淡路島でこいのぼりといえば「東桃川鯉のぼり谷渡し」です。淡路島の淡路市江井で東桃川地区にある谷で、約120匹の鯉のぼりが一列に並び、風になびいて元気良く泳ぐ美しい光景が見られます。
新緑の山々に囲まれた約220メートルの風の谷には、黄色い菜の花畑と収穫を迎える玉ねぎ畑など段々畑が広がります。大空に舞う大小の鯉のぼりは圧巻です。子供が喜び大人が感動する情景です。
2021年は開催が中止となりました。2020年は開催が中止となりました。
東桃川鯉のぼり谷渡しの開催期間は、2019年4月21日(日)から5月5日(日祝)までとなります。開催場所は、淡路市江井の東桃川地区の東桃川ふれあい館周辺の谷となります。入場は無料です。
なお、2019年4月29日(月祝)に東桃川ふれあい館で「菜の花と鯉のぼりの里まつり」が開催されます。音楽ステージ、コーヒーの振る舞い、農産物の販売、たこ焼きや焼鳥など屋台が登場します。
淡路島こいのぼり「東桃川の谷渡し」の基本情報
開催期間:2019年4月21日(日)~5月5日(日)
開催場所:東桃川地区の東桃川ふれあい館周辺の谷
住所:〒656-1531 兵庫県淡路市江井726
電話:0799-86-1549(東桃川村おこし協議会事務局)
アクセス:神戸淡路鳴門自動車道 北淡ICから車で約15分
駐車場:約20台(開催期間のみ無料開放)
淡路島こいのぼり「東桃川鯉のぼり谷渡し」の内容
4月21日(日)から5月5日(日祝)まで、淡路島淡路市江井の東桃川地区で「東桃川鯉のぼり谷渡し」が開催されます。約120匹のこいのぼりが「花の村」と称される風の谷で泳ぐ美しい光景が見られます。
東桃川地区には段々畑が連なる約220メートルの深い谷があります。春になると菜の花と新玉ねぎで美しい田舎の風景を眺められる谷となります。谷渡しでは谷の間を約240メートルの金属ワイヤーが結ばれます。
谷を渡されたワイヤーには、大小さまざまな約120匹の鯉のぼりが一列に並びます。谷を吹き抜ける風で勢いよくはためきます。一斉に風になびきながら、まるで大空を遊泳するかのような勢いある姿は壮大です。
鯉の背中に乗った金太郎もいます。菜の花が畑を黄色く染めています。玉ねぎが畑を緑色に染めています。緑の山々は新緑です。青い空が突き抜けます。彩りも綺麗で子供が喜び大人が感動する情景といえます。
春の田舎や田園の風景が癒しスポットとなります。大空を泳ぐ鯉のぼりが心を和ませてくれます。ゴールデンウィーク(GW)期間の開催ですので、ちょっと立ち寄る観光スポットにおすすめです。
菜の花と鯉のぼりの里まつり
4月29日(月祝)に淡路市江井の東桃川ふれあい館で「菜の花と鯉のぼりの里まつり」が開催されます。菜の花畑の上を泳ぐ約120匹の鯉のぼり「東桃川鯉のぼり谷渡し」を眺めながら様々な企画が行われるイベントです。
国生み太鼓などの歌と踊りが披露される音楽ステージをはじめ、コーヒーやお茶の振る舞い、玉ねぎや野菜など農産物の直売所、よもぎの餅つき実演、ヨモギ餅やたこ焼きや焼鳥などグルメ屋台が約8店の登場となります。
菜の花と鯉のぼりの里まつりの基本情報
開催日時:4月29日(月・祝)9:30~13:00
開催場所:東桃川ふれあい館
住所:〒656-1531 兵庫県淡路市江井2708
電話:0799-86-1549(東桃川村おこし協議会事務局)
入場料金:無料
アクセス:神戸淡路鳴門自動車道 北淡ICから車で約15分
鯉のぼりの由来
鯉のぼりは、日本の風習で江戸時代に始まりました。端午の節句は、厄払いとして菖蒲が用いられていました。別名「菖蒲の節句」と呼ばれていました。
武家の家庭では、菖蒲と「尚武」と結びつけて男児の立身出世や武運長久を祈る年中行事でした。5月5日まで、奥座敷には先祖伝来の鎧や兜を飾り、玄関には魚をイメージした吹流しの形状をしたのぼりを飾りました。
商人の家庭では、武家の家庭に対抗して豪華な武具の模造品を作らせました。のぼりの代わりに色とりどりの五色の吹流しを飾りました。
魚の中で、鯉は立身出世の象徴でした。中国の故事で、黄河の竜門と呼ばれる滝を鯉だけが登り切って竜になることができたことが由来です。
そこから派生して吹流しに鯉の絵を描くようになりました。現在の鯉のぼりの原型となります。
淡路島こいのぼり「東桃川鯉のぼり谷渡し」の会場
淡路島で「東桃川鯉のぼり谷渡し」が開催される会場は、淡路市東桃川地区にある東桃川ふれあい館の周辺にある谷になります。東桃川ふれあい館は、地域住民がいつでも気軽に集える広場となっています。
東桃川町内会の村おこし協議会が主催しています。もともと老人会の集会で東桃川地区の知名度を向上させるために何かできないかというところから始まりました。
東桃川地区で、懐かしい自然と支えあう喜びを感じられるイベントとして、子や孫の明日を拓く村おこしイベントとして、スローガンを掲げて取り組んだのが「東桃川鯉のぼり谷渡し」でした。
2019年で18回目を迎えていますが、東桃川地区の町内会と老人会と村おこし協議会が一体で地域を挙げての取り組みです。現在ではスタッフが他府県と村おこしで連携を深めて総勢約50人となります。
毎年、淡路島の島内で不要になった鯉のぼりを募っています。3月の下旬頃からは、収集した鯉のぼりと昨年の取り出して修理します。ワイヤーに取り付けの準備をします。
なお、東桃川地区には「花の村」として東桃川花木公園があります。淡路島の西浦に広がる瀬戸内海が展望できる山間にある里山です。四季の花々が咲き、果樹も植栽されている癒しのスペースとなります。
4月には、ジンチョウゲ、ハナモモ、サクラ、ヤマツツジなど、6月にはサツキが見頃を迎えます。あわじ花へんろ第56番「花の札所」となっています。
あわじ花へんろとは、一般財団法人「淡路島くにうみ協会」が指定する淡路島の花の名所です。淡路島で花と緑あふれる公園島淡路を目指した「花の名所づくり」です。花の島「淡路島」の魅力を体験できる場所です。
淡路島こいのぼり「東桃川鯉のぼり谷渡し」のアクセス
淡路島で「こいのぼりの谷渡し」が開催される会場となる東桃川ふれあい館へのアクセスは、車のみとなります。高速道路の神戸淡路鳴門自動車道の北淡インターチェンジから車で約17分で到着します。
北淡インターチェンジの出口を右折します。県道123号線を進みます。育波橋交差点を左折します。県道31号線(淡路サンセットライン)を進みます。桃川交差点で左折します。
「東桃川鯉のぼり谷渡し」の桃色の案内に従って山道を上ります。こいのぼりが泳ぐ谷に到着します。なお、谷をぐるっと回ると東桃川ふれあい館の周辺に到着します。
なお、駐車場は「東桃川鯉のぼり谷渡し」の開催期間のみ、地元住民で一部駐車場を無料で開放しています。約20台ほどの駐車スペースとなります。
周辺の観光スポットに、ガーブコスタオレンジ、伊弉諾神宮、パルシェ香りの館があります。