淡路島 だんじり唄と人形浄瑠璃がコラボレーションで源平合戦

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500年の歴史を誇る淡路島の伝統芸能「淡路人形浄瑠璃」を上演する淡路人形座の6月公演のスケジュールになります。6月の注目演目は、6月30日(土)に、淡路人形座で「源平合戦にまつわる人形浄瑠璃とだんじり唄」が上演されます。開場は19時30分、開演は20時となっています。前売り券の発売は、5月30日(水)から淡路人形座で電話のみの受付となっています。

淡路人形浄瑠璃では一谷嫩軍記の須磨浦組討の段が演じられます。淡路だんじり唄では源平 敦盛組討が唄われます。1階指定席はチケットが売り切れ次第終了となります。2階は全席自由席です。なお、入場料金は、前売り券で大人1500円、中高生1300円、小学生800円となっています。当日券で大人2000円、中高生1500円、小学生1000円となっています。なお、2階席は前売り券800円、当日券1000円となっています。

だんじり唄と人形浄瑠璃で源平合戦の詳細情報

  • 開催日時:6月30日(土)19:30開場、20:00開演
  • 開催場所:淡路人形座
  • 開催住所:〒656-0501 南あわじ市福良甲1528-1地先
  • 電話番号:0799-52-0260
  • HP:淡路人形座
  • 駐車場:道の駅福良駐車場(無料)
  • アクセス:神戸淡路鳴門道西淡三原IC、淡路島南ICから車で約15分

だんじり唄の概要

だんじり唄とは、淡路島の春祭りで奉納される唄です。揃いの法被を纏った数十人の祭礼団員が、太鼓や拍子木のリズムに合わせて唄います。唄は、拍子木を合図に「ダシ」からはじまり、全員で威勢よく唄う「連れ節」を基本に、浄瑠璃調の「語り込み」と民謡調の「振り」といわれる2つの独唱があります。唄の合間には登場人物のせりふ「ことば」が入ります。全身の力を振り絞って出す唄声や、物語の状況や登場人物の動作を説明する語り、登場人物になりきった迫真の演技は、観客を物語の世界へいざないます。迫力が凄まじい唄といえます。

もともと、だんじり唄は1740年代に始まり、拍子木に合わせて掛け声をかけたり、最初は簡単な囃子(ハヤシ)をしていた程度でした。江戸末期から明治初頭にかけて、伊勢音頭や祇園囃子のほかに各地の民謡などを取り上げて唄らしくなってきました。明治20年前後から淡路島の各地に布団だんじりが登場し始めたが契機となりました。豪華絢爛な布団だんじりに負けず劣らずの唄が必要とされました。

当時、500年の伝統を誇る淡路人形浄瑠璃では、その人気から多くの浄瑠璃語りが存在していました。地元の伝統芸能である浄瑠璃の外題(演目)のクライマックスを抜き取ったり、つなぎ合せたりして曲が作られました。淡路島独特の「だんじり唄」が完成しました。

だんじり唄は別名「浄瑠璃くずし」ともいわれています。浄瑠璃の外題(演目)や歌謡浪曲を元にして、名場面を抜粋して脚色して、浄瑠璃や民謡調の節回しを付けています。日本の伝統ある芝居や話芸などを取り入れながら、年代を追って表現内容が変化して、オリジナルの団体芸へと確立していきました。現在では淡路島の代表的な郷土芸能となっています。

人形浄瑠璃 源平合戦のあらすじ

平清盛亡き後の源平の合戦を描いた名作の一つです。一ノ谷の合戦で敗れた須磨浦にて、平家の若き武将である平敦盛と、源氏の武士である熊谷直実の悲劇を描きます。源氏の武士である平山武者所を追っていた平家の若き武将である平敦盛は、途中で敵を見失います。須磨浦の波打ち際に出て、沖にいる味方の軍船に追いつこうとしていました。しかし、源氏の武士である熊谷直実が呼び止められて二人の戦いとなります。

熊谷直実が平敦盛を組み敷いて、いざ討ち取ろうと顔を見ると、ちょうど我が子と同じ年頃の若き貴公子でした。哀れに思った熊谷直実は、見逃すので落ち延びるようにと敦盛に勧めます。しかし、味方の平山武者所に見咎められて、泣く泣く平敦盛の首を討ちます。熊谷直実は戦いの無常さを感じながら死骸を馬に乗せて陣所へ帰るのでした。人形浄瑠璃では、後白河院に恩義がある熊谷直実がご落胤(落とし子)である平敦盛の身代わりに息子である小次郎の首を討ち取って恩義に報いています。

だんじり唄と人形浄瑠璃で源平合戦のアクセス

自動車の場合

だんじり唄と人形浄瑠璃で源平合戦の公演会場となる淡路人形座には、向かい側にある道の駅福良の駐車場以外にもたくさん駐車場があり全て無料です。まず、道の駅福良の本館前の駐車場に向かってください。係員が順番に駐車場を案内してくれます。

神戸方面から

神戸淡路鳴門道の西淡三原ICから下りて車で約15分ほどで淡路人形座に到着します。

  • 住所:〒656-0501 南あわじ市福良甲1528-1地先
  • 電話:0799-52-0260

徳島方面から

神戸淡路鳴門道の淡路島南ICから下りて車で約15分ほどで淡路人形座に到着します。

  • 住所:〒656-0501 南あわじ市福良甲1528-1地先
  • 電話:0799-52-0260

高速バスの場合

高速バスは、神戸三ノ宮駅、高速舞子駅から発車しています。福良バスターミナルで降車します。福良バスターミナルから淡路人形座は徒歩3分となります。

淡路交通バス

  • 三ノ宮駅ー福良(所要時間90分、乗車料金2250円)
  • 高速舞子駅ー福良(所要時間75分、乗車料金1950円)

神姫バス

  • 三ノ宮駅ー福良(所要時間90分、乗車料金2250円)
  • 高速舞子駅ー福良(所要時間75分、乗車料金1950円)

淡路人形座の概要

500年の歴史を誇る淡路島の伝統芸能である淡路人形浄瑠璃を上演する劇場です。淡路人形座は、1964年に吉田傳次郎座の道具類を引き継いで興業を始めて常設館として公演をしています。国内公演で20回以上、また海外公演も行っています。この他、人形浄瑠璃の後継者の指導、全国の人形芝居保存会への協力など、人形浄瑠璃の普及や発展のための活動も行なっています。

もともと「道の駅うずしお」の近くにある「うずの丘 大鳴門橋記念館」にあったが、来場者が1998年の約25万人をピークに約4万人まで減少しました。そのため、2012年8月に南あわじ市でも観光拠点である「道の駅福良」に新たに新館がオープンしました。

道の駅福良では、500年の伝統芸能で国指定重要無形民俗文化財の淡路人形浄瑠璃を上演する淡路人形座と、世界一の「鳴門の渦潮」の観潮船うずしおクルーズとの相乗効果を期待しています。建物は、日本の伝統文化の人形浄瑠璃の公演場所として「和」の雰囲気を醸し出しています。内装にはスギとヒノキを使用しています。舞台や客席には淡路島の伝統産業の瓦を使っています。

淡路人形浄瑠璃の概要

淡路人形浄瑠璃とは、3人遣いの人形、義太夫、太棹三味線で演じられる人形芝居のことです。江戸時代の文化の華ともてはやされ、悲しいまでに人情の機微を謳い、哀歓の人間模様を描く様は、世界で最も人形劇を舞台芸術として発展させたと言っても過言ではありません。

時代物が得意とされており、早替りや道具返し、衣装山など淡路島独特の演出や演技も派手で外連味が利いた作品が多く、また人形芝居本来の雰囲気を残した外題も多く、舞台は華やかそのものといえるでしょう。これら淡路人形を自由自在に操るには何年もの修行が必要といわれ、足七年、左手七年、頭と右手は一生といわれるほどです。古典芸能を継承するために、何世代もの人々の創意工夫が重ねられ、受け継がれた舞台芸術の粋といえるでしょう。

淡路人形座の6月公演

  • 公演場所:淡路人形座
  • 公演住所:〒656-0501 南あわじ市福良甲1528-1地先
  • 電話番号:0799-52-0260
  • 上演時間
    定時公演:10:00~、11:00~、13:30~、15:00~
    臨時公演:9:00~、16:00~
  • 駐車場:道の駅福良駐車場(無料)
  • アクセス:神戸淡路鳴門道西淡三原IC、淡路島南ICから車で約15分
  • HP:淡路人形座

淡路人形座の入場料金

  • お七(「戎舞」「人形解説」「火の見櫓の段」)
    大人1,500円、中学生1,300円、小学生1,000円、幼児300円
  • 戎(「人形解説」「戎舞」)
    大人1,000円、中学生800円、小学生600円、幼児200円
  • バック(体験型バックステージ)
    大人500円、中学生500円、小学生500円、幼児無料

淡路人形座の6月の上演日程と演目内容

1日(金) 戎(10:00)、お七
2日(土) お七
3日(日) お七
4日(月) お七
5日(火) 戎、お七(11:10)
6日(水) 休館
7日(木) 戎
8日(金) お七
9日(土) お七
10日(日) お七
11日(月) お七
12日(火) お七
13日(水) 休館
14日(木) お七
15日(金) お七
16日(土) バック
17日(日) バック
18日(月) バック
19日(火) 戎
20日(水) 休館
21日(木) 戎
22日(金) 戎
23日(土) 戎、お七(15:00)
24日(日) 戎
25日(月) 戎、お七(15:00)
26日(火) 戎、お七(13:30)
27日(水) 休館
28日(木) 戎
29日(金) 戎
30日(土) お七

淡路人形座の6月の演目のあらまし

戎舞(えびすまい)

戎さまが、釣竿を担いで淡路人形座へやってきました。庄屋さんはお神酒を出します。盃を飲み干した戎さまは、自分の生まれや福の神であることを話しながら舞い始めます。海の幸、山の幸を前に、皆の願いを叶えようと、お神酒を飲み、幸せを運んできます。酔った戎さまは、船に乗り、沖に出て、大きな鯛を釣り、メデタシ、メデタシと舞い納めるのでした。太鼓のリズムに合わせ、戎さまが楽しく舞うこの神事には、大らかな心を持ち、えびす顔でプラス思考に生きるという幸せの原点が込められています。

傾城阿波の鳴門 順礼歌の段(けいせいあわのなると じゅんれいうたのだん)

十郎兵衛・お弓の夫婦は、徳島の玉木家の家宝国次の刀を探すため、大阪の玉造に住み、十郎兵衛は名前も銀十郎と変え盗賊の仲間に入っていました。お弓が留守番をしているところに手紙が届きました。十郎兵衛らの悪事が露見し、追っ手がかかったので、早く立ち退くようにとの知らせでした。お弓は夫の無事と刀の発見を祈って神仏に願をかけているところに、順礼の娘が訪れます。

国許に残してきた自分の娘と同じ年頃なので、話を聞いてみると両親を探して徳島からはるばる旅をしてきたという身の上を語ります。両親の名前を聞いてみると間違いなく自分の娘であることがわかりました。今すぐに抱きしめ母と名乗りたい思いを抑え、盗賊の罪が娘に及ぶことを恐れて、国へ帰るように諭します。そしてこのままここにおいて欲しいと頼むおつるを、お弓は泣く泣く追い返します。おつるの歌う順礼歌が遠のくと、お弓はこらえきれずに泣き崩れるのでした。しかし、このまま別れてはもう会えないと思い直し、急いでおつるの後を追います。