淡路島で「うに」といえば、淡路島南西部にある観光施設「うずの丘大鳴門橋記念館」の2階にある「絶景レストランうずの丘」で一番人気メニュー「うずの丘海鮮うにしゃぶ」です。
「うにしゃぶ」は、テレビなど多数のメディアに登場して淡路島を代表するランチです。
濃厚うにスープに海鮮串を入れてしゃぶしゃぶしながら味わいます。生ウニの板「逆さウニ」、白ご飯、小鉢(小)が付いています。淡路島の生うにを味わい尽くせます。贅沢なひとときを楽しめます。
なお、淡路島うにしゃぶを含めておすすめグルメのまとめについては、「淡路島グルメおすすめ10選」の記事をご参照ください。
淡路島うにしゃぶの内容
淡路島のうにしゃぶのメニュー内容は、淡路島の生うにベースの黄金の濃厚スープ、淡路島の太刀魚、鰆、鯛など新鮮な魚介の刺身串6本、生ウニの板「逆さウニ」、白ご飯、小鉢(小)となります。なお、当日の天候により生ウニが入荷できない場合がございます。その場合は、お刺身串8本の海鮮うにしゃぶ4400円から(税込)が用意されています。
これまで淡路島の特産品である「うに」で、お寿司以外のメニューがありませんでした。2015年に「うずの丘 大鳴門橋記念館」で「うにしゃぶ」を発売すると、絶大な支持を獲得して人気1位となりました。
人気の理由は、濃厚な生うにをベースにした黄金スープです。海鮮のお刺身串をうにスープにしゃぶしゃぶする斬新さです。生うに板で「うに×うに」を味わえる豪華さです。締めのうに雑炊の絶品さです。
メニュー
- 淡路島の生うにベースの黄金の濃厚スープ
- 淡路島の太刀魚、鰆、鯛など新鮮な魚介の刺身串6本
- 生ウニの板「逆さウニ」(6月~10月アカウニ、10月~5月ムラサキウニ)
※生ウニの入荷が無い場合、お刺身串8本の海鮮うにしゃぶ2700円(税抜)が用意されています。 - 白ご飯
- 小鉢(小)
詳細・基本情報
- 正式名称:うずの丘海鮮うにしゃぶ
- 提供場所:絶景レストラン うずの丘
- 提供価格:4400円~時価(税抜)
- 住所:〒656-0503 兵庫県南あわじ市福良丙936-3 うずの丘大鳴門橋記念館2F
- 電話:0799-52-2888
- 公式サイト:https://kinen.uzunokuni.com/
- 予約可否:予約不可
- 営業時間:10:00~15:00
- 定休日:火曜日(祝日、繁忙期は臨時営業)
- 座席数:188席(4人掛けテーブル席×45、2人掛けテーブル席×4)
- 喫煙・禁煙:完全禁煙
- 駐車場:無料(150台:大型車20台、普通車130台)
- アクセス:神戸淡路鳴門自動車道 淡路島南ICから車で約3分
淡路島うにしゃぶの食べ方
淡路島うにしゃぶの食べ方は、淡路島の生うにをしゃぶしゃぶだけで終わらず、様々な食べ方を駆使して、とことんまで味わい尽くすメニューとなっています。
淡路島の生うにベースの黄金の濃厚スープを味わいます。海鮮の刺身串をうにしゃぶで味わいます。生ウニの板を味わいます。うに雑炊を味わいます。全部で4つの食べ方を堪能します。
淡路島の生うにベースの黄金の濃厚スープを味わう
まずは、淡路島の生うにベースの黄金の濃厚スープを味わいます。濃厚スープは、和風ダシをベースに、練りウニを下地に使い煮立てられています。その上に、淡路島の生うにをペースト状にして混ぜ込んでいます。
さらに、豆乳を入れることで、まろやかさやとろみを生み出した手間隙をかけた一品となっています。一口飲むとウニの風味と香りにまろやかととろみが出て大変美味しいです。クセになりそうな味ですが、メインのしゃぶしゃぶのために残しておきましょう。
なお、ウニのスープは、時間の経過と共に煮詰まり、濃厚になり、どんどんウニのコクがにじみ出てきます。あっさりした味から濃厚な味へと味変が楽しめます。
新鮮な刺身串を2パターンでしゃぶしゃぶ
淡路島の太刀魚(タチウオ)、鰆(サワラ)、鯛(タイ)など名産の刺身串を、淡路島の生うにベースの黄金の濃厚スープにつけてしゃぶしゃぶします。刺身串で出される魚は、地産地消にこだわった淡路島の名産です。
しゃぶしゃぶは、さっと潜らせれば新鮮な刺身の食感を楽しめます。生うにのスープがあっさりと、ほのかな風味を添えてくれます。じっくりと温めると身がホクホクしてきます。ダシは染み渡って魚のふっくらした味わいと生うにの濃厚さを楽しめます。
生ウニの板は「ウニonウニ」など3パターンで味わう
生ウニの板は、ミョウバンなどの保存料を一切使用せずに、仕入れたらその日に提供されています。新鮮で臭みが一切無く、ウニ本来の味を楽しむことが出来ます。生ウニの板の楽しみ方として3つの方法があります。
まずは、淡路島の生うにベースの黄金の濃厚スープにしゃぶしゃぶしていただきます。黄金のウニを黄金のウニスープにインする「ウニonウニ」は贅沢そのものです。口の中に入れると、ウニのまろやかさが口いっぱいに広がります。濃厚さと共に甘みと香り、コクが押し寄せます。これぞウニしゃぶです。
生ウニをご飯にのせます。淡路島の藻塩や醤油を少しつけます。これだけで、極上生うにめしの完成です。濃厚なウニの味との磯の香りを堪能できます。
最後は、鍋の締めとして定番の雑炊です。うにスープにご飯と薬味を投入すると「絶品うに雑炊」の完成です。ここに最後の生ウニの板を全部投入します。
ウニ雑炊で黄金にコーティングされたお米を味わう
うに雑炊まで辿り着く頃には、スープでのウニの濃度が格段に増しています。ご飯と絡まると、お米の一粒一粒までウニが黄金色にコーティングしていきます。濃厚なウニ雑炊から立ち上る香りが、より一層食欲をそそります。思わず唾液を飲み込んでしまいそうです。
ウニ雑炊は、磯の香りが鼻を通り、ウニの濃厚さ舌で味わい、お米の甘さを噛み締めながら、味覚と嗅覚が研ぎ澄まされます。「旨い」を五感で味わうという言葉がピッタリです。絶妙なバランスといえるでしょう。
最後の最後にウニ雑炊が煮えたぎると、鍋の周りにウニスープのおこげができ始めます。焼きウニのようでウニの旨みが凝縮されています。これで、ウニ尽くしのメニューの完食といえるでしょう。淡路島の旬を贅沢に堪能したことを実感できます。
淡路島のウニ
淡路島のウニは、プランクトンやミネラルが豊富な鳴門海峡で育てられて、逆さウニで提供される見た目も味も申し分ない品質です。6月から10月までは、幻のウニといわれる赤ウニが登場します。
鳴門海峡はプランクトンやミネラルが豊富
淡路島の生ウニは、絶品として有名です。淡路島は太平洋から瀬戸内海に向かう玄関口となっており、明石海峡も鳴門海峡も潮の流れが速いです。特に、鳴門海峡は、世界三大潮流に数えられるほど流れが急です。
その結果、鳴門海峡の近海は、プランクトンやミネラルが豊富な漁場となっています。栄養豊富な海藻などをエサにして育つ淡路島のウニは、絶品と地元の漁師さんも太鼓判を押すほどです。ウニは、現在でも素もぐり漁で獲られています。
逆さウニで見た目も味も申し分ない品質
淡路島の生ウニの板は、腹側を見せて盛付されて通称「逆さウニ」といわれます。腹側の身は、崩れやすく鮮度が無いとできない盛り方です。また、塩水で洗うだけなのでウニ本来の味を感じられます。漁から盛付まで、全て手作業でするので見た目も味も申し分ない品質です。
幻のウニといわれる赤ウニ
日本近海で獲れるウニの種類は100種を超えます。食用としては、ムラサキウニが主流です。次に北海道のバフンウニが有名です。その中で、最高級といわれているのが赤ウニです。西日本でしか手に入らず、漁獲量が少ないことから珍重されています。東日本では「幻のウニ」とも呼ばれています。絶景レストラン うずの丘では、6月から10月までは赤ウニ、10月から5月まではムラサキウニを使用しています。赤ウニは「大粒で濃厚な味」、ムラサキウニは「小粒でしっかりした味」を楽しめます。
最高級の赤うにが登場
2018年は、6月27日(水)から最高級品種といわれる赤うにメニューの販売がスタートします。赤うには、トゲがもろくて傷みやすいために漁が難しく、淡路島でも大変希少で人気があります。東日本では「幻のウニ」ともいわれる赤うには、摘まんで舌に乗せると、口溶けするような食感を楽しめます。磯の香りが強く、大粒の濃厚な味に、優しい甘みが口に広がります。赤うには10月末頃まで提供される予定です。なお、赤うには、淡路島の南あわじ市にある福良漁港と洲本市にある由良漁港から仕入れています。
淡路島うにしゃぶの完成まで
淡路島のウニを使った名物メニューの試行錯誤
淡路島の「うずの丘 大鳴門橋記念館」では、2013年の夏から淡路島のウニを広める名物メニューの開発に取り組みました。生うにの板やウニ鍋では、パンチがありませんでした。試行錯誤を重ねて「うにしゃぶ」に辿り着きました。
ウニスープの開発に取り組みました。生ウニのスープは磯の香りが強すぎました。ウニのコクや甘さを出すために、材料の配合や火の入れ具合などを変えて試作を繰り返しました。試食を繰り返して、ウニスープは完成しました。
メディアで取り上げられて1番人気メニューに
2013年冬から絶景レストランで「うにしゃぶ」の提供を開始しました。当初は、売れ行きがあまり芳しくありませんでした。しかし、2014年春からテレビや雑誌などのメディアに取り上げられる回数が増加しました。その結果、「うにしゃぶ」を目当てに訪れる人が増えました。
現在では、週末になると大変盛況です。待ち時間が当たり前の状況となっています。2階から1階まで行列ができることもあります。うにしゃぶは、1番人気のメニューとなっています。