松帆銅鐸ブロンズ展 滝川記念美術館玉青館 淡路島南あわじ市(2/3~4/1)

淡路島南あわじ市の滝川記念美術館玉青館で、2月3日(土)から「淡路島のぶろんず展」が開催されています。2015年4月に南あわじ市松帆地区で発見された約2200年前の弥生時代の松帆銅鐸をはじめ、銅剣、銅鏡、貨泉など淡路島で発見された青銅器(ブロンズ製)の文化財約70点を展示しています。松帆銅鐸は、7点のうち最も古い菱環鈕(りょうかんちゅう)式の1点と銅鐸につるして音を鳴らすための棒とされる舌(ぜつ)の4点の実物を展示しています。南あわじ市賀集の嫁ケ渕遺跡から出土した青銅付木製品、南あわじ市榎列の幡多遺跡から出土した銅戈(どうか)、1965年に南あわじ市松帆で14本発見された古津路銅剣のレプリカなども展示しています。

鋳造復元した松帆銅鐸、古津路銅剣は実際に触れて体験することができます。2月25日(日)14時から、3月11日(日)14時からは南あわじ市埋蔵文化財調査事務所の定松佳重さんを講師に招いて「ギャラリートーク」が開催されます。解説パネルでは説明しきれない内容も実物を見ながら解説してくれます。3月25日(日)10時から、13時30分からの2回に分けて多目的室で「ミニチュア松帆銅鐸、古津路銅剣づくりワークショップ」が開催されます。弥生時代と同じ方法で松帆銅鐸や古津路銅剣のミニチュア作りを体験できます。「淡路島のぶろんず展」に来館された方全員に、3月4日に南あわじ市の淡路ファームパーク イングランドの丘と、美菜恋来屋(みなこいこいや)で開催される「淡路古代フェスティバル」で使用できるクーポン券が無料でプレゼントされます。「淡路島のぶろんず展」は4月1日(日)までとなっております。

淡路島のぶろんず(ブロンズ)展の詳細情報

  • 開催場所:南あわじ市滝川記念美術館玉青館
  • 開催期間:2月3日(土)~4月1日(日)
  • 開館時間:9:00~17:00(最終受付16:30)
  • 所在住所:656-0314 南あわじ市松帆西路1137-1
  • 電話番号:0799-36-2314
  • 休館日:毎週月曜日(月曜祝日の場合翌日以降の平日)
  • HP:南あわじ市滝川記念美術館 玉青館
  • アクセス:神戸淡路鳴門道西淡三原ICから車で約5分
  • 駐車場:無料(約20台)
  • 観覧料:大人300円、大学生高校生200円、小学生中学生100円
  • 無料プレゼント:展示観覧者に淡路古代フェスティバルで使用できるクーポン券

ミニチュア松帆銅鐸、古津路銅剣づくりワークショップ

弥生時代と同じ方法で、松帆銅鐸や古津路銅剣のミニチュアを作ります。

  • 開催日時:3月25日(日)10:00~、13:30~
  • 開催場所:南あわじ市滝川記念美術館 玉青館 多目的室
  • 定員人数:各回20名(事前申込制)
  • 所要時間:1時間程度
  • 電話受付:0799-36-2314
  • 体験料金:松帆銅鐸1000円、古津路銅剣500円

松帆銅鐸のギャラリートーク

パネルでは説明しきれない内容も、実物を見ながらわかりやすく解説します。

  • 開催日時:2月25日(日)14:00~、3月11日(日)14:00~
  • 講師:定松佳重(南あわじ市埋蔵文化財調査事務所)
  • 開催場所:南あわじ市滝川記念美術館 玉青館 2階展示室

淡路島で弥生時代の銅鐸を発見

銅鐸とは、弥生時代に作られた釣鐘形の青銅器のベルのことで、農作物の五穀豊穣を願うお祭りの道具として使っていたとされています。南あわじ市松帆地区では、2015年4月に工事現場より採取された土砂から銅鐸7点が発見されました。最初に土砂を運搬中のブルドーザーから2点(1・2号)が発見されました。その後、南あわじ市教育委員会が資材置場などを調査して残り5点(3~7号)が発見されました。兵庫県松帆の7点は、島根県加茂岩倉の39点、滋賀県大岩山の24点、神戸市桜ケ丘の14点に次ぐ数となります。松帆地区で発見された銅鐸は、最も古い菱環鈕(りょうかんちゅう)式の1点をはじめ、他の6点も全て紀元前の弥生時代前期~中期(約2200年前)に作られたものとされています。

菱環鈕(りょうかんちゅう)式は、全国でも11点しか出土していない非常に貴重な銅鐸です。7点全てに音を鳴らすための棒である舌(ぜつ)が付いて発見されました。4点が2組の大きな銅鐸の中に小さな銅鐸が入っている状態で発見されました。つり手の一部にひもの一部が残っていることも発見されました。「銅鐸・舌・ひも」が同時に発見されたのは国内初となっています。なお、過去にも松帆地区、江戸時代初期に銅鐸が8点(慶野中の御堂銅鐸はそのうちの1点)、江戸時代末期に慶野銅鐸、1966年に古津路銅剣14本が発見されています。このことから松帆地区青銅器を埋める場所として特別な地域であったとされています。

淡路島牛乳の松帆銅鐸ミルクチョコ

今回の松帆銅鐸7点は2200~2300年前に作られたとみられる青銅祭器であり、その発見は「国宝級の資料」とされています。そのことから淡路島の歴史に改めて注目が集まっています。南あわじ市にある淡路島牛乳では「松帆銅鐸(まつほどうたく)ミルクチョコ」を2月1日に発売しました。高さ13センチ、幅8センチ、厚み最大3センチで重量約160グラムのズッシリした銅鐸の形状をしたミルクチョコです。実物の2分の1サイズにしています。銅鐸につるして音を鳴らす棒とされる舌(ぜつ)も、長さ約5センチのクッキーを埋め込んで再現しています。

チョコもクッキーも淡路島でブランドとなっている淡路島牛乳を使用しており、まろやかで食べやすい味に仕上がっています。なお、銅鐸の発見状況や歴史的価値などを記した松帆銅鐸カードも同梱されており、チョコを食べながら銅鐸を学んで、淡路島の古代ロマンに浸れるかもしれません。箱入り1個1000円(税別)で南あわじ市にある美菜恋来屋、道の駅うずしお、福良マルシェなどのお土産ショップや淡路島のホテルなどで販売しています。

南あわじ市の滝川記念美術館 玉青館

直原玉青(じきはらぎょくせい)さんの絵画をコレクションする現代南画の美術館です。南画とは、中国由来の南宗画の日本的解釈の江戸時代中期以降の画派とされています。文人画ともいわれています。直原玉青さんは、兵庫県淡路島で育ち、大阪美術学校を卒して、帝国美術展に初入選後、日展に16回入選していました。日本南画界の第一人者とされていました。社団法人日本南画院会長・理事長、現代南画協会理事長などを務めました。洲本市名誉市民であり、南あわじ市名誉市民でありました。2005年9月に101歳で亡くなりました。

南あわじ市滝川記念美術館 玉青館は、直原玉青さんの個人美術館です。1991年に開館しました。中国の故宮博物館を模した建物です。淡路島で育った直原玉青さんの代表作「禅の牧牛 うしかひ草」など名作を多数収蔵・展示しています。建物中央にある八角楼閣の天蓋に描かれた直径5メートルの「雲龍図」は見事です。企画や特別展は随時行われています。

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