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淡路島で名刀菊一文字 松帆神社に所蔵

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歴史・文化
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淡路島には、名刀菊一文字を所蔵する神社があります。淡路島淡路市東浦にある松帆神社です。名刀菊一文字は、昭和初期に発見されて、国の重要美術品に認定されています。松帆神社は、1399年に創建された八幡宮(八幡さん)である松帆神社は、古くは楠木正成公と深い由縁があり、名刀菊一文字は、遺愛の太刀といわれています。

年に一度、毎年10月の第1週の日曜日に開催される例大祭(秋祭り)の日にだけ宝物殿で名刀菊一文字が一般公開されます。2019年は10月6日(日)の10時から16時までの公開となります。

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名刀菊一文字の概要

名刀菊一文字は、鎌倉時代初期にあたる1207年から1211年の承元時代に作られた古刀です。現在では、松帆神社の社宝であり、国の重要美術品となっています。

当時、後鳥羽上皇が全国より名刀工を呼び集めて御番鍛冶として鍛刀させていました。名刀菊一文字は、御番鍛冶の筆頭であり、備前国の刀工の一派「福岡一文字」の祖である則宗の作と見られています。

菊一文字の名前は、則宗の作刀の腕が後鳥羽上皇に認められたために、菊の御紋を頂戴することになったことに由来します。菊の御紋の下に横一文字を足して彫ったことから菊一文字となりました。

古来より、「八幡宮(松帆神社の旧社名)に名刀あり」との口伝や噂などはあったそうですが、松帆神社の何処にあるのか、どんな名刀なのかは判然とせずに歳月だけが流れていきました。

昭和初期に、松帆神社の本殿奥の内陣からたまたま日本刀が発見されました。研磨すると見事な日本刀でした。1933年9月に日本刀の鑑定者であり鑑刀宗家の本阿弥光遜氏が鑑定をしました。

「在銘にしてかかる優れた出来栄えの日本刀にはここ数年接した事がない。七百有余年を経て、なを且つ生(うぶ)に等しい刀姿は余程手持ちが良かったこともあろうが、宝刀の宝刀たる所以でもある。かかる尊貴の御刀が出てきたからにはさぞかし由緒ある神社に相違ない」と激賞されました。

本阿弥光遜氏による鑑定結果は、「菊御作」であり「正真」との鑑定となりました。

当時の文部省の国宝保存課刀剣主査である本間順治博士からは「間違いなく菊一文字で、鞘(さや)・柄(つか)・鍔(つば)の拵えも刀身に劣らぬ世に珍しいもので、両々相まって重要美術品に認定する」と評価を受けています。

昭和10年5月20日付で松帆神社の名刀菊一文字は、国の重要美術品に認定されました。当時、突然の名刀菊一文字の発見から由来には様々な説が出されました。

名刀菊一文字は、有力大名でなければ入手不可能と言われるほど非常な希少であったこと、楠木正成公の家臣 吉川弥六の末裔 吉川家に「名刀菊一文字は落ち延びた家臣で廻し持ちして、領主を通じて八幡宮に奉納した」と口伝があったことが、歴史的な証拠となりました。

ただ、名刀菊一文字が松帆神社に辿り着くまでどのような経緯を辿ったのかを証明する資料が無かったことから、国の重要文化財でなく、重要美術品という位置づけになりました。

名刀菊一文字は建武の新政の立役者であった楠木正成公が恩賞として賜った太刀として、名刀菊一文字は楠木正成公の遺愛の太刀として伝えられるようになりました。

現在、松帆神社では、細心の注意を必要とする貴重な名刀菊一文字の管理を担うことから、10月第1週日曜日の例大祭(秋祭り)の日に限り宝物殿を開放して一般公開を行っています。

例大祭(秋祭り)の当日以外で名刀菊一文字の観覧はできません。代替として、社務所にて名刀菊一文字の関連資料を常設展示しております。

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名刀菊一文字の一般公開

年に一度、淡路島の松帆神社の社宝である名刀「菊一文字」が一般公開されます。毎年10月の第1週の日曜日に開催される例大祭(秋祭り)の日だけ宝物殿が開放されます。

2019年に松帆神社で開催される例大祭(秋祭り)の日程は、10月6日(日)となりました。名刀「菊一文字」は、10時から16時まで宝物殿にて一般公開されます。

例大祭当日の御朱印は、神職が神事を行うために御朱印の対応ができません。「例大祭特別版」の書置きの御朱印となります。例大祭特別版御朱印は300円です。神社社務所が受付となります。

2018年7月末から販売する松帆神社オリジナル「名刀菊一文字 御朱印帳」は十分な冊数があります。松帆神社オリジナル「名刀菊一文字」御朱印帳は1700円です。神社社務所が受付となります。

なお、松帆神社例大祭当日の参加者と参拝者、子供の安全確保のために、神社の市道は10時30分から16時30分まで通行止めとなります。迂回路が用意されます。

また、神社の駐車場は布団太鼓の置き場、露店の出店となり使用できなくなります。自動車でお越しの場合は、東浦バスターミナル駐車場をはじめ周辺の駐車場を利用することになります。

例大祭(秋祭り)のスケジュール

  • 10時~16時:名刀「菊一文字」一般公開(宝物殿)
  • 11時~:例大祭神事(来賓・松帆神社役員・総代出席で斎行予定)
  • 13時~:布団太鼓宮入り
    ※仮屋保育所こども太鼓、畠田在こども会こども太鼓、戎ノ丁町内会布団太鼓、谷町内会布団太鼓
  • 15時~:餅まき
  • 15時~:神輿渡御(神幸祭)

例大祭(秋祭り)の内容

例大祭(秋祭り)は、神輿蔵からは神輿2台が引き出されます。松帆神社では、応神天皇・神功皇后・仲哀天皇の三柱の御祭神の御霊を2台の神輿にお遷しして渡御が行われます。神輿を担ぐのは、地元の初老の男性と還暦の男性となります。

10時から16時までは、例大祭(秋祭り)で恒例となっている名刀「菊一文字」の一般公開が実施されます。一般公開に合わせて、全国からたくさんの方が一目見ようと訪れています。

11時から本殿で、例大祭(秋祭り)の祭礼が執り行われます。奉納宮入りに備えて町内会のふとん太鼓(淡路だんじり)が到着します。こども太鼓も宮入りに合わせて到着します。

15時から祭りの華となる「たいこ宮入り」が始まります。境内が盛り上がります。「こども太鼓宮入り」が始まります。最後は御神前で甚句を大きな声で歌い上げます。宮入りのトリは勇壮な練り込みを披露します。

たいこ宮入りの後は、大盛り上がりの餅撒き、神輿渡御、御旅所での神幸祭でと続きます。

なお、当日は例大祭(秋祭り)の開催で、駐車場に布団太鼓(だんじり)が置かれるために使用できません。道の駅東浦ターミナルパークの駐車場をはじめ、スーパーマルナカの駐車場などを使用することになります。なお、それぞれの駐車場を利用する際には、それぞれ何かしらでの利用をされるようお願いします。

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名刀菊一文字で松帆神社オリジナル御朱印帳の販売

2018年7月26日より、淡路島の松帆神社で、名刀菊一文字をテーマにしたオリジナル御朱印帳の販売を開始しました。

表紙は、菊一文字の刀身をメインにして、松帆神社の御朱印となっている鍔(つば)を右上に配したデザインとなります。

背景は、「十六菊紋」と「五三の桐紋」を並べたデザインとなります。実際の菊一文字の柄頭(つかがしら)などには、元の所有者を表すものとして彫り込まれています。

サイズは、縦18.3センチ、横12.1センチ、厚さ1.5センチと標準的な御朱印帳と同じサイズとなります。

布地にインクジェットで印刷して作成しています。光の当たり具合によって少し暗めに見える場合があります。透明のカバーは付属してありません。市販品のカバーをご利用ください。

御朱印帳の販売価格は1700円です。松帆神社の社務所で販売されています。

御朱印帳は郵送対応しています。郵送対応については、松帆神社の神職にお問い合わせとなります。なお、御朱印はご参拝いただいた方が対象です。

  • 御朱印帳郵送のお問合せ:0799-74-2258
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名刀菊一文字で松帆神社オリジナル絵馬の販売

2018年8月15日より、淡路島の松帆神社で、名刀菊一文字をテーマにしたオリジナル絵馬の販売を開始しました。

松帆神社の伝承に基づいて、楠木正成公が生前に愛用していた太刀である菊一文字を握って正面に構えたイラストをあしらったデザインとなります。

販売価格は600円です。松帆神社の社務所で販売されています。

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松帆神社の基本情報

  • 住所:〒656-2311 兵庫県淡路市久留麻256
  • 電話:0799-74-2258
  • 駐車場:無料(普通車約20台)
  • アクセス:神戸淡路鳴門自動車道 東浦ICから車で約5分
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松帆神社の概要

松帆神社は、1399年に創建した鎮守の八幡宮(八幡さん)です。淡路島北部の淡路市東浦にあります。東浦バスターミナルに程近く国道28号線沿いにあります。

鳥居と山門と駐車場

鳥居から本殿までの参道は広々としています。鳥居から山門の間に道路があり参道の両サイドが駐車場となっています。鳥居から参拝する場合は、一旦鳥居まで戻ることになります。

懐古館

山門をくぐると左手には、懐古館があります。懐古館は江戸時代に始まり、昭和時代までの絵馬・絵図・写真などを中心に展示しています。八幡宮の扁額をはじめ、干支をかたどった方位磁石や淡路市出身の画家 大石可久也先生の絵画、写真による松帆神社の変遷など貴重な資料が展示されています。

学問・医学・海上交通・道・旅人の神様

右手には、学問の神様 菅原道真命を祭神とする天満宮社、医学の神様 少彦名命を祭神とする疱瘡(ほうそう)社、海上交通の神様 大物主命を祭神とする金刀比羅社、道・旅人の神様 猿田彦命を祭神とする猿太彦社などがあります。

大神亀(贔屓)

正面には、本殿に向かう階段の手前の両サイドに大神亀(贔屓)が阿吽の姿で建立されています。贔屓(ひいき)は、元々重荷を背負う中国の霊獣とされています。

中国の伝説では、贔屓は龍が産んだ9頭の神獣のひとつで姿が亀に似ています。重きを負うことを好むといわれており、古来の石柱や石碑の土台の装飾に用いられています。

日本のことわざにある「贔屓の引き倒し」は、柱の土台である贔屓を引っ張ると柱が倒れるという贔屓(ひいき)が由来となっています。

手水舎・神楽庫・御神木・神馬

階段を登ると左手には手水舎があります。奥には神楽庫があります。さらに奥には、御神木として樹齢400年を超えるモチの木が植えられています。右手には神馬があります。

宝物殿と社務所

奥には案内板と名刀 菊一文字が保管されている宝物殿があります。宝物殿の隣に社務所があります。

社務所には、名刀 菊一文字の資料が多数展示されています。名刀菊一文字のレプリカがあります。名刀菊一文字のレプリカは、模造刀としてできる限り現物に近い形で再現されています。

大きさ、重さともに実物大と同じとなっています。見た目も美しく重量感があり本物さながらです。

本殿

本殿には、御祭神として八幡大神 応神天皇が祀られています。相殿には、仲哀天皇と神宮皇后が祀られています。御神徳として、厄除開運・成功勝利・国家鎮護・生業繁栄・安産子育守護などがあります。

源氏や平家など武家から武運の神(武神)「弓矢八幡」として崇敬された神様です。誉田別命ともいわれており、15代天皇である応神天皇と同一とされています。

松帆神社では、応神天皇を主神として、応神天皇の母である神功皇后、応神天皇の父である仲哀天皇を「八幡三神」として祀っています。

本殿の並びには、応神天皇の皇子 仁徳天皇社、応神天皇の皇子 仁徳帝の異母弟の宇治皇子社、応神天皇に仕えた忠臣 竹内宿禰命を祭神とする高良社、酒造の神様 大山咋命を祭神とする松尾社があります。

鎮守の森とトイレ

本殿の背後には、松帆神社の鎮守の森が茂っています。なお、トイレは社務所と正面右手の駐車場にあります。

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松帆神社の由緒

松帆神社は、楠木正成公と深い縁のあり、神社です。周囲の地域を鎮護する神様として「八幡宮(八幡さん)」と呼ばれています。楠木正成公は、鎌倉幕府の倒幕に貢献した建武の新政の立役者です。

松帆神社と楠木正成公とのつながりは、楠木正成公が日頃から守護神と崇めて身に着けていた八幡大神の神璽にあります。1336年に、楠木正成公が湊川の戦いに敗れて足利尊氏の軍勢に包囲されていました。

楠木正成公は、弟の正季公と刺し違えて自害する直前に、家臣の吉川弥六に八幡大神の神璽を託しました。戦場より逃れて安住の地で八幡大神の神璽を奉祀するよう命じました。

弥六は、数人の家臣を引き連れて、八幡大神の神璽を抱えて闇夜に乗じて淡路島に落ちのびました。辿り着いたのは、淡路島にある現在の淡路市楠本付近の砂浜でした。

淡路島に上陸すると弥六と家臣たちは、疲労のあまり仮眠してしまいました。突然、兎に起こされて追手が来ていることに気付きました。無事に山奥へと逃れることができました。

それからというもの、弥六と家臣たちは子々孫々まで兎を八幡大神の厄除の使いと考えて、兎の肉を食べることを一切禁じたと伝えられています。

現在、兎の形をしたストラップを「厄除 兎守」のお守りとして販売しています。

その後、弥六と家臣たちは、淡路島に潜伏を続けながら山中に小さな社を建てて八幡大神を祀りました。周囲を開拓して一帯を楠木村と名付けました。後に楠本村と改められて、現在の淡路市楠本となったとされています。

現在でも楠本地区には、この小さな社が元八幡として伝わっています。その後、この小さな社は、弥六と家臣たちが残党狩りを逃れた厄除の御神徳となったこと、祈願成就の御神徳となったことが評判となりました。

1399年に、来馬庄(現在の久留麻)に遷されました。来馬・浦・仮屋・谷・下田・楠本・中持・小田・河内・白山などの周囲の村々の鎮守の「八幡宮(八幡さん)」となりました。

1881年に、周囲の浜辺が「松帆の浦」と呼ばれていたことから「松帆神社」と改称して現在に至ります。

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松帆神社の御朱印・御札・御守

松帆神社の御朱印

名刀菊一文字の鍔をかたどった御朱印

淡路島の松帆神社の御朱印は、名刀菊一文字の鍔(つば)をかたどった全国的にも非常に珍しく人気となっています。年間数百人が御朱印をされています。松帆神社御朱印は、1体300円となります。

松帆神社の御札

天照皇大神宮の御札

天照皇大神宮の御札です。全国の神社で販売される伊勢の神宮の御札です。販売価格は800円です。

松帆神社の生業繁栄・家内安全の御札

松帆神社の御札は、生業繁栄・家内安全の御札です。販売価格は500円です。

松帆神社の厄除の御札

松帆神社厄除神符は、松帆神社の厄除の御札です。販売価格は500円です。

松帆神社の荒神様の御札

松帆神社荒神神符は、火と竈(かまど)の神様・荒神様の御札です。販売価格は300円です。

松帆神社の御守

松帆神社の御守

松帆神社御守は、厄除・諸願成就祈願の御守です。青と赤があります。販売価格は500円です。

菊一文字の太刀守

菊一文字の太刀守は、菊一文字をかたどった金属製の小剣を収めた必勝・厄除祈願の御守です。青と赤があります。販売価格は、ストラップありが600円、ストラップなしが500円です、

厄除 兎守

厄除 兎守は、楠木正成公の家来である吉川弥六と家臣たちを落武者狩りから救った厄除の霊獣である兎の御守です。松帆神社の由緒として語られています。販売価格は500円です。

安産御守

安産御守は、安産の神様である松帆神社の御祭神・神功皇后の御神徳ある御守です。販売価格は500円です。

交通安全御守

交通安全御守は、白の大きい交通安全の御守と青と赤の小さい交通安全の御守です。販売価格は、大きい御守が800円、小さい御守が500円です。

学業成就・合格祈願御守

学業成就・合格祈願御守は、末社「天満宮社」の御祭神である学問の神様 菅原道真命の御神徳ある御守です。販売価格は600円です。

病気平癒御守

病気平癒御守は、末社「疱瘡(ほうそう)社」の御祭神である医薬の神様 少彦名命の御神徳ある御守です。販売価格は500円です。

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松帆神社のアクセス

松帆神社へのアクセスは、自動車・高速バス・高速船の3つの手段があります。

自動車の場合

自動車の場合、神戸方面からお越しの場合も、徳島方面からお越しの場合も、神戸淡路鳴門自動車道の東浦インターチェンジから下ります。東浦インターチェンジの出口を左折して真っ直ぐ進みます。

浦交差点の信号を右折して国道28号線を真っ直ぐ進みます。左手にスーパーマルナカ東浦店、右手に淡路市役所東浦事務所がある東浦事務所前交差点を右折します。

突き当りの三叉路を右折します。西念寺を左手に見ながら約100mメールとほど進むと松帆神社の参拝者駐車場に到着します。参拝者駐車場は約20台程度が駐車可能となっています。

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淡路島観光おすすめスポット46選

淡路島は、兵庫県にある瀬戸内海で最大の島で観光地として人気の観光地です。古いの歴史と豊かな自然と美味しいグルメがおすすめです。世界一の明石海峡大橋と世界一の鳴門海峡の渦潮の絶景を眺められます。

ご当地グルメとして、淡路島バーガーと淡路島牛丼、淡路島生しらす丼が人気です。花の名所として、淡路島国営明石海峡公園とあわじ花さじきが人気です。遊びとしてイングランドの丘やONOKOROが人気です。

日本最古の神社である伊弉諾神宮と日本三大鳥居のおのころ島神社があります。最近は、キティちゃんレストラン「ハローキティスマイル」、クレヨンしんちゃんアスレチック「アドベンチャーパーク」が注目です。

淡路島観光でおすすめスポット46選をご紹介します。

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