五感「ひな祭り」旧益習館庭園淡路島洲本市

五感「ひな祭り」が開催されます。淡路島洲本市にある旧益習館庭園で、芸術文化創造事業として、桃の節句に日本の伝統や文化に触れて五感で感じて気軽に鑑賞・体験できる入場無料のイベントです。

雛人形や吊るし飾りが展示されます。淡路島弓道会による演舞と体験ができます。こども煎茶教室によるお茶席と茶道を体験できます。お子様限定で先着１００名様に「金平糖」がプレゼントされます。

五感「ひな祭り」の開催日時は、２０２４年３月３日（日）の１０時から１６時までとなります。同時開催イベントとして「すもと五六市＆スタンプラリー」と「おもっしょい市」が開催されます。

五感「ひな祭り」

２０２４年３月３日（日）の１０時から１６時まで、兵庫県洲本市にある国の名勝「旧益習館庭園」で、五感「ひな祭り」が開催されます。入場料金は無料です。

芸術文化創造事業「五感-ひな祭り-」は、芸術文化を五感で体感し、身近に触れ、気軽に鑑賞・体験できる機会を創出し、文化力の向上と地域文化資源を活用した地域活性化が目的のイベントです。

五感とは、目（視覚）・耳（聴覚）・鼻（嗅覚）・舌（味覚）・皮膚（触覚）の５つの感覚のことです。普段、ご飯を食べたり、テレビを見たり、音楽を聴いたり、五感を使用して生活しています。

今回のイベントでは、江戸時代に建築された武家庭園で、意識的に五感に呼びかけて、お煎茶を味わい、弓道を楽しみ、日本の伝統や文化に触れて、心に潤いを与えて桃の節句が楽しめます。

雛人形の展示では、市内の旧家で戦前のものと思われる希少な雛人形が書院に飾られます。保存状態も良く見応えがあります。３月３日の桃の節句の行事として女子の美しい成長と幸福が願えます。

平安時代の日本では厄災を人形に移して水に流すという信仰がありました。この人形が女の子が遊ぶ人形「ひいな」に結びつき３月３日の桃の節句に女の子の幸せと成長を願うひな祭りとなりました。

弓道の演舞と体験では、江戸時代の弓の練習場でもあった益習館の庭園で約１５０年ぶりに弓道の演舞が行わせます。武士の時代に思いを馳せながら演舞と体験が楽しめます。

演舞と解説は書院から観覧できます。演舞中は庭園と書院への出入り不可です。弓道の体験は整理券を配布して参加料金が無料です。淡路島弓道会の協力で毎週水曜日に南あわじ市で稽古をしています。

なお、弓道の体験は、かんたん体験コースとしっかり体験コースの２つから選べます。

かんたん体験コースは、道具に触れて的に向かって弓を射る体験です。整理券は不要です。しっかり体験コースは、弓道の基礎を指導してもらい巻藁に向かって弓を射る体験です。整理券制です。

こども煎茶教室では、お茶の世界を見て触れて嗅いで味わい楽しめます。気軽に参加できます。方円流の名は「水は方円の器に従う」ということわざに由来します。こども煎茶教室が協力します。

お稽古は煎茶のみでなく、冷淹手前、紅茶手前、大福茶など季節に合わせて様々なお茶を楽しみます。子供たちの手前が楽しめます。事前申込不要です。お菓子が無くなり次第終了となります。

金平糖のプレゼントでは、１１時３０分から先着１００名様のお子様限定で金平糖がプレゼントされます。吊るし飾りの展示では、洲本市の市内放課後子ども教室児童が制作した作品が展示されます。

主催は、洲本教育委員会の生活学習課です。協力は、淡路島弓道会、楽しく学ぼうこどもの煎茶教室です。同時開催イベントに「すもと五六市＆スタンプラリー」と「おもっしょい市」が開催されます。

「すもと五六市＆スタンプラリー」は、コモード５６商店街が主催するマルシェと周遊スタンプラリーとなります。おもっしょい市は、風月旅館跡地で城下町洲本再生委員会が主催するマルシェです。

なお、旧益習館庭園は、城下町洲本市の曲田山の山麓にある武家庭園です。日本最大級の巨岩を利用した江戸時代の庭園様式の池泉回遊式庭園です。洲本城の築城に使用された石切り場の跡地です。

江戸時代の前期に徳島藩の筆頭家老で代々洲本城代を務めた稲田氏の別荘「西荘（せいそう）」が造成されました。石切り場の跡地を整備して造園して複数の巨岩が並ぶ独特の景観となっています。