カモミールが見頃です。淡路島にある香のテーマパーク「パルシェ香りの館」の大農園で、約5000株のカモミールが開花します。コギクに似た可愛い花を咲かせながら、中央が盛り上がってきます。
敷地面積1250平方メートルの大農園に、リンゴのような甘い香りが漂います。カモミールの満開となる時期に合わせて摘み取り体験を開催しています。摘み取ったお花は持ち帰ることもできます。
カモミールの摘み取り体験の開催期間は、2024年4月27日(土)から5月31日(金)までとなります。1人小袋1杯まで200円で摘み取りできます。受付は無人で道具は用意されています。
カモミール約5000株が見頃
2024年4月27日(土)から5月31日(金)まで、兵庫県淡路市にある香のテーマパーク「パルシェ香りの館」にある大農園で、約5000株のカモミールが見頃となります。
敷地面積1250平方メートルの大農園で、コギクに似た可愛い花を咲かせます。リンゴのような甘い香りがする花です。ヨーロッパでは「大地のリンゴ」とも呼ばれています。
カモミールの種類は、ジャーマンカモミールと呼ばれる品種です。一年草のハーブとなります。和名ではカミツレと呼ばれています。ヨーロッパ原産で世界の様々な地方で栽培されています。
春から夏にかけて、成熟するにつれて黄色の中心部が盛り上がり、白い花が反り返った形に広がり、直径3センチほどの花を咲かせます。温暖な地域では野生でも育ちます。
草丈は細長くて柔らかく60センチくらいになります中央の黄色の部分は甘酸っぱいフルーティーな香りがします。リンゴに似た特有の香りを漂わせます。
最近では、ハーブティーやハーブバスなどに使用されて人気となっています。アレルギーの方や妊婦の方は注意が必要ですが、リラックス効果や炎症抑止効果で注目されています。
ハーブティーやハーブバスにしても楽むことできます。一般的にカモミールまたは和名のカミツレといえば一年草のジャーマンカモミールのことを指します。
カモミールの開花時期に合わせて摘み取り体験を開催しています。参加料金は200円です。1人小袋1杯まで摘み取りできます。受付は無人で、ハサミ、新聞紙、ビニール袋が用意されています。
お好みの長さでカモミールを切って、新聞紙に丸めて、ビニールに入れて持ち帰ります。
ジャーマンカモミールの名前
ジャーマンカモミールの名前は、古代ギリシャ人が「カマイメロン」(大地のリンゴ)と呼んだが由来です。英語名は「カモマイル」となっています。
スペイン語名は「マンサニージャ」(リンゴのようなもの)となっています。ヨーロッパでの呼び名の大半が「大地のリンゴ」に由来しています。
ジャーマンカモミールの花言葉
ジャーマンカモミールの花言葉は、「逆境に耐える力」「苦難に立ち向かう力」「ピンチで生まれる力」などがあります。
カモミールが地面を這うように生えて、踏みつけられる丈夫に育つことに由来します。中世ヨーロッパでは、カモミールは謙虚さと忍耐の象徴とされていました。
ジャーマンカモミールの歴史
ジャーマンカモミールの歴史は、4000年以上前の古代バビロニアで薬草として用いられていました。代エジプトでは、ローマンカモミールを太陽神への捧げ物されました。
最高の薬草・最高のハーブとたたえられました。
古代ギリシャでは、ローマンカモミールを熱病や婦人病の治療薬として使われていました。婦人病の治療薬として広く使われました。
ヨーロッパで「母の薬草(マザーハーブ)」と呼ばれていました。
ヨーロッパでは最も歴史が古い民間薬とされています。日本には1900年台初頭にオランダから渡来して、鳥取県や岡山県などで盛んに栽培されました。
現在では、ハーブティーやハーブバスなどにも使用されます。ただ、キク科アレルギーの方や妊婦の方は使用を避ける必要があります。
ジャーマンカモミールの効能
ジャーマンカモミールの効能は、ハーブティとしては、ヨーロッパでカモミールティーと呼ばれるほど有名です。ピーターラビットでお母さんウサギが良く入れているお茶がカモミールティーです。
ポリフェノールのうちアピゲニンが含まれています。カモミールティーの効能として、神経を鎮める鎮静効果、心身を安らげるリラックス効果があります。
消化を助けるマトリシンなどが含まれています。カモミールティーの効能として、胃炎の炎症を鎮める効果、胃腸の粘膜を修復・強化する効果があります。
炎症を抑えるルテオリンなどが含まれています。カモミールティーの効能として、アトピーなどの皮膚疾患や花粉症などのアレルギーの緩和に効果があります。
カモミールティーの作り方
カモミールティーの作り方は、日が当たって開花した状態(日が当たらないと花は閉じたままです)の花を摘み取ります。摘み取ったカモミールを1週間程度干して乾かします。
乾燥させたカモミールは早めに使用します。ティーカップ1杯に対して、カモミールの花5輪から8輪程度を目安に入れます。熱湯を注いで5分程度蒸らします。
牛乳やハチミツなどをトッピングに加えても楽しめます。カモミールティーは1日2~3杯程度が適量です。また、キク科アレルギーの方や妊婦の方は使用を避ける必要があります。
他の花の見頃情報
フクシア 約25品種
大温室では、フクシアが見頃です。和名は「釣浮草」と呼ばれています。25品種のフクシアを楽しめます。「女王の耳飾り」の異名を持っています。イヤリングのように垂れ下がった形が特徴です。
天井から約50鉢がつり下げられています。鮮やかな赤や紫、ピンクの淡い色合いの愛らしい花を咲かせます。4月から6月まで特に見頃となります。
ストレプトカーパス 多年草で年中開花
大温室では、ストレプトカーパスが見頃です。毎年花を咲かせる多年草で、紫色のかれんな花を咲かせます。釣り鉢からあふれんばかりに咲き誇っています。
なお、パルシェ香りの館は、淡路島北中部の瀬戸内海を望む高台にある香のテーマパークです。花畑や温室でヒマワリ・コスモス・ラベンダー・カレンデュラ・フクシアなど四季の花が楽しめます。
アロマキャンドル、フラワーアレジメント、ハーバリウムのワークショップが楽しめます。天然温泉、カフェ、レストラン、ショップ、宿泊施設もある線香の生産が全国1位の淡路市のPR施設です。
詳細・基本情報
- 開催期間:2024年4月27日(土)~5月31日(金)
- 開催場所:パルシェ香りの館 大農園
- 参加料金:1人200円
- 制限本数:1人小袋1杯まで
- 住所:〒656-1501 兵庫県淡路市尾崎3025-1
- 電話:0799-85-1162(香りの館)、0799-85-1126(香りの館)
- 公式サイト:https://www.parchez.co.jp/
- 営業時間:8:30~17:00(受付終了16:00)
- 入館料:無料(香りの湯:大人700円、小人400円)
- 休館日:1月、5月、8月以外の第1火曜日(祝日は営業)
- 駐車場:無料(普通車約200台)
- アクセス:神戸淡路鳴門道津名一宮ICから車で約15分、北淡ICから車で約15分