北淡震災記念公園 阪神淡路大震災の写真展「復興へあゆむ」

淡路島淡路市にある北淡震災記念公園で、1月15日(月)から「阪神淡路大震災、東日本大震災写真展「復興へあゆむ」」と題して、大震災の地元新聞記者が記録した写真や記事から被災地の変遷をたどる写真展を開催しています。

神戸新聞社(神戸市)が主催して、河北新報社(仙台市)と福島民報社(福島市)の協力により、計約200点が展示されます。神戸新聞と河北新報の記者が定点観測した二つの大災害の発生直後と最近の様子との比較写真や、被災地の爪痕と復興への歩みがダイレクトに伝わる報道写真などから、地震の爪痕や再生へ歩む被災地の今を見つめる機会となります。

1995年1月17日に発生して今年で23年となる阪神淡路大震災の写真からは、がれきの山と化した神戸市の繁華街や淡路島の住宅街が、再開発で生まれ変わる様子が感じ取れます。また、当日の神戸新聞夕刊や臨時淡路版全24号も展示されています。「阪神淡路大震災、東日本大震災写真展「復興へあゆむ」」は4月15日(日)まで開催されています。

なお、現在「震災23年 震災の消えた傷跡と神戸の壁遺構達の写真展」も同時に開催されています。現代芸術家の三原泰治さんや一般の市民が撮影した壊滅的な被害を受けた当時の被災地の写真と現在の町の様子を写した写真約150枚が展示されています。こちらは来年1月31日までとなります。この他、北淡震災記念公園では阪神淡路大震災により地表に現れた地震断層のズレを見学できたり、震度7の地震を体験できたり、震災で壊れなかった地震に強い家を展示しており、震災や防災について考える機会となる資料館です。

阪神淡路大震災の写真展「復興へあゆむ」の詳細情報

  • 開催期間:1月15日(月)~4月15日(日)
  • 開催場所:北淡震災記念公園
  • 開催住所:〒656-1736 兵庫県淡路市小倉177
  • 電話番号:0799-82-3020
  • 営業時間:9:00~17:00
  • レストラン:10:00~15:30
  • 入館料金:大人700円、中高生300円、小学生250円
  • HP:北淡震災記念公園
  • 駐車場:無料(普通200台、大型50台)
  • アクセス:神戸淡路鳴門自動車道淡路ICから車で約20分

北淡震災記念公園の概要

野島断層は、兵庫県淡路市にある活断層で一部が保存されて文部科学省から「天然記念物」に指定されています。1995年1月17日午前5時46分に発生した阪神淡路大震災は神戸市六甲から淡路島に延びる断層帯のズレから発生して、構成断層である野島断層は震源に最も近い断層とされています。地震発生時には断層南東側が南西方向に約1mから2m横ズレして、同時に南東側が約0.5mから1.2m隆起して逆断層となって断層面が地表に露出しました。この断層をありのままに保存して、阪神淡路大震災を風化させず、地震の破壊力に脅威を感じて防災の意識を高めること目的に、1998年に「北淡町震災記念公園(現在の北淡震災記念公園)」がオープンしました。

北淡震災記念公園の施設詳細

野島断層保存館

阪神淡路大震災で露出した野島断層をそのままに保存して、地震の凄まじさと脅威を感じていただき、地震に備える大切さを伝える施設です。

エントランスホール

国道43号が倒壊した様子を再現した模型、阪神淡路大震災の当時の写真パネル、活断層の地図などが展示されています。受付とトイレがあります。車いすとベビーカーの貸出をあります

断層保存ゾーン

震災により露出した野島断層を140mにわたり保存しています。むき出した断層や崩れた道路などを当時のまま展示しています。断層による様々な地形の変化をカメラやパネル、「ずれ」についての解説により、詳しく観察できます。大きくずれた様子が分かる断層の断面が見られるトレンチ展示や触れる断層もあります。

震災体験館

体験コーナーでは、阪神淡路大震災と東日本大震災の震度7の実際の地震の揺れの違いを体験できます。1回の定員は10名です。混雑状況によりどちらか片方だけの体験となる場合があります。震災シアターでは、阪神淡路大震災と東日本大震災の映像や南海地震への備えの映像をご覧いただけます。2015年のリニューアルで、これまでの直下型の阪神淡路大震災を再現した約40秒の縦揺れに加えて、東日本大震災を再現した約1分にわたって横揺れが大きくなっていく海溝型の地震プログラムを組み込んでいます。シアター映像でも、これまでの阪神淡路大震災に東日本大震災の被災状況を加えています。

メモリアルハウス

断層が横切り震災の被害に遭ったが、ほとんど壊れなかった民家を「地震に強い家」として公開しています。断層がわずか1メートルほどずれて通り、家の塀や花壇の煉瓦がずれた様子、当時の台所も再現されています。毎週火曜日に「震災の語りべ」が体験談を語ります。

神戸の壁

第二次世界大戦中の神戸大空襲に耐え、阪神淡路大震災に耐えた神戸市長田区の公設市場にあった延焼防火壁です。通称「神戸の壁」を震災の記憶を風化させないための震災遺構として移設しました。震災から得た教訓と防災に対する意識を発信しています。。

レストランさくら

地元淡路島の食材をふんだんに使った料理を提供しています。瀬戸内の播磨灘を眺めながらゆっくりと料理を楽しめます。淡路牛、淡路島玉ねぎ、淡路米など淡路島の食材を使ったご当地グルメ「淡路島牛丼プロジェクト」の参加店です。

  • 営業時間:平日10:00~15:00、土日祝10:00~15:30

物産館

地元淡路島の特産品を販売しています。淡路島玉ねぎ、淡路島のり、淡路島くぎに、地元の特産びわのお菓子、淡路島玉ねぎのお菓子、淡路島玉ねぎのスープ、淡路島牛乳などを販売しています。なお、防災グッズも多数販売されています。

ハートのモニュメント

2016年に日時計が付いたハートのモニュメントが登場しました。淡路市制10周年を記念して、北淡震災記念公園から播磨灘に沈む美しい夕日を見て、明日への希望を持ってもらおうと建立しました。高さ約2.4メートル、幅約2.7メートルで、直径16.5センチのステンレス製パイプでハート型を描いています。設置場所は、野島断層保存館の入り口近くとなります。最近は愛と絆を誓い合う聖地として、インスタ映えスポットとして人気があります。

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