4月21日(土)から5月11日(金)まで、淡路島の唯一の映画館 洲本オリオンで、「北の桜守(きたのさくらもり)」が上映されます。「北の桜守」は3月10日(土)から公開された映画です。「北の零年」、「北のカナリアたち」に続く「北の3部作」の最終章となります。
主演は今作が120本の記念となった女優 吉永小百合さんです。監督は「おくりびと」で世界を魅了した滝田洋二郎さんです。この他、堺雅人さん、篠原涼子さん、佐藤浩市さん、阿部寛さん、岸部一徳さん、高島礼子さんなど豪華キャストが顔を揃えています。
今回描かれるのは戦中から戦後の激動の時代を死に物狂いで生き抜いた「家族の愛の物語」です。「昭和」の時代をスクリーンに蘇らせた、北の史実に心を揺さぶられる作品です。
なお、上映期間中の4月27日(金)、4月28日(土)、5月7日(月)は休館となります。また、洲本オリオンは駐車場がありません。近隣の洲本市役所駐車場、イオン洲本店駐車場、エディオン駐車場、洲本バスセンター前駐車場などを利用することとなります。
淡路島 北の桜守の基本情報
- 開催場所:洲本オリオン
- 開催期間:4月21日(土)~5月11日(金)(4/27、4/28、5/7は休館)
- 開催住所:〒656-0025 兵庫県洲本市本町5-4-8
- 電話番号:0799-22-0265
- 座席数:100席
- アクセス:神戸淡路鳴門道洲本ICから車で約10分
淡路島 北の桜守の上映スケジュール
北の桜守の上映スケジュールは、10時30分、13時、15時30分、18時の1日4回となります。なお、13時からの上映は、難聴者用に日本語字幕版の上映となります。
- 10:30~、13:00~、15:30~、18:00~
淡路島 北の桜守の入場料金
- 一般1800円、大学生1500円、高校生以下1100円、シニア(60歳以上)1100円 身障者手帳保持者1100円
北の桜守の概要
女優 吉永小百合さんが主演を務めた、北海道の大地を舞台にした「北の零年(2005年)」、「北のカナリアたち(2012年)」に続く「北の三部作」の最終章で集大成となる人間ドラマとなります。女優 吉永小百合さんの120本目を記念する出演作品です。厳しくも温かく息子を守る母・江蓮(えづれ)てつ役を吉永小百合さん、苦難を乗り越え成功して再び母と過ごす決意をする息子・修二郎役を堺雅人さん、修二郎の妻・真理を篠原涼子さん、親子を見守る山岡役に岸部一徳さん、てつの夫・徳次郎役に阿部寛さん、てつたち親子を助ける菅原役を佐藤浩市さんなど、豪華キャストが顔を揃えています。監督は「おくりびと(2008年)」で有名なの滝田洋二郎さん、脚本は「北の三部作」全作品を手掛ける那須真知子さん、舞台演出に「ケラリーノ・サンドロヴィッチ」が名を連ねています。多くの名作が生まれた北海道の雄大な風景の中で、今回描かれるのは戦中から戦後の激動の時代を死に物狂いで生き抜いた「家族の愛の物語」です。「昭和」の時代をスクリーンに蘇らせた、北の史実に心を揺さぶられる作品です。
北の桜守の基本情報
- 公開日:2018年03月10日
- 上映時間:126分
- 監督:滝田洋二郎
- 脚本:那須真知子
- 舞台演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
- 出演者
吉永小百合、堺雅人、篠原涼子、岸部一徳、高島礼子、永島敏行、安田顕、笑福亭鶴瓶、中村雅俊、阿部寛、佐藤浩市
北の桜守のあらすじ
1945年5月、樺太に住む江蓮(えづれ)家の庭に待望の一輪の桜の花が咲いた。夫と息子たちと暮らす江蓮てつが大切に育てたその花は、家族にとって希望の花のはずだった。1945年8月、本土が終戦に向かう中でソ連軍が侵攻を開始した。樺太に残る夫との再会を約束して、江蓮てつは二人の息子と共に樺太を脱出して、命からがら決死の思いで北海道の網走へと辿り着く。
満身創痍の親子を待っていたのは想像を絶する過酷な生活だった。意識を失うほどの凍てつく寒さと厳しい飢えが襲いながらも、親子は必死になって懸命に生き抜くのだった。時は流れて1971年、次男の修二郎はアメリカに渡って成功を収めて、米国ホットドックストアの日本社長として帰国する。
そして、15年ぶりに網走へと向かう。母を訪ねると、そこには長男の姿はなく、年老いた母てつの姿があった。たった一人で夫を待ち続けて、侘しい暮らしをしていた。修二郎は一人暮らしが心許なく思える様子に、札幌へと連れ帰り、一緒に暮らして面倒を見る決意をする。
息子夫婦と一緒に暮らし始めたてつだったが、薪を使い米を炊いて近所から苦情を受けたり、金を払わないまま八百屋から葱を持ち去ろうとするなど、次第に不可解な行動が目立つようになる。年老いたてつは、戦禍によるPTSDの後遺症に陥っていたのだった。てつ自身もその変化を自覚していくのだった。てつは立派になった修二郎に迷惑をかけたくないとの思いから一人で網走に戻ろうとした。
しかし、網走の住処はすでに取り壊された後だった。帰る場所を失ったてつと、てつに寄り添いたいと思う修二郎だった。二人で北海道の各地を巡り、共に過ごした過去の記憶を拾い集めるように旅を始める。その旅は、親子の抱える禁断の記憶の扉を開けてしまうのだった。そして満開の桜の下で明かされる、衝撃の結末。
洲本オリオンの概要
淡路島の洲本市にある淡路島で唯一の映画館です。戦前は淡路人形浄瑠璃を上演する芝居小屋として存在していました。その後、「昭和館」や「福助座」と変遷していき、1951年に公募により「オリオン」と命名して映画館となりました。映画の最盛期には洲本市にも7つの映画館がありました。
1975年に建物を現在の風貌に改築しました。その後、得意の洋画以外に邦画も上映するようになりました。洲本市出身の作詞家の阿久悠さんや俳優の笹野高史さんも学生時代に通っていたそうです。2011年7月に3Dデジタルシネマシステム(ドルビー3D)を導入してデジタル化しました。
2012年から毎年4月下旬と10月上旬に「城下町洲本レトロなまち歩き」と題したイベントを洲本オリオン周辺で開催しています。運営は「城下町洲本再生委員会」が行っており、代表を洲本オリオン代表である野口純子さんが務めています。ただ、島外にあるシネコンの影響を受けて、2013年10月に映画館としての営業を一時終了しました。
その後、2014年6月に山口賀生さんが「島の映画やさん」を名乗って映画上映会企画を立ち上げました。この活動が功を奏して2014年9月に「ベイマックス」や「アナと雪の女王」というアニメ上映会を洲本オリオンで2日間開催しました。全ての上映回がほぼ満席の状態となり、企画は成功しました。その後、2016年にはGWと夏に年末年始に「ガールズ&パンツァー」の上映会を開催。そして、2016年の年末に洲本オリオンは、休館を取り下げて常時上映でなく定期的な上映会を継続しています。
淡路島 北の桜守のアクセス
淡路島で北の桜守が上映される洲本オリオンへのアクセスは自動車もしくは高速バスとなります。どちらの場合も、最後の移動手段となる徒歩では、目印としてイオン洲本店を目指すと便利です。
自動車の場合
自動車の場合、洲本オリオンに専用の駐車場がありません。最寄りの駐車場として、イオン洲本店駐車場、洲本高速バスセンター前駐車場があります。そちらに向かうことになります。
イオン洲本店駐車場、洲本高速バスセンター前駐車場までのアクセスは、神戸淡路鳴門道洲本インターチェンジから車で約15分で到着します。
各駐車場から洲本オリオンまでは、徒歩で約8分程度で到着します。洲本オリオンは、イオン洲本店とエディオン洲本店と淡陽信用組合本店がある交差点を、イオン洲本店側からエディオン洲本店ではない方向に渡ります。
1本目の右折する細い路地を曲がります。少し進むと左側に小民家の長屋が並ぶ建物が見えます。細い路地を左折すると洲本レトロこみちの入口に到着します。
洲本レトロこみちの入口から真っ直ぐ進むと左手に洲本オリオンのオレンジの建物があります。
高速バスの場合
高速バスの場合、洲本高速バスセンター行きの高速バスに乗車します。高速バスは、神戸三ノ宮駅、高速舞子駅、学園都市駅、新神戸駅、大阪阪急3番街、なんば駅から発車しています。
洲本高速バスセンターに到着すると、向かい側にある兵庫県立淡路医療センターの巨大な建物に向かって右側にあるイオン洲本店を目指して歩きます。徒歩5分程度で到着します。
イオン洲本店から洲本オリオンまでは、徒歩で約8分程度で到着します。イオン洲本店とエディオン洲本店と淡陽信用組合本店がある交差点を、イオン洲本店側からエディオン洲本店ではない方向に渡ります。
1本目の右折する細い路地を曲がります。少し進むと左側に小民家の長屋が並ぶ建物が見えます。細い路地を左折すると洲本レトロこみちの入口に到着します。
洲本レトロこみちの入口から真っ直ぐ進むと左手に洲本オリオンのオレンジの建物があります。
淡路交通バス
- 高速舞子駅ー洲本BC(所要時間60分、乗車料金1550円)
- 学園都市駅ー洲本BC(所要時間75分、乗車料金1600円)
- 神戸三宮駅ー洲本BC(所要時間85分、乗車料金1850円)
- 大阪 梅田阪急3番街ー洲本BC(所要時間120分、乗車料金2350円)
阪急高速バス
- 大阪 梅田阪急3番街ー洲本BC(所要時間120分、乗車料金2350円)
本四海峡バス
- 高速舞子駅ー洲本BC(所要時間60分、乗車料金1550円)
- 三宮BT-洲本BC(所要時間85分、乗車料金1850円)
- 新神戸駅ー洲本BC(所要時間95分、乗車料金1850円)
- なんば駅(OCAT)ー洲本BC(所要時間120分、乗車料金2350円)
淡路島 北の桜守の駐車場
淡路島で北の桜守が上映される洲本オリオンには、専用の駐車場がありません。周辺の駐車場に停車してから徒歩での移動となります。徒歩8分以内の駐車場は下記の通りとなります。
洲本市営洲本バスセンター前駐車場
- 住所:兵庫県洲本市港1-1
- 駐車台数:普通車451台
- 駐車料金:1時間以内無料 以降1時間毎100円
- 最大料金:24時間 600円
イオン洲本店駐車場
- 住所:兵庫県洲本市塩屋1丁目1-8
- 駐車台数:普通車520台
- 駐車料金:2時間以内無料 以降30分毎100円
淡路島 北の桜守周辺の観光スポット
淡路島で北の桜守が上映される洲本オリオンの周辺の観光スポットは、洲本市民広場のドラクエ像、洲本レトロこみち、洲本城、大浜海水浴場となります。
洲本市民広場は、ドラゴンクエスト30周年記念碑の銅像があります。ドラゴンクエストの生みの親である堀井雄二さんの出身地として、洲本市民広場に、ドラゴンクエスト30周年記念碑が建立されました。
主人公の勇者が装備する武器「ロトの剣」と防具「ロトの盾」、人気キャラクターのスライムが寄り添った銅像が建てられています。洲本市民広場の大きな木の根元にひっそりと佇んでいます。

洲本レトロこみちは、淡路島洲本市中心部にある城下町の風情が残る小路です。江戸時代以降の古い町家や小民家や空き家などをリノベーションしたオシャレな店舗が並ぶ通りです。
週末や連休には、個性的なカフェやレストランやショップなど20店舗以上が営業しています。レトロ雰囲気を味わいながら「まち歩き」が楽しめます。イオン洲本店から徒歩約5分で到着します。

洲本城は、淡路島洲本市の南にある標高133メートルの三熊山の山頂にある城です。東西800メートル、南北600メートルに総石垣造の郭があります。かつて西日本最大級の水軍の山城です。
本丸の石垣と大石段が壮大です。淡路水軍の拠点だったこともあり、本丸から海と城下町と山の180度の大パノラマの絶景を眺めることができます。洲本バスセンターから自動車で約10分で到着します。

大浜海水浴場は、洲本市の市街地に隣接する白砂青松の風光明媚な海水浴場です。南北75メートル、東西55メートルに伸びた砂浜は、見事な曲線を描いて広がります。遊歩道が整備された海浜公園です。
穏やかな海辺、美しい砂浜、立派な黒松、ふもとの山々を眺めながら散策を楽しむことができます。海水浴シーズンには、淡路島で人気のビーチとなります。遠浅の海で安心して水遊びが楽しめます。
