武本友和嘉・鶴澤友勇義太夫公演 淡路人形座 忠臣蔵の早野勘平

淡路人形座の9月公演で、注目は「第5回阿波路会 竹本友和嘉・鶴澤友勇義太夫公演」です。演目は素浄瑠璃による「仮名手本忠臣蔵 早野勘平腹切の段」です。忠臣蔵の殿中での刃傷事件の後の早野勘平にまつわる物語です。竹本友和嘉・鶴澤友勇義太夫公演は、淡路人形座で9月8日(土)に上演されます。7月8日(日)から前売り券を販売しています。

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竹本友和嘉・鶴澤友勇義太夫公演の基本情報

  • 開催日時:9月8日(土)17:30開場、18:00開演
  • 開催場所:淡路人形座
  • 開催住所:〒656-0501 南あわじ市福良甲1528-1地先
  • 電話番号:0799-52-0260
  • 入場料金:大人1500円、学生無料、未就学児入場不可
  • 駐車場:無料(道の駅福良駐車場 普通車100台)
  • アクセス:神戸淡路鳴門道西淡三原IC、淡路島南ICから車で約15分

竹本友和嘉・鶴澤友勇義太夫公演のチケット購入方法

竹本友和嘉・鶴澤友勇義太夫公演のチケット購入方法は、電話予約となります。前売り券は1000円です。

  • 販売開始:7月8日(日)~
  • 前売り券:大人1000円、学生無料、未就学児入場不可
  • 電話予約:0799-52-0260

竹本友和嘉・鶴澤友勇義太夫公演の内容

忠臣蔵で早野勘平の腹切のあらすじ

早野勘平(はやのかんぺい)は、過去の失敗によりお軽と一緒に田舎で暮らしていました。元々は、塩冶判官(えんやはんがん)に使える忠義心を持った家来でした。殿中で高師直(こうのもろのう)を斬り付けるという刃傷事件の起こった日は、お軽と逢い引をしていたのでした。勘平は自身を恥じて自害しようしたところ、お軽に「死んでも誰のためにならない」と説得されました。お軽の故郷の田舎に身を寄せることにしました。

勘平は、猟師として生計を立てていました。今日も火縄銃を手に狩りをしていると、何かを仕留めた手応えがありました。暗闇の中を獲物に近づいて手探りで様子を確かめました。勘平が猪と思っていた獲物は、触れてみると人間でした。勘平は名も知らぬ人を殺めたと焦ります。助けるための薬はないかと慌てて懐を探りました。薬でなく五十両という大金を見つけてしまいました。

勘平は、先だって千崎弥五郎(せんざきやごろう)と原郷右衛門(はらごうえもん)に会ったときに、亡き主君の無念を晴らすための仇討ちの計画があることを知らされていました。仇討ちの一味に加わるには大金が必要ということも告げられていました。勘平は、大金さえあれば主君の敵討ちに参加できると思いました。罪悪感はありましたが、大金を持ち帰り弥五郎の元に大金を届けにいきました。

勘平が家に帰ると祇園町の廓の女主人がいました。お軽を迎えに来たと話します。義父の与市兵衛が、勘平が武士に戻るためのお金を工面するために奔走していました。しかし、当てもなく家も貧しく止むを得ず、娘のお軽を祇園町に売って大金を工面することにしたのでした。

義母のおかやは、与市兵衛は昨日に娘を売った大金を受け取りに出たまま帰って来ないと言います。女主人が与市兵衛に渡した財布の柄は、昨日奪った財布と同じでした。自分が誤って仕留めたのは大金を懐に入れた義父だったのです。自分を武士に戻そうとしてくれる義父を殺したのです。勘平は苦悶します。お軽との別れの時間です。結局、言葉もかけてやることができず、お軽はカゴに乗せられ祇園町へ売られていきました。

猟師仲間が義父の与市兵衛の亡骸を運んできました。義母のおかやは、夫と娘を同時に失ったことを嘆き悲しみます。一方で、勘平の様子や縞柄の財布を見て、勘平が夫を殺したのではないかと疑念を抱きます。勘平に問い質すと何も答えません。おかやは勘平を激しく責め立てました。

丁度そこに、弥五郎と郷右衛門が勘平を訪ねてやってきました。昨夜、勘平から受け取った大金を討入の首謀者である大星由良助(おおぼしゆらのすけ)に渡したところ、不忠の勘平からの大金は受け取れないと差し戻されたので返しにきたと言います。大金の話を聞いたおかやは「勘平は義父を殺して大金を手に入れた」と二人に訴えます。一同そろって一斉に勘平を非難し始めました。

とうとう勘平は、昨日に起こった一連の出来事を語ります。義父を殺した自責の念と仇討ちに加われない自身を嘆き、その場で腹を切ります。弥五郎が与市兵衛の亡骸を検証すると、死因は鉄砲傷でなく刀傷でした。郷右衛門は、道中に撃たれて死んでいた斧定九郎(おのさだくろう)の死骸を思い出しました。

定九郎は、義父を切り殺して金を奪ったのでした。勘平は、図らずも義父の敵を討っていたのです。汚名は晴れました。ただ、勘平の最期の時が近づきます。郷右衛門は勘平を連判状に加えて、血判を押させました。勘平は、亡き主君の仇討に魂だけでも加わることができると安堵しながら息を引き取りました。

竹本友和嘉さんのプロフィール

太夫。豊澤町子(母)に師事。1976年に14歳で初舞台を踏む。1997年に鶴澤友路師匠(人間国宝)より竹本友和嘉を拝命。友和嘉会を発足。2007年に東京国立劇場の「阿波の芸能」人形浄瑠璃公演。2013年には東京・国立演芸場での女流義太夫演奏会に出演するほか、数多くの海外公演にも参加している。昨年、鶴澤友勇とともに阿波十郎兵衛屋敷、淡路人形座において第一回阿波路会公演を開催した。2002年に人形浄瑠璃因協会奨励賞を受賞。2009年には人形浄瑠璃因協会女子部門奨励賞を受賞。

鶴澤友勇さんのプロフィール

三味線。1978年に鶴澤友路師匠(人間国宝)に入門。1985年に鶴澤友勇を拝命。1990年より人形浄瑠璃因協会主催女義太夫公演に年2階出演するほか、数多くの海外公演にも参加。また、国立劇場、京都造形大学「春秋座」などへの出演、阿波路会の開催、小中学校対象の「義太夫節三味線のワークショップ」や、南あわじ市三原中学校郷土芸能部の太夫、三味線の指導など、幅広く活躍している。2000年に人形浄瑠璃因協会奨励賞を受賞。2013年には第33回伝統文化ポーラ賞を受賞。

竹本友和嘉・鶴澤友勇義太夫公演のアクセス

武本友和嘉・鶴澤友勇義太夫公演を上演する淡路人形座へのアクセスは、自動車もしくは高速バスとなります。

自動車の場合

自動車の場合、神戸方面からお越しの場合と徳島方面からお越しの場合で、最寄りとなる高速道路のインターチェンジが異なります。

  • 住所:〒656-0501 兵庫県南あわじ市福良港うずしおドームなないろ館
  • 電話:0799-52-0054

神戸方面から

神戸方面からお越しの場合、神戸淡路鳴門自動車道の西淡三原インターチェンジから下ります。約15分で淡路人形座に到着します。

淡路人形座は、道の駅福良にある駐車場の他にもたくさんの駐車場があります。全て無料です。道の駅福良の係員が案内してくれます。

徳島方面から

徳島方面からお越しの場合、神戸淡路鳴門自動車道の淡路島南インターチェンジから下ります。約15分で淡路人形座に到着します。

淡路人形座は、道の駅福良にある駐車場の他にもたくさんの駐車場があります。全て無料です。道の駅福良の係員が案内してくれます。

高速バスの場合

高速バスの場合、JR三宮駅もしくはJR舞子駅の最寄りとなる高速バス乗り場から発車しています。福良バスターミナルで降車します。福良バスターミナルから淡路人形座までは徒歩約3分で到着します。

淡路交通バス

  • 三ノ宮駅ー福良(所要時間90分、乗車料金2250円)
  • 高速舞子駅ー福良(所要時間75分、乗車料金1950円)

竹本友和嘉・鶴澤友勇義太夫公演の劇場

武本友和嘉・鶴澤友勇義太夫公演を上演する淡路人形座は、淡路島南あわじ市の道の駅福良にあります。500年の歴史を誇る淡路島の伝統芸能である淡路人形浄瑠璃を上演する専用劇場です。

1964年に吉田傳次郎座の道具類を引き継いで興業を始めました。国内公演や海外公演をはじめ、人形浄瑠璃の後継者の指導、全国の人形芝居保存会への協力など、人形浄瑠璃の普及や発展のための活動も行なっています。

淡路人形座 淡路島で人形浄瑠璃の劇場
淡路人形座は、兵庫県の淡路島南あわじ市の道の駅福良にあります。500年の歴史を誇る淡路島の伝統芸能である淡路人形浄瑠璃を公演する専用の劇場です。淡路人形座は、1964年に吉田傳次郎座の道具類を引き継いで興業を始めました。現在、常設館として1...

淡路人形浄瑠璃は、500年の歴史を誇る淡路島の伝統芸能です。3人遣いの人形、義太夫、太棹三味線で演じられる人形芝居のことです。江戸時代の文化の華ともてはやされ、悲しいまでに人情の機微を謳い、哀歓の人間模様を描く様は、世界で最も人形劇を舞台芸術として発展させたと言っても過言ではありません。

淡路人形を自由自在に操るには何年もの修行が必要とされ、足七年、左手七年、頭と右手は一生といわれるほどです。古典芸能を継承するために何世代もの人々の創意工夫が重ねられ、受け継がれた舞台芸術の粋といえるでしょう。

9月公演の内容

上演時間

  • 定時公演:10:00~、11:10~、13:30~、15:00~

入場料金

  • 阿波(「戎舞」「人形解説」「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」)
    大人1500円、中学生1300円、小学生1000円、幼児300円
  • 戎舞(「人形解説」「戎舞」)
    大人1000円、中学生800円、小学生600円、幼児200円

上演日程

  • 1日(土) 阿波
  • 2日(日) 阿波
  • 3日(月) 阿波
  • 4日(火) 阿波
  • 5日(水) 休館
  • 6日(木) 阿波
  • 7日(金) 阿波
  • 8日(土) 阿波
  • 9日(日) 阿波
  • 10日(月) 阿波
  • 11日(火) 阿波
  • 12日(水) 休館
  • 13日(木) 阿波
  • 14日(金) 阿波
  • 15日(土) 阿波
  • 16日(日) 阿波
  • 17日(月) 10:00阿波、11:10阿波、13:30戎舞、15:00阿波
  • 18日(火) 阿波
  • 19日(水) 休館
  • 20日(木) 10:00戎舞、11:10戎舞、13:30阿波、15:00阿波
  • 21日(金) 阿波
  • 22日(土) 阿波
  • 23日(日) 阿波
  • 24日(月) 阿波
  • 25日(火) 阿波
  • 26日(水) 休館
  • 27日(木) 阿波
  • 28日(金) 阿波
  • 29日(土) 阿波
  • 30日(日) 阿波

演目 戎舞

戎さまが、釣竿をかついで淡路人形座へやってきました。庄屋さんはお神酒を出します。盃を飲み干した戎さまは、自分の生まれや福の神であることを話しながら舞い始めます。

海の幸、山の幸を前に、みんなの願いをかなえようと、お神酒を飲み、幸せを運んできます。酔った戎さまは、船に乗り、沖に出て、大きな鯛を釣り、メデタシ、メデタシと舞い納めるのでした。

太鼓のリズムに合わせ、戎さまが楽しく舞うこの神事には、おおらかな心を持ち、えびす顔でプラス思考に生きるという幸せの原点がこめられています。

演目 傾城阿波の鳴門 順礼歌の段

十郎兵衛・お弓の夫婦は、徳島の玉木家の家宝国次の刀を探すため、大阪の玉造に住み、十郎兵衛は名前も銀十郎と変え盗賊の仲間に入っていました。お弓が留守番をしているところに手紙が届きました。

十郎兵衛らの悪事が露見し、追っ手がかかったので、早く立ち退くようにとの知らせでした。お弓は夫の無事と刀の発見を祈って神仏に願をかけているところに、順礼の娘が訪れます。

国許に残してきた自分の娘と同じ年頃なので、話を聞いてみると両親を探して徳島からはるばる旅をしてきたという身の上を語ります。両親の名前を聞いてみると間違いなく自分の娘であることがわかりました。

今すぐに抱きしめ母と名乗りたい思いを抑え、盗賊の罪が娘に及ぶことを恐れて、国へ帰るように諭します。そしてこのままここにおいて欲しいと頼むおつるを、お弓は泣く泣く追い返します。

おつるの歌う順礼歌が遠のくと、お弓はこらえきれずに泣き崩れるのでした。しかし、このまま別れてはもう会えないと思い直し、急いでおつるの後を追います。

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