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深日洲本ライナー2023 淡路島と大阪を結ぶ高速船

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アクセス・交通
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深日洲本ライナーは、大阪府泉南郡岬町の深日港と兵庫県洲本市の洲本港を運行する高速船フェリーです。広域交流促進と地域活性化のために旅客船の定期航路を復活に向けた試験運航を開催しています。

運航期間は、2023年5月3日(水祝)から11月5日(日)までの土日祝限定となります。なお、お盆期間は2023年8月11日から8月15日まで平日を含めて毎日運航されます。

乗船料金は、中学生以上1500円、小学生500円、未就学児無料、サイクル300円です。乗船料金の割引は、往復割引・障がい者割引・学生割引・団体割引など各種割引制度があります。

運航便は1日8便で4往復となります。運航時間は片道約55分です。定員人数は68名です。

深日洲本ライナーの定期航路復活に向けての社会実験は、大阪湾をつなぐ広域型サイクル・ツーリズム事業です。サイクリストが自転車で淡路島一周する通称「アワイチ」で船舶の利用促進を図ります。

2017年に開始されて、2018年・2019年と3年連続、2020年は運航中止となりましたが、2021年・2022年・2023年と3年連続と開催されています。

深日洲本ライナー 淡路島と大阪を結ぶ高速船フェリー
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深日洲本ライナー

2023年5月3日(水祝)から11月5日(日)までの土日祝限定で、淡路島の洲本港と大阪の深日港を結ぶ深日洲本ライナーが運航されます。1日8便(4往復)で約55分の高速船となります。

深日洲本ライナーの定期航路復活に向けての社会実験は、大阪湾をつなぐ広域型サイクル・ツーリズム事業です。サイクリストが自転車で淡路島一周する通称「アワイチ」で船舶の利用促進を図ります。

自転車の積載は、スポーツサイクルやロードバイクに限定して300円です。輪行バッグありの場合、輪行袋で持ち込みます。輪行バックなしの場合、前輪を外して駐輪スペースに設置します。

大阪府泉南郡岬町と兵庫県洲本市では、広域交流の促進と地域の活性化を図るために、かつて結ばれていた旅客船の定期航路の復活に向けた取組みを進めています。

2017年に開始されて、2018年・2019年と3年連続、2020年は運航中止となりましたが、2021年・2022年・2023年と3年連続と開催されています。

現在、大阪湾を横断する航路はありません。深日洲本ライナーが就航することで「大阪湾南回りルート」が実現することになります。

大阪湾の北周りルート(陸路)と南回りルート(海路)が結ばれることで、基礎自治体の枠を超えて、大阪・神戸・淡路島と広域的な観光振興を促進されます。

消費拡大と経済効果を波及させることができます。一方で、大規模災害発生に際して物流と人流のリダンダンシー確保の一翼を担うことが可能となります。

運航されることで、集客方策や料金設定などについて検証が行われます。民設民営による航路運航で、深日港洲本港航路の復活の可能性を探ります。

詳細・基本情報

  • 運行期間:2023年5月3日(水祝)~11月5日(日)土曜日・日曜日・祝日の限定運航
  • 名称:深日洲本ライナー(高速船)
  • 運行航路:淡路島兵庫県洲本港と大阪府深日港の区間
  • 公式サイト:https://fuke-sumotoliner.com/
  • 乗船料金:大人(中学生以上)1500円、小人(小学生)500円、未就学児無料、サイクル300円
  • 運航便数:1日4往復(合計8便)
  • 所要時間:約55分
  • 定員人数:68名
  • その他:各種割引制度あり

チケット予約

深日洲本ライナーのチケット予約は、深日洲本ライナーのホームページでのインターネット受付、もしくは電話受付となります。

割引制度

深日洲本ライナーの割引制度は、往復割引・障がい者割引・学生割引・団体割引など各種割引制度があります。ただし、割引制度の併用はできません。

往復割引は、行きの割引券付き半券を帰りのチケット売り場で提示すると1割引きとなります。復路のみの利用となります。大人が1350円、小人450円となります。

障がい者割引は、障がい者手帳をチケット売り場で提示すると5割引き(半額)となります。大人750円、小人250円となります。

学生割引は、中学生以上の方が対象です。学生証をチケット売り場で提示すると2割引となります。大人1200円となります。

シニア割引は、満65歳以上の方が対象です。年齢確認のため身分証明書をチケット売り場で提示すると1割引となります。大人1350円となります。

団体割引は、8名以上の方で予約が必要となります。利用日の前日までに予約すると1割引となります。大人1350円、小人450円となります。

乗船のりば

深日洲本ライナーの乗船のりばは、電車・バスともに徒歩圏内で利用できます。

深日港は、南海電鉄の深日港駅から徒歩3分で到着します。観光案内所「さんぽるた」があります。

洲本港は、洲本バスセンターから徒歩5分で到着します。洲本ポートターミナルがあります。

出港時刻

深日洲本ライナーの出港時刻は、深日港も洲本港も1日8便(4往復)で運航しています。片道時間は約55分で到着します。

  • 深日港の出港時刻:08:00、10:30、15:10、17:40
  • 洲本港の出港時刻:09:15、11:45、16:25、18:55

船舶

深日洲本ライナーの高速船は、海運会社「恭兵船舶」(岸和田市)が所有している68人乗りの双胴船(49トン)で運航しています。

  • 船名:インフィニティ(49トン双胴船)
  • 船長:19.45メートル
  • 幅:6.80メートル
  • 喫水:1.50メートル
  • 乾舷:1.30メートル
  • 定員:68名
  • 速度:約18ノット(所要時間:約55分)

過去の社会実験

洲本港と深日港を結ぶ「深日洲本ライナー」は、明石海峡大橋開通による乗客減で1999年に廃止されました。深日洲本ライナーの就航当時は、深日港は淡路島や徳島方面の海の玄関口として栄えていました。周辺の商店街も賑わっていましたが、航路が廃止されたことで、急速に商店街も寂れました。

岬町では深日洲本ライナーの航路を復活する機運を高めるために、2012年から毎年夏に「深日港フェスティバル」を開催しました。2016年には岬町や洲本市など地元自治体で構成する「深日港洲本港航路に関する連携協議会」が発足して、深日洲本ライナーの航路の可能性を検討していました。

2017年度は、国土交通省の「船旅活性化モデル地区」を活用と船舶の協力で、2017年6月25日(日)から9月30日(土)まで岬町が主体で3カ月間の社会実験として運航されました。

自転車を積み込んで利用するサイクリストが予想以上に増加しました。乗船客は計1万600人、1便平均で68人乗りの船舶で約13.9人が乗船しました。休日は平均21.1人が乗船しました。

乗船目的では、観光が最も多く、次に帰省となりました。サイクリングが14パーセントを占めました。関係者では深日洲本ライナーの実証実験が次につなげるための手応えとなる結果となりました。

  • 利用者数:10,600人(1便の単純平均13.9人)
  • 自転車積載数:1,066台

2018年度は、高評価の結果を踏まえて大阪湾をつなぐ「広域型サイクル・ツーリズム事業」として2018年7月1日(日)から2019年2月24日(日)まで社会実験として運航されました。

淡路島と大阪を結ぶ「海上サイクルルート」に位置付けました。船舶は、海運会社「恭兵船舶」(岸和田市)の68人乗りの双胴船(49トン)で運航されました。岬町と洲本市が共同出資の開催です。

ロードバイクなどスポーツタイプの自転車のみ300円で積み込みが可能です。輪行バッグの持参で積み込み料金は無料となります。船内には自転車31台分の固定台を新たに整備しました。

11月までの実績は、1便あたりの利用者が9.1人、休日の利用者は平均14.7人でした。自転車を搭載した乗船客は14.7パーセントと堅調ですが、定期航路の復活には難しい結果となりました。

期間延長したものの利用者が伸びませんでした。乗船客は計1万5000人でした。目標の2万1000人には遠く及びませんでした。約500万円の赤字を計上しました。赤字分は岬町が負担しました。

洲本市と岬町の分析では、平日利用客が休日の半数程度という結果から、洲本深日ライナーの生活航路としての需要はほぼゼロに等しいと判断しました。

  • 利用者数:15,218人(1便の単純平均8.4人)
  • 自転車積載数:1,906台

2019年度は、サイクリングなどの観光客をターゲットとして、観光シーズンとなる2019年4月27日(土)から2019年10月27日(日)まで土日祝限定で社会実験として運航されました。

  • 利用者数:9,479人(1便の単純平均18.6人)
  • 自転車積載数:1,057台

2020年度は、2020年5月2日(土)から2020年11月3日(火祝)まで土日祝限定で社会実験として運航される予定でしたが、コロナ渦で外出自粛ムードを受けて運航が中止となりました。

2021年度は、当初2021年6月26日(土)から11月28日(日)までの土日祝限定で運航予定でしたが、10月23日(土)から11月28日(日)までの土日祝限定で運航されました。

  • 利用者数:2,143人(1便の単純平均19.1人)
  • 自転車積載数:462台

2021年度は、2022年6月25日(土)から2022年11月27日(日)まで土日祝限定で社会実験として運航されました。

  • 利用者数:5,838人(1便の単純平均14.3人)
  • 自転車積載数:886台

広域型サイクル・ツーリズム

深日洲本ライナーの社会実験は、「大阪湾をつなぐ!広域型サイクル・ツーリズム事業」として実施されます。淡路島を自転車で一周する通称「アワイチ」の人気を受けて、大阪や和歌山からのサイクリストの利用拡大を目指しています。

広域型サイクル・ツーリズムとは、地方自治体の範囲を超えて、より広範囲の自転車の利用を促進する活動です。今回の事業で「大阪湾南回りルート」が実現します。

淡路島と大阪が直接結ばれるとサイクルルートが拡大してサイクリストの行動範囲も広がります。

社会実験の8カ月間で乗船客2万1000人、自転車2700台を見込んでいます。淡路島を自転車やロードバイクで一周する通称「アワイチ」は、現在では人気のサイクルルートです。

大阪や和歌山方面の「アワイチ」を利用するサイクリストの需要が期待されています。

広域型サイクル・ツーリズム事業は、総事業費1億円のうち5000万円を、国の地方創生推進交付金が利用されます。運賃収入2600万円が見込まれています。

残りの2400万円を洲本市と岬町で負担する予定です。なお、国の交付金は3年間の承認されており、来年度以降も継続することが可能です。

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