淡路島中央スマートインターチェンジ(IC)が開通しました。淡路島の高速道路の神戸淡路鳴門自動車道で、津名一宮インターチェンジ(IC)から約8キロ、洲本インターチェンジ(IC)約4キロの位置にあります。
淡路島中央スマートインターチェンジ(IC)には、淡路島行き高速バスの本四中川原のバス停留所があります。駐車場が設置されています。洲本市中心部と五色町中心部を結ぶ県道46号線に接続しています。
2018年2月17日(土)の午後3時から開通式を行い供用が開始しました。神戸大阪方面から洲本市中心部へのアクセスが、従来の洲本インターチェンジ(IC)を利用するより、約5分短縮される見込みです。
淡路島中央スマートICの基本情報
- 設置場所:兵庫県洲本市中川原町市原
(津名一宮ICから約8キロ、洲本ICから約4キロ) - 利用時間:24時間利用可能
- 出入方向:両方向利用可能(神戸方面、鳴門方面)
- 対象車種:ETC搭載の全車種(車長12m以下)
- ETC車料金の参考価格
垂水-淡路島中央:1750円(休日1590円)
神戸西-淡路島中央:1980円(休日1700円) - 利用案内
利用できるのはETC搭載の車両だけとなります。
車長12メートルを超える車両は利用できません。
スマートICでは一旦停止が必要となります。
開閉バーが開いてから発進となります。
誤って進入した場合インターホンから連絡してください。
淡路島中央スマートICの内容
2018年2月17日(土)の午後3時に淡路島中央スマートインターチェンジ(IC)が開通しました。淡路島の高速道路の神戸淡路鳴門自動車道で、津名一宮インターチェンジ(IC)から約8キロ、洲本インターチェンジ(IC)約4キロの位置に、新しく誕生したスマートインターチェンジ(IC)となります。
洲本市中心部へは約5キロ、五色町中心部へは約10キロで結ばれます。神戸大阪方面から洲本市中心部へのアクセスが、従来の洲本インターチェンジ(IC)を利用するより、約5分短縮される見込みです。
淡路島中央スマートインターチェンジ(IC)には、淡路島行き高速バスの本四中川原のバス停留所があります。駐車場が設置されています。洲本市中心部と五色町中心部を結ぶ県道46号線に接続しています。
淡路島中央スマートIC(インターチェンジ)の名前の由来は、もともと地元の中川原地域の名前を入れて(仮称)中川原スマートインターチェンジ(IC)とされていました。
観光地としての認知が高まっている「淡路島」を用いて、場所を差す「中央」を入れることで淡路島の中央にある洲本市の位置関係を表すことになりました。
スマートインターチェンジ(SIC)とは、通行可能車両をETC搭載車両に限定しているために料金収受係が不要となり、一般的なインターチェンジ(IC)に比べて運用費用を抑えて低コストで導入できます。
従来のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)も併設しないために総事業費を抑えています。事業用地は約4万平方メートルに及び、総事業費は約24億9000万円となっています。
兵庫県では中国自動車道夢前インターチェンジ(IC)に続き2カ所目となります。車長12m以下のETC搭載の車両に対応しています。24時間、両方向(神戸方面、鳴門方面)で利用が可能です。
計画交通量では1日当たり約1600台となっています。ETCゲート前では、徐行だけでゲートが開かず、一時停止が必要となります。
ETC未搭載の車両が誤って進んだ場合、ゲート前のインターホンを押して係員に連絡して、ゲート脇にある退出路から戻れるように誘導されます。
淡路島中央スマートIC-垂水JCT間の通行料金(普通車)は、平日1750円、休日1590円となり、洲本IC-垂水JCT間の通行料金(普通車)より、平日で110円、休日で60円安くなります。
なお、2月9日(金)には報道陣向けの現地説明会も開かれていました。2月17日(土)には現地周辺で開通式典や走り初めが行われます。地元地区となる洲本市中川原地域では、旧中川原中学校にあるふれあいセンターで開通を記念したわくわくフリーマーケットが開催されました。
淡路島中央スマートICの期待と実績
淡路島中央スマートインターチェンジ(IC)の開通で期待される効果と実績は以下の通りです。
高速道路の利便性の向上
淡路島中央スマートインターチェンジ(IC)の開通により、神戸(垂水JCT)-洲本市中心部へのアクセスが約5分短縮される見込みです。洲本市北西部-四国(鳴門北IC)へのアクセスが約8分短縮される見込みです。
高度医療サービスへアクセスの改善
淡路島中央スマートインターチェンジ(IC)の開通により、淡路島で唯一の3次救急病院となる兵庫県立淡路医療センターへの淡路島北部方面からのアクセスが約5分短縮される見込みとなります。
30分圏域拡大による重篤患者の受入れなど広域的な救急搬送が充実します。(※多量出血の場合、搬送時間の5分短縮で死亡率は半減)
観光資源へのアクセス向上
洲本市北部へのアクセスが向上したことにより、洲本市北部にある中川原地域の自然環境や五色地域の史跡・伝統文化などにスポットが当たり、山間部や海岸部を結ぶ一体的な観光振興が見込まれます。(ウェルネスパーク五色、五色県民サンビーチ、淡路島ブルーベリー園、山城農園、小民家カフェなど)
企業立地の増加
高速道路へのアクセスの向上により、企業誘致にも弾みがつくことが見込まれます。(※淡路島中央スマートIC計画の決定後に4社が近隣地域に進出)
開通1年目の実績
2018年2月17日に開通した淡路島中央スマートインターチェンジ(IC)の2019年1月末まで約1年間の利用者数が1日平均1151台となりました。将来目標として1日約1600台を掲げています。
淡路島中央スマートIC開通の経緯
- 2013年3月21日
(仮称)中川原スマートインターチェンジ(IC)地区協議会設立 - 2013年5月17日
洲本市長から国土交通大臣に連結申請 - 2013年6月11日
国交大臣から洲本市長に連結許可 - 2013年6月11日
国交大臣から本州四国連絡高速道路に事業許可、2017年度末に設置決定 - 2015年5月19日
安全祈願祭を行い着工開始 - 2017年8月1日
正式名称「淡路島中央スマートIC」を決定 - 2018年2月17日
淡路島中央スマートICの供用開始
淡路島中央スマートIC周辺の観光スポット
淡路島中央スマートインターチェンジ(IC)の周辺の観光スポットは、洲本市民広場のドラクエ像、洲本レトロこみち、洲本城、大浜海水浴場です。
洲本市民広場は、ドラゴンクエスト30周年記念碑の銅像があります。ドラゴンクエストの生みの親である堀井雄二さんの出身地として、洲本市民広場に、ドラゴンクエスト30周年記念碑が建立されました。
主人公の勇者が装備する武器「ロトの剣」と防具「ロトの盾」、人気キャラクターのスライムが寄り添った銅像が建てられています。洲本市民広場の大きな木の根元にひっそりと佇んでいます。
洲本レトロこみちは、淡路島洲本市中心部にある城下町の風情が残る小路です。江戸時代以降の古い町家や小民家や空き家などをリノベーションしたオシャレな店舗が並ぶ通りです。
週末や連休には、個性的なカフェやレストランやショップなど20店舗以上が営業しています。レトロ雰囲気を味わいながら「まち歩き」が楽しめます。イオン洲本店から徒歩約5分で到着します。
洲本城は、淡路島洲本市の南にある標高133メートルの三熊山の山頂にある城です。東西800メートル、南北600メートルに総石垣造の郭があります。かつて西日本最大級の水軍の山城です。
本丸の石垣と大石段が壮大です。淡路水軍の拠点だったこともあり、本丸から海と城下町と山の180度の大パノラマの絶景を眺めることができます。洲本バスセンターから自動車で約10分で到着します。
大浜海水浴場は、洲本市の市街地に隣接する白砂青松の風光明媚な海水浴場です。南北75メートル、東西55メートルに伸びた砂浜は、見事な曲線を描いて広がります。遊歩道が整備された海浜公園です。
穏やかな海辺、美しい砂浜、立派な黒松、ふもとの山々を眺めながら散策を楽しむことができます。海水浴シーズンには、淡路島で人気のビーチとなります。遠浅の海で安心して水遊びが楽しめます。