あわじ花山水は、淡路島のあじさい園です。約70種類4000株のアジサイが咲きます。淡路島の秘境とされる洲本市竹原地区で地元出身の水田さんが日本の昔懐かしい原風景を創り上げています。
淡路島の別天地といわれる山奥に、源流の郷としてアジサイ(紫陽花)園が広がります。アナベル、ブライダルブーケ、テマリ、カシワバ、十二単など手塩にかけたアジサイのコレクションが開花します。
田植えを終えた田んぼ、川から水を汲み上げる水車、お堀にはメダカが泳ぎます。小鳥のさえずりと小川のせせらぎが聞こえ、まさに日本の桃源郷といえそうな場所です。癒しの空間です。
あわじ花山水の開園期間は、2023年5月29日(月)から7月初旬までとなります。今年は例年よりも早めに見ごろを迎えます。見頃のピークは6月中旬から下旬と予想されています。
なお、淡路島で「あじさい」のおすすめスポットは「淡路島あじさい 名所おすすめ4選 梅雨の人気スポット」の記事をご参照ください。
あわじ花山水の詳細・基本情報
- 期間:2023年5月29日(月)~7月初旬
- 住所:〒656-0031 兵庫県洲本市千草戊60
- 電話:0799-22-7300
- 公式ホームページ:http://www.awajihanasansui.com/
- 時間:9:00~18:00(入園17:00)
- 定休日:無休
- 入園料金:500円(中学生以上)
- 駐車場:約30台(無料)
- アクセス:神戸淡路鳴門自動車道 洲本ICもしくは淡路島中央SICから車で約20分
あわじ花山水の内容
あわじ花山水では、約70種類4000株ものアジサイが咲き誇ります。淡路島の秘境、淡路島の別天地といわれる山の奥にあります。日本の昔懐かしい原風景が広がる「紫陽花の園」となります。
田植えを終えた田んぼがあり、畔には水車が廻り、小川にはメダカやアメンボが泳いでいます。小鳥のさえずりと小川のせせらぎを聞きながら、澄んだ空気と清らかな水を感じることができます。
日常生活をリフレッシュさせて、心身ともに癒されます。澄み切った空気を吸いながら、開放感に満ち満ちた淡路島の大自然を楽しむことができます。まさに日本の桃源郷といえそうな景観です。
開園期間は、2023年は5月29日(月)から7月初旬までとなります。今年は例年よりも早めに見ごろを迎えます。見頃のピークは6月中旬から下旬と予想されています。
山間にありますが、自宅と田んぼに囲まれて、川の周辺にあり、平坦な土地にあります。階段が殆どなく、ほぼバリアフリーです。ベビーカーの方、車いすの方も移動はスムーズです。
ファミリーやカップルの自然体験、シニア世代の癒し体験におすすめのアジサイ園です。
なお、あわじ花山水は、あわじ花へんろ第44番「花の札所」となっています。あわじ花へんろとは、一般財団法人「淡路島くにうみ協会」が指定する淡路島の花の名所です。
6月中旬から6月下旬まで見頃のピークを迎えます。5月下旬から9月上旬までスイレンやハスが見頃となります。春には山間に一面のヤマザクラとモモが咲きます。秋はコスモスと紅葉が咲きます。
淡路島で花と緑あふれる公園島淡路を目指した「花の名所づくり」の一環となります。「花の名所づくり」は、花の島の魅力を体験してもらえる代表的な名所・景勝地・観光施設を紹介しています。
2023年に花や緑を生かしたまちづくり活動を表彰する「第32回全国花のまちづくりコンクール」で、最優秀「農林水産大臣賞」を受賞しました。花のまちづくりのリーダーとして表彰されました。
観光農園として地元に観光客を呼び込む活動と住民と島外の大学生の交流場所にする活動が評価されました。山間の集落の田んぼが美しい観光農園とに変貌を遂げて四季折々に人々を楽しませてくれます。
なお、あわじ花山水が位置する竹原地区は山間ですが、携帯電話・スマホは電波が入ります。
駐車場からアジサイ園まで
あじさい園は、駐車場からすぐの場所に木で作られた入場門があります。入口の左側に受付があります。入場料は、大人(中学生以上)500円となります。施設の維持管理に使用されます。
ペットの同伴はできません。受付の手前に簡易のトイレがあります。受付の奥に休憩所があります。
入口からあじさい園までは、左右を田んぼに挟まれた一本の遊歩道を歩きます。少し小高くなっており、あじさい園を一望できます。田んぼの畦を歩くルートもあります。
遊歩道の両サイドに大きなアジサイが並んで咲いています。田んぼのあぜ道にまでアジサイが伸びています。田んぼを見るとカエルやオタマジャクシ、タニシがいます。
6月に入ると田植えを終えた田んぼの稲の苗が生えそろいます。遊歩道の両サイドを芝生に見えるように演出しているそうです。色鮮やかなアジサイと緑の苗が美しいコントラストを描きます。
あじさい園の遊歩道(メインストリート)の突き当たりがアジサイ園となります。アジサイ園には細い通路を歩きながら紫陽花を観賞できるようになっています。
正面の建物はオープンカフェとなっています。正面の建物を挟んで、奥が原木シイタケを栽培するビニルハウス、左がアジサイエリア、右が休憩所と遊具などとなります。
2021年に水田を造成して堀にしています。オタマジャクシなどが生息しています。周囲は遊歩道です。アジサイが池を囲うように咲いています。ベンチやテーブル・イスが設置されています。
紫陽花70種4500株
あわじ花山水のオープンカフェの左にあるアジサイエリアは、多種多様なアジサイと、通路沿いにお堀にスイレンとハスが咲きます。奥の堀には錦鯉が泳いでいます。獅子おどしまで演出しています。
アジサイエリアの入口には、鹿の木彫りや猪の木彫りが飾られています。あわじ花山水の看板とベンチがあります。枯れ木を使用して手作り感のぬくもりが伝わる作品(モニュメント)となります。
こちらが記念撮影スポットとなります。美しい紫陽花を背景にインスタ映え写真が撮れそうです。
記念撮影スポットの奥には、約70種類4500株ものアジサイが咲いています。お堀周辺の見どころとなります。大きい花、小さい花、額咲き、手まり咲きと咲き方で楽しませてくれます。
赤に青、紫にピンク、白に水色とカラフルで多彩な色で楽しませてくれます。通路の折り返し地点に水車があります。発電して電気が点灯する仕様となっています。
主な品種
あわじ花山水には、約70種類4500株のアジサイが所狭しと咲きます。「七段花」や「くれない」、「富士の滝」などの早咲きのヤマアジサイから咲き始めます。
カシワバアジサイで珍しい「カシワバハーモニー」、花房が大きく重い「ヒメアジサイ」などが続きます。どれも大変見ごたえのある「あじさい」ばかりです。
ピンク色の「ブライダルブーケ」や白色の「アナベル」といった西洋アジサイなどは咲く頃には園内がアジサイで満開となります。
この他、「ロイヤルホワイト」、「オタフク」、「テマリ」、「城ケ崎」、「ユーミーツギャザー」、「十二単」などオーナーが手塩にかけて育てたコレクションが花開きます。
ハスと睡蓮
お堀には、スイレン(睡蓮)とハス(蓮)が咲いてます。スイレンとハスは見分けが付かないくらい似ていますが、一般的にスイレンは葉に切り込み、ハスは切り込みがないことが違いとなります。
この他にも、スイレンは班入りの葉や赤色の葉がありますが、ハスは緑色の葉のみです。ハスの葉は防水加工のように水をはじき、浮き葉と呼ばれる葉もあります。
スイレンやハスの花の最盛期は、6月下旬から7月上旬までです。お堀には、田舎の田園風景に映えるメダカやアメンボ、タニシや糸トンボがいます。害虫を駆除するといわれるイモリ(井守)もいます。
アジサイ、スイレン、ハス以外にも、最近流行のタチアオイ(コケコッコ花)も咲いています。
あわじ花山水のオープンカフェの右には、休憩所があります。すべて手作りです。大きな木を巨大なトトロ風のモニュメントとしています。大きなネットを猫バス風のモニュメントとしています。
子供が遊べる手作りのブランコとゾウのすべり台もあります。木の机と木のイスと高い天井で開放感があります。川からダム湖の付け根となる湖畔で涼しむことができます。
あわじ花山水のオープンカフェの奥には、原木シイタケを栽培するビニルハウスがあります。原木シイタケを販売しています。シーズンには収穫して食べられます。昔の農機具なども飾られています。
オープンカフェ
オープンカフェは年々整備されており、コーヒーやアイスクリーム、淡路島のフレッシュジュースに加えて、ピザ窯が用意されて、淡路島のピザも販売されています。価格は500円~700円程度です。
アジサイ苗などを販売するコーナーもあります。あわじ花山水で、これだけ多種多様で立派なアジサイを見学すると、様々な種類のアジサイを自分で育ててみたい気分になりますね。
カフェ周辺のアジサイの見どころは、何といってもカフェの右側の通路に見える、純白の大輪を咲かせるアナベルです。20センチから30センチに到達しそうな大きさとなります。
歴史
あわじ花山水は、淡路島洲本市出身のオーナーの水田さんが13年前に、過疎化が進む里山の集落に賑わいを呼び込もうと、自宅周辺の田んぼを観光農園としてアジサイ園に整備したことが始まりです。
毎年、徐々にアジサイの苗を植えながら増やしていました。現在、約70種類4000本を栽培するまでになりました。植栽されたアジサイは多品種となり、順次見頃を迎えていきます。
アジサイは、翌年に花が咲かせるために、見頃時期が終了するとアジサイの花を全部カットします。膨大な作業量が発生しますが、水田さんがご家族と一緒に紫陽花の園の管理維持に務めています。
毎年6月下旬の10時から16時まで、野点(お菓子付き500円)の開催、14時からオカリナの演奏が行われていましたが、今年は未定となっています。
通年で、バーベキューとピザ釜を開催しています。事前予約で本格的なBBQとピザを楽しめます。2020年7月12日(日)から、新しくオートキャンプ場がオープンとなります。
あわじ花山水のアクセス
あわじ花山水のアクセスは、淡路島の洲本市の山間にあるために移動手段は自動車のみです。高速道路の最寄りのインターチェンジは、洲本インターチェンジもしくは淡路島中央スマートインターチェンジです。
カーナビを利用する場合は住所番地を入力します。スマホ利用の場合はスマホナビで入力します。
洲本インターチェンジもしくは淡路島中央スマートインターチェンジからは約20分で到着します。道幅の広い道路として、洲本市中心部から抜けるルートがあります。
まず、イオン洲本店とエディオン洲本店の間にある栄町2丁目東交差点を目指します。右折して堀端筋商店街を抜けます。真っ直ぐ曲田山を越えます。山を下った1つ目の信号を左折します。
県道481号線を進みます。一本道となります。徐々に幅員減少・幅員狭小となっていきます。県道から市道に入るとさらに道幅が狭くなります。「あわじ花山水」の看板が見られるようになります。
山裾をさらに奥に進むと山道に入ります。普通車1台程度が通れるほどの車幅となってしまいます。路面状況も良くありません。低速で十分に気をつけながらゆっくり走る必要があります。
険しく厳しい山道を越えると視界が開けます。進んでいくと民家があります。ようやくあじさい園の駐車場に到着します。洲本市中心部から約10分ほどで到着しますが、運転には十分注意が必要となります。
あわじ花山水の駐車場
あわじ花山水の駐車場は、あわじ花山水の入口周辺の道路の左と右にあります。左側の駐車場は軽自動車を中心に4台から5台程度、右側の駐車場は坂道を下って10数台程度の駐車が可能です。
2021年から水田を造成して駐車場が拡張されました。右側の駐車場が約20台程度の駐車が可能です。手前と奥に臨時駐車場もあります。人気から徐々にスペースが拡張されています。