あわじグリーン館が2021年9月18日誕生 淡路夢舞台公苑温室

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「あわじグリーン館」が淡路島にあるリゾート施設「淡路夢舞台」で、2021年9月18日(土)に公苑温室としてオープンしました。温室の植物園として館長に稲田純一さんを迎えています。

世界水準の温室を目指して、ハワイ・シンガポール・東南アジアなどの花植物の展示、ヨーロッパガーデンフェスティバルを参考としたガーデンキャッスルの庭園などが演出されています。

世界的建築家の安藤忠雄氏が設計した施設で、人と自然が共生する温室として、世界の持続可能な開発目標である「SDGs」にマッチした子供たち・ファミリー・多様な訪問者に愛される温室を目指します。

なお、淡路夢舞台の植物園は、「淡路夢舞台温室 奇跡の星の植物館」から「淡路夢舞台公苑温室 あわじグリーン館」と名称が変更されました。内容も新たにリニューアルオープンとなりました。

あわじグリーン館 淡路夢舞台公苑温室

あわじグリーン館の詳細・基本情報

名称とオープン日と営業時間と休業日

  • 正式名称:淡路夢舞台公苑温室あわじグリーン館
  • オープン日:2021年9月18日(土)
  • 営業時間:10:00~18:00(最終入館17:30)
  • 休業日:7月と11月の第2木曜日

場所と住所と電話

公式サイトとSNS

チケット料金

  • 入館料(通常展):大人750円、70歳以上370円、高校生以下無料、障がい者180円
  • 入館料(特別展):大人1,800円、70歳以上900円、高校生以下無料、障がい者450円

敷地面積と駐車場と駐車料金

  • 敷地面積:約6700平方メートル(全体で約28万平方メートル)
  • 駐車場:淡路夢舞台地下駐車場(約600台)
  • 駐車料金:普通車600円

あわじグリーン館の概要

あわじグリーン館の正式名称は、「淡路夢舞台公苑温室あわじグリーン館」となります。

あわじグリーン館の建物は、2000年に開催された淡路花博に合わせて建設されました。もともと関西空港などを建設するために土砂採掘場の跡地だった場所となります。

人間が破壊した壊した自然を人間の手でもう一度再生させるために、「人と自然の共生」をテーマに世界的建築家の安藤忠雄さんが設計しました。現在のSDGs(持続可能な開発目標)につながります。

植物の魅力に様々な角度から触れてもらい、自然を感じてもらい、環境創生を学んでもらえる施設となります。大人だけでなく子供にも施設の体験でSDGsを学んでもらえる演出となっています。

あわじグリーン館の館長・プロデューサーは、稲田純一さんが務めています。世界文化遺産に登録されるシンガポール国立公園植物園の計画・設計に参画した造園家・ランドスケープアーキテクトです。

あわじグリーン館のシンボルマークは、館内で育てられる植物、地球(環境)、淡路、建築が12のキャラクターとなっています。キャラクターデザイン―は、鈴木信輔さんが務めています。

建物には、高さ16メートルのロゴ看板が掲げられています。入口には、8つの展示室の代表的な植物を展示しています。各展示室の植物の形や色の違いがわかります。

  • U(Underground ひかげのにわ):フレボディウム・アウレウム
  • 2:サンジャクバナナ
  • 5:シダレヤナギ
  • 4:ソテツ
  • T(Terrace テラス):ハマユウ
  • 3:アオダモ
  • アトリウム:イジュ
  • 1:エキノカクタス・グルソニイ&キダチアロエ

入口のテレビモニターでは、安藤忠雄さんのコンセプトを説明したビデオを放送しています。

館内は、高さ20メートルの立体構造となります。大空間に様々な展示室があります。安藤建築には様々な仕掛けがあります。各展示室を楽しみながら散策できる回遊式のスタイルになります。

圧倒されるダイナミックな植物や希少な植物が集められます。ハワイ・シンガポール・東南アジアのカラフルな植物が勢ぞろいします。シンボルの「巨大ガーデンキャッスル」は通り抜けできます。

子どもたち、ファミリー、多様な訪問者を対象として、人と自然が共生する温室で子供も大人もカメラを持ちながら、たくさんの発見にあふれた植物園となります。

展示は、展示室1、展示室2、展示室3、展示室4、展示室5をはじめ、空中回廊、テラス、ひかげのにわ、アトリウム、特別展示室などがあります。

他にも、植物の魅力に触れられる体験教室、植物の絵本、淡路島の本などを集めた図書コーナーが設置されます。植物を眺めながらゆっくり過ごせるスペースが充実しています。

空中回廊

空中回廊は、2メートル75センチの正方形の大きな窓が森に向かって設置されています。広大な森を背景に温室が存在しています。緑の無かったハゲ山を再生して20年後の現在、森が広がっています。

人と自然の共生を目指す建築になっています。空中回廊の反対は、淡路夢舞台が見渡せるスポットです。空中回廊からは、各展示室が見渡せます。日本庭園のような回遊式のスタイルになっています。

展示室1 みどりのちょうこく

展示室1は、乾燥地帯に生息するサボテン類、ユーフォルビアなどの多肉植物を栽培展示しています。「みどりのちょうこく」と名付けられました。緑の彫刻と呼べるほど見事な植物の造形が楽しめます。

サボテンが約56種類、ユーフォルビアなどが約96種、合計152種類の植物となります。ソテツの仲間の脇には、同時代に生きていたトリケラトプスが配置されています。

アフリカのナミビアに自生するアロエの仲間「アロエディコトマ」には、同じ地域にオリックスという動物が生息しています。植物が生きている環境に思いを馳せて観賞すると楽しみが増します。

多肉植物は、ダイニングテーブルでアレンジができます。自然の中だけでなく、人間の生活の中にも植物があることを紹介しています。植物の造形の不思議さ、多様性が体験できます。

展示室2 しきさいのにわ

展示室2は、熱帯・亜熱帯に生育する豊かな色彩の植物を中心に展示しています。「しきさいのにわ」と名付けられました。色彩の庭と呼べるほど植物の豊かな色彩と緑のマジックに魅了されます。

3つのキューブでは、各々の樹木などに着生して空中で育つ代表的な植物を展示しています。他の植物が生えていないところに育ちます。植物の住み分けの多様性が確認できます。

ビカクシダは、鹿のツノのような形をしたシダの仲間です。形に特徴があります。

アナナスは、パイナップル科の植物です。付け根に雨などの水が溜まると虫の死骸などで有機物がたまり、養分のチッ素・リン酸を葉の表面から吸収します。 観葉植物は熱帯・亜熱帯の植物が多いです。

チランジアは、日本でエアプランツと呼ばれています。根が発達せずに木の幹や岩などに取りつくためだけにあります。空気中の水分を吸うための細かい毛が生えている種類もあります。

シルバーの色が特徴です。シルバー色・白っぽく見えるものは毛が多いので水が必要となります。

展示室3 くらしのみどり

展示室3は、人間の生活で身近な「庭」の植物を紹介しています。「くらしのみどり」と名付けられました。植物は自然の中だけではなく、人間の暮らしの中にも潤いや安らぎを与えてくれます。

水・石・木など自然に神が宿ると考えてきた日本人の庭文化の特徴を取り入れています。

人の手で仕立てられた松は、日本庭園などに欠かせないものとなっています。対照的に株立ちのモミジは、秋に落葉する自然の中の樹形を表現しています。

キューブの中には、高知県で採取したカズラを使用した草月流のフラワーアレンジを展示しています。最近では、日本のみならず、海外の植物も身近になっています。

展示室4 しんかのにわ

展示室4は、生きた化石といわれる植物たちを集めて展示しています。「しんかのにわ」と名付けられました。シンボルは、2億年前のジュラ紀の植物でジュラシックツリー12本です。

学名がウォレミアノビリス、英名がウォレマイパインのジュラシックツリーの木は、化石のみとされていましたたが、1990年代にオーストラリアのウォレマイ国立公園で発見されました。

恐竜に食べられるのを防ぐために新芽の先にロウが付いています。葉は固く年々大きくなります。。ナンヨウスギ科の針葉樹で、年後には森のようになるよう展示されています。

2本は温室にあった木で10本はオーストラリアから購入した木です。生物の進化は恐竜だけでなく、植物からも思いを馳せることができます。

古生代・シルル紀の植物として古生マツバランがあります。現生のマツバラン類と異なります。石炭紀の植物は、リュウビンタイやトクサがあります。中生代・三畳紀の植物として、ソテツがあります。

兵庫県の吉川で採取された珪化木(けいかぼく)は、樹木が倒れて土砂などに埋もれて膨大な年月をかけて化石化した植物です。現在も生きているジュラシックツリーと比較して観賞できます。

テラス

テラスは、ツリーハウスやベンチなどを設置して、緑を楽しみながらリラックスできるスペースです。沖縄に自生するアダンの仲間のビヨウタコノキ(マダガスカル原産)や熱帯果樹を展示しています。

他にも、小笠原諸島固有種のタコノキや、マダガスカルに生息するバオバブを展示しています。

展示室5 にぎわいのにわ

展示室5は、植物の美しさ、不思議さを楽しめる庭となります。「にぎわいのにわ」と名付けられました。シンボルは、高さ8メートルの成長する植物のガーデンキャッスルです。

長方形の空間を活かして4つの各園路に異なる植物を植栽しています。外周を歩きながら異なる雰囲気を楽しめるように工夫されています。季節によりアレンジが施されて移ろいを感じられます。

ガーデンキャッスルは、1本の竹に3本の枝垂れ柳を添わせて黄色のオンシジウムで包まれています。柳の葉が茂るにつれて印象が変化していきます。淡路島産の真竹を骨組みに使用しています。

竹のしなやかさを利用しています。滋賀県立大学で環境建築デザイン学科の陶器浩一教授の監修です。

左の通路には、竹をオンシジウムであしらったアーチがあります。中央の庭には、柳の苗で編んだ子供用のトンネルがあります。遊びから自然と植物に興味が沸く仕掛けです。

周囲には、鮮やかなハワイ産のアンスリウムを展示しています。バタフライ・オバケなどの品種を植栽しています。後方には沖縄産のストレリチア・ヘリコニアを展示しています。

なお、アンスリウムは、スパティフィラムなどのサトイモ科の植物です。中央の棒状の花の集まり肉穂花序を形成します。周りの苞が芽やつぼみなどを保護する役割があります。

サトイモ科のみ仏炎苞と呼ばれる大型の苞があります。花びらの代わりに色をつけて虫を呼びます。親子で楽しめる花と緑のお祭りガーデンとなっています。

ひかげのにわ

ひかげのにわは、室内など照度の低いところで育つ植物の展示しています。モンステラ、シダ、ベゴニア、クワズイモなどインテリアにも適した植物となります。

アトリウム

アトリウムは、水が流れるランドスケープに、沖縄・中国雲南省・台湾・ベトナムなどアジアに生育する樹木を展示しています。ヤマボウシは台湾、ミケーリアは中国原産となります。

イジュは沖縄原産のツバキの仲間です。沖縄から台湾に分布します。常緑で育ちます。2年ほど成長すると7月頃に枝の先に白い花を一面につけます。展示する株は鹿児島産です。

特別展示室

特別展示室は、植物の宝庫とされて世界の花のルーツとされる中国雲南省の珍しい植物や、世界の花文化に影響を与えた希少な植物を展示しています。

カフェ

温室カフェは、レモンを中心にしたメニューを提供しています。一番人気は淡路島牛乳ソフトです。濃厚な淡路島牛乳の味がしっかり感じられるソフトクリームとなります。

淡路産レモンと淡路島産藻塩を融合したドリンク、淡路島産牛乳を使用したオリジナルメニュー、 ドリップコーヒー、ホットはちみつレモネード、淡路島牛乳レモンラッシー などが提供されます。

  • 淡路島牛乳レモンラッシー:420円
  • 淡路島牛乳ソフト:350円
  • ホットはちみつレモネード:420円

ショップ

ショップGREENHOUSEは、エコバック、ポストカード、すくすくプランツなどオリジナルグッズを販売しています。Tシャツ、トートバック、缶バッジ、マグネットなどはロゴ別デザインであります。

お気に入りのキャラクターを発見できるかもしれません。

あわじグリーン館のオープンまで

淡路夢舞台温室は、2000年3月18日に「淡路夢舞台温室 奇跡の星の植物館」として開館しました。企画・設計・プロデュースとしてランドスケープアーキテクトの辻本智子さんを招きました。

設立当初は、世界的建築家である安藤忠雄氏をプロデューサーに迎えて、関西国際空港の建設に必要な土砂採掘が行われた跡地を「人と自然が共生する場」を創造することを理念としました。

阪神淡路大震災からの復興・再生への想いが込められました。現在の世界的な目標・基準である「SDGs(Sustainable Development Goals)」の先取りともいえる巨大プロジェクトでした。

「感動創造」をテーマに、共生文化ゾーンと花と緑の暮らしゾーンで構成していました。年7回のフラワーショーでは、芸術と緑花を融合させた演出で五感で体験するミュージアムとして人気でした。

淡路花博20周年花みどりフェア(秋期)の開催を機に、リニューアルオープンすることが決定しました。2021年6月18日に「淡路夢舞台温室 奇跡の星の植物館」として開館しました。

2021年9月18日に「淡路夢舞台公苑温室 あわじグリーン館」として開館します。

あわじグリーン館では、新たな館長・プロデュースリーダーとして世界的な植物園である「世界文化遺産シンガポール国立植物園」などの計画・設計に参画してきた稲田純一さんを迎えました。

シンガポール植物園のフラワートンネル、ヨーロッパのガーデンフェスティバル、ハワイのアンスリウムなどを参考にしながら、国内外に誇れる世界水準の展示が楽しめます。

なお、稲田純一さんのプロフィールは以下のとおりです。

1952年生まれ。大阪府立大学農学部緑地計画工学科修士課程修了。荒木芳邦さんが主宰する荒木造園設計事務所(池田市)で7年間実務に携わる。1983年に日本からシンガポールに出国。

シンガポールで国家開発省公園レクリエーション局でシニアランドスケープアーキテクトやシンガポール国立公園公団計画開発部長を務める。「ガーデンシティ」政策に深く関与する。

日本に帰国して、1995年に株式会社ウインを設立。代表取締役に就任。現在もシンガポールとの関係は「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(Gardens by the Bay)プロジェクト」などで継続している。

2014年に「ランの祭典」を手掛ける。2016年にオープンしたテーマガーデン「キャニオン」(ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ)を設計する。

2016年に、シンガポール政府から公園事業の功績が認められて「Singapore National Day Awards 2016 “The Public Service Star”」のメダル授与が授与される。

1995年に高知県立牧野植物園の再整備全体計画を手掛ける。2010年に新温室の実施設計に携わる。2006年に日本土木学会デザイン賞 最優秀賞受賞「牧野植物園」を受賞。

2004年に日本造園学会作品賞「シンガポールにおけるパサリスパーク・マリーナシティーパーク及び国立植物園の整備」。その他高知県では、2002年に日本初の高知県軌道敷緑化を実現。

2009年に中国国際園林花卉博覧会総設計士、2010年から北京清華大学客員教授を務める。2021年に淡路夢舞台公苑温室「あわじグリーン館」の館長・プロデュースリーダーに就任する。

あわじグリーン館のアクセス方法・行き方

あわじグリーン館がある淡路夢舞台のアクセス方法・行き方は、交通手段として、自動車、高速バスの2つの方法があります。

  • 自動車「淡路IC」から約10分
  • 新幹線「新神戸」から高速バスで約60分
  • 飛行機「神戸空港」からポートライナーで約10分、JR「三ノ宮」から高速バスで約60分
  • JR「三ノ宮」から高速バスで約45分

自動車の場合

自動車の場合、神戸方面からお越しの場合も、徳島方面からお越しの場合も、高速道路で神戸淡路鳴門自動車道の淡路インターチェンジから下ります。淡路インターチェンジの出口を左折します。

県道31号を道なりに進みます。坂道を下ること約3分で田ノ代交差点を直進します。国道28号線となります。道なりに約5分で夢舞台前交差点を右折します。淡路夢舞台地下駐車場の入口です。

高速バスの場合

高速バスの場合、JR三ノ宮駅と新幹線 新神戸駅から淡路夢舞台の区間を運行している本四海峡バスの大磯号に乗車します。乗車運賃は、片道で950円、往復で1710円となります。

利用方法は、ネット購入、電話予約、窓口購入の3つの方法があります。

  • 本四海峡バス公式ホームページ:大磯号
  • 新神戸駅-淡路夢舞台(所要時間60分、運賃950円)
  • 三ノ宮駅(三宮バスターミナル)-淡路夢舞台(所要時間45分、運賃950円)

あわじグリーン館の駐車場

あわじグリーン館の駐車場は、淡路夢舞台の地下駐車場が最寄りです。最大収容台数が約600台となります。車高2.1メートル以上の大型車は、淡路島国営明石海峡公園の大型駐車場が最寄りです。

淡路夢舞台地下駐車場の駐車料金は600円です。あわじグリーン館の割引サービスはありません。淡路夢舞台のテラスレストラン&ショップを利用するとと駐車券と無料駐車券に交換してくれます。

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