鳴門海峡の渦潮 世界一の理由と発生するメカニズム

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淡路島と徳島県の間にある鳴門海峡では、世界一の大きさを誇る渦潮(うずしお)が発生します。「鳴門の渦潮」として日本でも有名で人気の観光スポットです。なぜ鳴門海峡で発生する渦潮(うずしお)は世界一の大きさとなっているのかという理由と、どのように鳴門海峡で渦潮が発生しているのかというメカニズムをご紹介します。

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鳴門海峡の渦潮が世界一の理由

鳴門海峡で発生する渦潮が世界一となっている理由は、鳴門海峡が世界三大潮流の一つに数えられるほど潮の流れが急激であること、鳴門海峡がV字型で急激に深く落ち込んでいることに関係があります。

世界三大潮流の鳴門海峡に流れ込む潮流の速さ

淡路島と四国の間にある鳴門海峡は、イタリア「メッシーナ海峡」、アメリカ「セイモア海峡」と並び、世界三大潮流と呼ばれています。潮の干満差が激しく流れが急で、まるで滝のように流れ込む勢いがあります。

鳴門海峡で潮の干満差が激しい大潮の時期の潮流は、最高時速は約20キロにも及ぶことがあります。潮流の速さは世界で3番目といわれています。

太平洋と瀬戸内海から流れ込む激しい潮流が鳴門海峡でぶつかり合って発生するのが「鳴門の渦潮」です。 世界で3番目の速さでぶつかり合えば、発生する渦潮も規模が大きくなります。

つまり、鳴門海峡で発生する渦潮が世界一となっている理由の一つに、鳴門海峡の潮流の速さが世界で3番目に速いことが挙げられます。

鳴門海峡の急激に狭くなり急激に深くなる地形

鳴門海峡は、幅が1.3キロですが淡路島側も四国側も岬のような地形になっています。海峡付近で急激に狭くなることが特徴です。このことから、潮の干満の高い側から低い側へ流れ込む潮流が速くなりやすい傾向になります。

鳴門海峡は、一番深い深間は約90メートルに達して急激に落ち込んでいる地形になっています。潮流は抵抗が少ない深間では速く流れ、抵抗が多い浅瀬では遅く流れます。このことから、水深の浅い部分の潮流と、深い部分の潮流で速度差に大きな開きができます。

鳴門海峡の急激に狭くなる地形と、急激に深くなる地形により、大幅な潮流の速度差が生まれます。その結果、発生する渦潮も規模が大きくなります。

つまり、鳴門海峡で発生する渦潮が世界一となっている理由の一つに、急激に狭くなる地形と、急激に深くなる地形が挙げられます。

世界一の渦潮が発生

鳴門海峡には世界で3番目に速い潮流が流れ込みます。鳴門海峡に流れ込んだ潮流は急激に狭くなる地形により、大きな水位差を生みます。急激に深くなる地形により、大きな速度差を生みます。

このことから世界で3番目に速い潮流が、大きな水位差と大きな速度差によって増幅されて、最大直径30メートルにも達する世界一大きな渦潮が発生するのです。これが、鳴門海峡で発生する渦潮の大きさは世界一といわれる理由です。

なお、鳴門海峡で発生する渦潮は、潮の干満により発生します。干満差の大きな時期は「大潮」といわれており、春と秋となります。春と秋の大潮の時期が、大きな渦潮いわゆる「大渦」が発生する時期となります。

鳴門海峡の渦潮の発生メカニズム

鳴門海峡で渦潮が発生するメカニズムは、太平洋から瀬戸内海に流入する2つの海流が合流する時間差と、満潮と干潮による海流が合流して生じる水位差、早い海流と遅い海流の速度差に関係があります。

海流が明石海峡コースと鳴門海峡コースに分かれる

太平洋から入った満潮の海流は、紀伊水道を通って淡路島に到達します。淡路島に到達した満潮の海流は、鳴門海峡を通り瀬戸内海へ流れ込む鳴門海峡コースと、大阪湾に向かい明石海峡を通り瀬戸内海へ流れ込む明石海峡コースの2つに分かれて進みます。

鳴門海峡で満潮と干潮が合流して生じる水位差

明石海峡コースを通った満潮の海流がぐるっと周って鳴門海峡に到達する頃には、鳴門海峡コースを通った満潮の海流が逆に干潮の海流となって流れ出てきます。

鳴門海峡では、明石海峡コースの満潮の海流と鳴門海峡コースの干潮の海流が合流します。満潮と干潮の差から海水面に水位差が生じます。鳴門海峡の水位差は、大潮の時で約2メートルに達します。

中央部と両側の海流の速度差から渦潮が発生

鳴門海峡では、明石海峡コースの満潮の海流から鳴門海峡コースの干潮の海流へ激しい勢いで海水が流れ込みます。鳴門海峡の南側に流れ込むことから「南流」といわれています。

鳴門海峡は急激に狭くなっていることから、潮流が川のように流れ込みます。川のような流れの両端部分では流れ込む潮流がどんどん押し出されながら、穏やかな潮流を引き込み巻き込みます。その結果、「渦潮」が発生します。

つまり、鳴門海峡で潮流が川のように流れ込む両端部分で、右巻きと左巻きの「渦潮」が発生することになります。

鳴門海峡の満潮と干潮の時間差

鳴門海峡の満潮と干潮の周期は約6時間です。約6時間後には干満が入れ替わって、鳴門海峡の南側が満潮の海流となり、北側が干潮の海流となります。

海水面に水位差が生じて、今度は逆に南側から北側へ激しい勢いで海水の流れ込みます。「北流」といわれています。再び、鳴門海峡で潮流が川のように流れ込む両端部分で、右巻きと左巻きの「渦潮」が発生することになります。

鳴門海峡の満潮と干潮は一日2回ずつあります。鳴門海峡では、この満潮時と干潮時に渦潮が発生します。渦潮は満潮時と干潮時の前後1時間半くらいが見頃といわれています。

鳴門海峡の渦潮の観潮船

鳴門海峡の渦潮には、渦が発生する迫力を間近で見学できる観潮船があります。淡路島では、南あわじ市の道の駅福良から出港している観潮船「うずしおクルーズ」です。大変人気があります。

500人以上が乗船できる冷暖房完備の大型船となります。古来より名立たる人々を絶景と言わしめた脅威の自然現象を体感することができます。約1時間のクルージングを満喫できます。

世界最大の鳴門海峡の渦潮をはじめ、太平洋に繋がる見渡す限りの海、淡路島の入り組んだ地形、鳴門海峡の激しい潮流、大鳴門橋の大きさなど、鳴門海峡の渦潮以外に様々な絶景を楽しめます。

関連記事>>>>うずしおクルーズ 淡路島の観潮船

鳴門海峡の渦潮のアクセス

鳴門海峡の渦潮を見学できる観潮船「うずしおクルーズ」が出港している道の駅福良へのアクセスは、自動車もしくは高速バスの2つの手段があります。

自動車の場合

自動車の場合、神戸方面からお越しの場合と徳島方面からお越しの場合で、最寄りとなる高速道路のインターチェンジが異なります。

  • 住所:〒656-0501 兵庫県南あわじ市福良港うずしおドームなないろ館
  • 電話:0799-52-0054

神戸方面から

神戸方面からお越しの場合、神戸淡路鳴門自動車道の西淡三原インターチェンジから下ります。約15分で道の駅福良うずしおクルーズに到着します。

道の駅福良は、本館「うずしおドームなないろ館」前の駐車場以外にも駐車場が多く全て無料です。道の駅福良の本館前で係員が案内してくれます。

徳島方面から

徳島方面からお越しの場合、神戸淡路鳴門自動車道の淡路島南インターチェンジから下ります。約15分で道の駅福良うずしおクルーズに到着します。

道の駅福良は、本館「うずしおドームなないろ館」前の駐車場以外にも駐車場が多く全て無料です。道の駅福良の本館前で係員が案内してくれます。

高速バスの場合

高速バスの場合、JR三宮駅もしくはJR舞子駅の最寄りとなる高速バス乗り場から発車しています。福良バスターミナルで降車します。福良バスターミナルから道の駅福良うずしおクルーズまでは徒歩約3分で到着します。

淡路交通バス

  • 三ノ宮駅ー福良(所要時間90分、乗車料金2250円)
  • 高速舞子駅ー福良(所要時間75分、乗車料金1950円)

神姫バス

  • 三ノ宮駅ー福良(所要時間90分、乗車料金2250円)
  • 高速舞子駅ー福良(所要時間75分、乗車料金1950円)
うずしおクルーズ
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