淡路島 渦潮 うずしおクルーズ 鳴門海峡の春の大潮

世界一の渦潮と称される鳴門海峡で発生する鳴門の渦潮は、3月から5月までが旬となる「春の大潮」シーズンとなります。世界でも稀有な自然現象である世界一の渦潮ですが、年間を通じて最も渦が大きくなり迫力が増す時期が「春」といわれています。春は年間で最も海水温が高くなる時期で、海水が膨張して潮位が高くなります。その上、他の季節と比べて日本付近の気圧が低くなり、海水面が上昇して潮位が高くなります。そのために潮の干潮の差が一段と大きくなります。その結果、潮の流れが一段と速くなり、発生する「うずしお」も一段と大きくなります。さらに春のうちでも、月に2度、満月と新月の約3日間が「大潮」の時期に重なると、地球と太陽と月が一直線に並び、太陽と月の引力が重複することで海水面を引く張力がさらに強まり、ど迫力の渦潮が発生します。春の大潮の際に、うずしおクルーズに乗船すると、渦潮を「見る」というより「体感する」のほうが的を得ている表現かもしれないくらいの超ど迫力の渦潮を体験することになります。

「春の大潮」と呼ばれる期間は大迫力の自然現象が生じる確率が最も高くなり、「春の大潮」は「うずしおの旬」といわれています。この時期に、世界一のうずしお「鳴門の渦潮」の渦が満開となり一番の見頃になるのです。春の淡路島の観光の楽しみ方の一つとして、うずしおクルーズに乗船しての渦潮観潮は、「花見」ならぬ「渦見」といわれています。大型の観潮船うずしおクルーズは、鳴門海峡で発生する世界一の渦潮に間近まで接近して迫力満点で見られるクルージングを体験できることで人気があります。

渦潮の大きさが世界一

鳴門海峡で発生する渦潮が世界一となっている理由は、鳴門海峡が世界三大潮流の一つに数えられるほど潮の流れが急激であること、鳴門海峡がv字型で急激に深く落ち込んでいることに関係があります。

世界三大海峡の鳴門海峡

淡路島と四国の間にある鳴門海峡は、イタリア「メッシーナ海峡」、アメリカ「セイモア海峡」と並び、世界三大潮流と呼ばれています。潮の干満差が激しく流れが急で、まるで滝のように流れ込む勢いがあります。鳴門海峡で大潮の海流は最高時速は約20キロにもなり、世界で3番目の速さといわれています。太平洋と瀬戸内海から流れ込む激しい潮流が鳴門海峡でぶつかり合って発生するのが「鳴門の渦潮」です。 海流を唸りを上げながら巻き込む渦潮は、自然が織り成す奇跡の現象といえます。自然エネルギーがいかに巨大であるかということが窺えます。

鳴門海峡の独特の海底の地形

鳴門海峡は、幅が1.3キロですが淡路島側も四国側も岬のような地形になっており、海峡で急激に狭くなっています。このことから、潮の干満の高い側から低い革側へ流れ込む潮流が速くなりやすい傾向になります。さらに、鳴門海峡の一番深い深間は、90メートルに達する急激に落ち込んでいます。潮流は抵抗が少ない深間では速く流れ、抵抗が多い浅瀬では遅く流れます。鳴門海峡の独特の海底の地形と潮の干満による潮流により「渦潮」は発生します。

世界一の渦潮が発生

鳴門海峡の潮流の速さは世界で3番目といわれていますが、海峡の両サイドで岬が突き出ており、海峡の深間が90メートルもv字型で急激に落ち込んでいることから、潮流時速20キロ、最大直径30メートルにも達する大渦が生まれます。これが、鳴門海峡で発生する渦潮の大きさは世界一といわれる理由です。潮の干満によってできる渦は、春と秋の大潮の時に最大となります。満潮と干潮は一日2回ずつあります。鳴門海峡では、この満潮時と干潮時に渦潮が発生します。渦潮は満潮時と干潮時の前後1時間半くらいが見頃といわれています。

渦潮の発生メカニズム

鳴門海峡で渦潮が発生する理由は、太平洋から瀬戸内海に流入する2つの海流が合流する時間差と、満潮と干潮による海流が合流して生じる水位差、早い海流と遅い海流の速度差に関係があります。

海流が2方向に分離

太平洋から入った満潮の海流は、紀伊水道を通って淡路島に到達します。淡路島に到達した満潮の海流は、鳴門海峡を通り瀬戸内海へ入っていく南側コースと、大阪湾に向かい明石海峡を通り瀬戸内海へ入っていく北側コースの2方行に分かれて進みます。

鳴門海峡で生じる水位差

北側コースを通った満潮の海流がぐるっと周って鳴門海峡に到達する頃には、南側コースを通った満潮の海流が逆に干潮の海流となっています。鳴門海峡では、北側コースの満潮の海流と南側の干潮の海流が合流することになり、海水面に水位差が生じます。鳴門海峡の水位差は、大潮の時で約2メートルに達するといわれています。

速度差から渦潮が発生

鳴門海峡では、北側の満潮の海流から南側の干潮の海流へ激しい勢いで海水が流れ込みます。「南流」といわれています。鳴門海峡の中央部を流れる速い海流と、両側を遅い海流の接触する部分で生じる速度差から、海流同士が巻き込み合い「渦潮」が発生します。

満潮と干潮の時間差

満潮と干潮の周期は約6時間といわれています。6時間後には干満が入れ替わって、鳴門海峡の南側が満潮の海流となり、北側が干潮の海流となります。そして、海水面に水位差が生じます。南側から北側へ激しい勢いで海水の流れ込みます。「北流」といわれています。鳴門海峡の中央部を流れる速い海流と、両側を遅い海流の接触する部分で生じる速度差から、海流同士が巻き込み合い再び「渦潮」が発生します。

渦潮の魅力

世界一のうずしおである鳴門の渦潮の、大きな音を立てて海がうねる様子を間近で見ると迫力が満点です。鳴門の渦潮は、江戸時代には作家の井原西鶴や浮世絵師の歌川広重を驚愕させるなど、古来から名だたる人々の好奇心をかき立ててきた絶景といえます。潮が轟音を立てて、北側の播磨灘から南側の紀伊水道へ流れ落ちていきます。6時間後には、南側の紀伊水道から北側の播磨灘へ流れ落ちていきます。幅約1.3キロの鳴門海峡を挟んで満潮と干潮が入れ替わる不思議な現象が鳴門の渦潮を生む原動力となっています。春や秋の大潮の時で潮位の差は最大1・5メートル、潮の速さは時速20キロで、水深80メートルの海峡を通過します。そして、複雑な地形が、潮の緩急を生み、渦が生まれるのです。直径は約20メートルの渦潮は、壮大な自然のショーといえるでしょう。

渦潮の楽しみ方

渦潮の楽しみ方としては、淡路島で道の駅福良うずしおクルーズ(乗船料金2000円)に乗船して渦潮を見る、四国に上陸(高速料金片道680円)して徳島県のうずしお観潮船(乗船料金1800円)に乗船して渦潮を見る、四国に上陸(高速料金片道680円)して徳島県の大鳴門橋の根元にある渦の道(入園料金510円)を歩いて橋の上から渦潮を見るの3つの楽しみ方があります。うずしおクルーズは淡路島の道の駅福良から出港している観潮船です。うずしお観潮船は徳島県鳴門市から出港している観潮船です。渦の道は、徳島県鳴門市の大鳴門橋の袂から中央まで歩ける遊歩道施設です。

うずしおクルーズの魅力

道の駅福良うずしおクルーズの魅力は、500人も乗船できる大型観潮船で安定感抜群で鳴門海峡の渦潮の間近まで接近できるところと、冷暖房完備しているために四季折々の楽しみ方を提供できるところになります。なお、うずしおクルーズは、約1時間のクルージングとなっています。内訳は、鳴門海峡に到着するまでが20分、渦潮の見学が20分、福良港に到着するまでが20分となります。渦潮は自然現象です。潮流が速くなるほど大きい渦潮が発生します。逆に、時間帯によっては渦潮が全く発生せず見ることができません。あらかじめ、渦潮の見頃時間・うずしおクルーズの出港時刻を確認する必要があります。うずしおクルーズでは、出港の時刻表と渦潮の期待度を表で示してわかりやすくなっております。

大型観潮船で安定して渦潮に接近

うずしおクルーズは、500名まで乗船できる大型の観潮船です。安定感に優れて揺れが少ないため、お子様からお年寄りまで安心して利用できます。船体が安定しているために、渦潮の間近まで迫ることができます。渦潮が発生するスポットのすぐ近くを通過します。想像をはるかに凌ぐ大迫力の渦潮を体験することができます。春と秋の大潮時には、直径30メートルにもなる大渦が出現します。この世界一の大渦を観られるのは、世界で鳴門海峡だけとなります。オープンデッキに出ると潮騒の音、潮の香り、やわらかい海の風が体で感じることができます。1時間のクルージングは渦潮以外にも、五感で感じる様々な楽しみがあります。

冷暖房完備で四季折々の楽しみ方

観潮船は、冷暖房完備の客室がありオールシーズンを通してゆっくりと過ごせます。春と秋は大潮が発生して「うずしおの旬」といわれており、年間でも特に大きな渦潮が出現します。夏はオープンデッキで綺麗な海に囲まれて淡路島の自然を満喫できます。冬はたくさんのかわいいカモメたちが、大型の観潮船と一緒に並走してくれてカモメとふれあいながらクルージングが楽しめます。この他、日が早くなる時期に合わせて夕暮れに出港すると美しいサンセットを見ることもできます。

渦潮「春の大潮」の発生時期と見頃期間

渦開きで「春の大潮」がスタート

3月3日(土)に鳴門海峡にて、春の観光シーズンの幕開けを告げる「渦開き」が開催されました。徳島県鳴門市でオープニングセレモニーが行われました。午前11時半から、観光客と関係者の約80人を乗せた観潮船が、徳島県鳴門市を出港して、大鳴門橋の真下付近の鳴門の渦潮の絶景スポットに到着すると、「鳴門うずしお大使」と「クイーン淡路」が、渦の扉を開くという意味を込めて、長さ約1・5メートルの黄金色の鍵を海に投げ入れました。そして、世界一のうずしお「鳴門の渦潮」の世界遺産登録を目指す徳島県鳴門市と兵庫県南あわじ市などの関係者で観光客の来訪や航海の安全を祈願する神事が行われました。また、春の観光シーズンに入ったということで大型キャンペーンが開催されました。2月14日(水)から3月12日(月)までは、淡路島に住む全員を対象として、淡路島民全員うずしおクルーズ乗船無料キャンペーンを開催されていました。3月17日(土)から4月8日(日)までの春休み期間には、全世界の小学生以下の子供たちを対象として、うずしおクルーズに無料で招待するキャンペーンが開催されていました。さらに、キッズ向けイベントとして「淡路島ワンダーランド2018春」を開催されていました。渦潮の旬である春の大潮は3月から5月です。

春の大潮は新月と満月

潮の干満は、太陽や月の引力などによって引き起こされます。太陽と月の引力で生じる海面の昇降現象である潮汐(ちょうせき)が関係しています。引力が強くなると海面が強く引き上げて潮位が増します。その結果、潮の干満差が大きくなり、大きな渦が発生します。つまり、渦潮の大きさは潮位の高さに比例しています。春は年間で最も海水温が高くなる時期で、海水が膨張して潮位が高くなります。その上、他の季節と比べて日本付近の気圧が低くなり、海水面が上昇して潮位が高くなります。さらに春のうちでも、月に2度、満月と新月の約3日間が「大潮」の時期に重なると、地球と太陽と月が一直線に並び、太陽と月の引力が重複することで海水面を引く張力がさらに強まり、ど迫力の渦潮が発生します。春の大潮の際に、うずしおクルーズに乗船すると、渦潮を「見る」というより「体感する」のほうが的を得ている表現かもしれないくらいの超ど迫力の渦潮を体験することになります。

春の大潮の発生時期

  • 3月1日(木)~3月4日(日)
  • 3月16日(金)~3月18日(日)
  • 3月30日(金)~4月2日(月)
  • 4月14日(土)~4月17日(火)
  • 4月29日(日)~5月2日(水)
  • 5月14日(月)~5月16日(水)
  • 5月28日(月)~5月31日(木)

春の大潮の見頃期間

  • 3月1日(木)~3月7日(水)
  • 3月15日(木)~3月23日(金)
  • 3月29日(木)~4月5日(木)
  • 4月13日(金)~4月20日(金)
  • 4月26日(木)~5月4日(金)
  • 5月12日(土)~5月20日(日)
  • 5月25日(金)~6月2日(土)

※なお、出港時刻はうずしおの発生時刻に合わせるため日によって異なります。うずしおクルーズの出港時刻表でご確認ください。

うずしおクルーズの詳細情報

  • 住所:〒656-0501 兵庫県南あわじ市福良港うずしおドームなないろ館
  • 電話:0799-52-0054
  • 乗船料金:大人2000円、子供(小学生)1000円
  • HP:うずしおクルーズ
  • 駐車料金:無料(普通車100台)
  • アクセス:神戸淡路鳴門道洲本ICから車で約30分、陸の港西淡ICから車で約15分

うずしおクルーズ乗船の注意事項

  • 出航の30分前までに乗船手続きをお済ませください。
  • 天候の変化により急遽出航を中止する場合があります。
  • 機関点検のために出航船舶が変更となる場合がございます。
  • 小型のペットは同伴可能ですが乗船はケージ利用に限ります。
  • 臨時便は、常時運航しておりません。
  • 15名以上の団体は電話受付を行っています。
  • 電話:0799-52-0054(受付時間9:00~17:00年中無休)

うずしおクルーズのチケット販売窓口と乗船のりば

チケット販売窓口

道の駅福良の本館「うずしおドームなないろ館」の1階にあります。チケット販売窓口は乗船手続きで混み合う場合があります。平日は30分前までに、休日は40分~50分前までに、チケット窓口で乗船手続きをすることをおすすめします。

乗船のりば

道の駅福良 うずしおクルーズの乗船のりばは、道の駅福良の本館「うずしおドームなないろ館」の奥にあります。チケット販売窓口から入場して建物奥に進みます。うずしおクルーズが停泊しています。

うずしおクルーズの観潮船「咸臨丸」

淡路島の福良港から出港する「鳴門の渦潮」を間近で見られる500名まで乗船できる大型の遊覧船です。日本の船として初めて太平洋を横断した蒸気帆船「咸臨丸」をモデルに復元しました。鳴門の渦潮が生まれる鳴門海峡までの往復60分のクルージングとなります。世界三大潮流の一つで生まれる世界最大の「うずしお」を間近まで迫り体感することができます。冷暖房完備の客室があり、オープンデッキがあり、揺れも少なく快適です。車椅子の方でも乗船可能となっています。船内は食べ物の持ち込みも可能です。なお、うずしおクルーズの出港時刻は渦潮の発生時間に合わせるため日によって異なります。全長50mの船内には咸臨丸の船長「勝海舟」ゆかりの品々や、航海記を展示する資料館があり自由に見学することができます。

うずしおクルーズのアクセス

自動車の場合

道の駅福良うずしおクルーズには、本館「うずしおドームなないろ館」前の駐車場以外にもたくさん駐車場があり、全て無料となっています。まず、道の駅福良の本館前の駐車場に向かってください。係員が順番に駐車場を案内してくれます。

神戸方面から

神戸淡路鳴門道の西淡三原ICから約15分で道の駅福良うずしおクルーズに到着します。

  • 住所:〒656-0501 兵庫県南あわじ市福良港うずしおドームなないろ館
  • 電話:0799-52-0054

徳島方面から

神戸淡路鳴門道の淡路島南ICから約15分で道の駅福良うずしおクルーズに到着します。

  • 住所:〒656-0501 兵庫県南あわじ市福良港うずしおドームなないろ館
  • 電話:0799-52-0054

高速バスの場合

高速バスは、神戸三ノ宮駅、高速舞子駅から発車しています。福良バスターミナルで降車します。福良バスターミナルから道の駅福良うずしおクルーズは徒歩3分となります。

淡路交通バス

  • 三ノ宮駅ー淡路IC(所要時間90分、乗車料金2250円)
  • 高速舞子駅ー淡路IC(所要時間75分、乗車料金1950円)

神姫バス

  • 三ノ宮駅ー淡路IC(所要時間90分、乗車料金2250円)
  • 高速舞子駅ー淡路IC(所要時間75分、乗車料金1950円)

渦潮の世界遺産登録運動推進運動

淡路島では、2012年10月に淡路島の官民24団体で構成されて「「鳴門のうず潮」世界自然遺産登録推進協議会」が発足しました。その後、兵庫・徳島「鳴門の渦潮」世界遺産登録推進協議会」の発足により発展的解消となりました。2014年3月に淡路島内の民間団体の代表者22名が発起人となり「うず潮を世界遺産にする淡路島民の会」が発足しています。2014年8月に兵庫県議会議員3名と淡路3市の市議会議員49名が参加して「「うず潮」の世界遺産登録を推進する淡路島議員連盟」が発足しています。海岸の清掃活動やマラソン大会の開催などで啓蒙活動を行っています。

南あわじ市と鳴門市では、2013年9月に「鳴門海峡の渦潮世界遺産化」推進交流会が発足しました。2014年3月に「島開き」や「渦開き」で両市の関係者がお互いに訪問し合いました。兵庫県では、2014年に世界的な普遍的価値・世界的唯一性を立証するための学術的価値を検討して、今後の学術調査の方向性を見出すことを目的に「鳴門海峡の渦潮世界遺産学術調査検討委員会」が設置されました。現在は、兵庫県と徳島県で兵庫・徳島「鳴門の渦潮」世界遺産登録推進協議会」が発足しています。兵庫県が自然分野、徳島県が文化分野での学術調査を実施しています。2014年度は準備会と2度の検討委員会を開催して、2015年度は2度の検討委員会を開催しています。

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