料金:大人1800円、中高生1300円、小学生1000円、幼児300円
- 駐車場:無料(道の駅福良駐車場 普通車100台)
- アクセス:神戸淡路鳴門自動車道 西淡三原IC・淡路島南ICから車で約15分