科学のふしぎ三島教室が開催されます。淡路島の洲本市文化体育館で、東京工業大学の協力による工作や実験を通じて仕組みや原理を楽しく学習する体験教室となります。
日本10大発明家の一人と称される洲本市出身の三島徳七博士の孫にあたる三島良直さんが東京工業大学の学長を勤めていたことから、東工大公認サークルが登場します。
科学のふしぎ三島教室の開催日時は、8月31日(土)14時から16時30分、9月1日(日)13時30分から15時45分までの2回です。開催場所は1階会議室となります。
科学のふしぎ三島教室の基本情報
- 開催日時:8月31日(土)14:00~16:30、9月1日(日)13:30~15:45
- 開催場所:洲本市文化体育館1階会議室
- 開催住所:〒656-0021 兵庫県洲本市塩屋1-1-17
- 電話番号:0799-25-3321(休館日:火曜日)
- 参加料金:無料
- 申込方法:洲本市文化体育館への電話申込、大阪桐蔭高等学校吹奏学部へのネット申込
- 駐車場:無料(普通車140台)西側65台、東側75台
- アクセス:神戸淡路鳴門道洲本ICから車で約15分
科学のふしぎ三島教室の参加方法
科学のふしぎ三島教室の参加方法は、インターネットの申込み、郵送の申込みとなります。対象は、洲本市の小学校に在中の小学3年生、4年生、5年生、6年生となります。定員は各回30名となります。
募集期間は2019年7月19日(金)必着となります。参加料金は無料です。
- インターネット:洲本市役所ホームページ「科学のふしぎ三島教室」参加申込サイト
- 郵送先:〒656-1395 洲本市五色町都志203 洲本市五色総合事務所 窓口サービス課
- お問合せ電話番号:0799-33-0161(洲本市五色総合事務所)
科学のふしぎ三島教室の内容
8月31日(土)14時から16時30分、9月1日(日)13時30分から15時45分までの2回、淡路島の洲本市文化体育館の1階会議室で、科学のふしぎ三島教室が開催されます。
東京工業大学の協力による工作や実験を通じて仕組みや原理を楽しく学習する体験教室となります。
日本10大発明家の一人と称される洲本市出身の三島徳七博士の孫にあたる三島良直さんが東京工業大学の学長を勤めていたことから、東工大公認サークル東工大ScienceTechno(サイテク)が登場します。
東工大ScienceTechno(サイテク)が講師として、スライドを使用しながら子供たちに原理を詳しく説明しながら工作をするイベントとなります。
8月31日(土)は「風に向かって進む!ウィンドカー」と題した実験になります。9月1日(日)は「ビーズもビー玉もいらない!偏光板万華鏡」と題した実験となります。
風に向かって進む!ウィンドカー
風に向かって進む!ウィンドカーでは、風の力で走る風力自動車「ウィンドカー」が、正面から風を受けながら、真っ直ぐ風上に向かって走る仕組みを学びます。前から風を吹きつけて、前に進む原理を学びます。
実際に、ウィンドカーを工作します。正面から風を吹きつけます。風車が回ってから、タイヤが前進するまでの力の伝わり方を楽しく学びます。
ビーズもビー玉もいらない!偏光板万華鏡
ビーズもビー玉もいらない!偏光板万華鏡では、透明な板にセロハンテープを様々な向きで重ねて貼りつけた偏光板で万華鏡を作ると色が付く仕組みを学びます。クルクル回すと色が変わる原理を学びます。
実際に、偏光板万華鏡を工作します。空にかかる虹のように、光が波の性質を持っていることや、光の波長の届き方を楽しく学びます。
東工大ScienceTechno(サイテク)の概要
東工大ScienceTechno(サイテク)は、東京工業大学の公認サークルです。
科学や技術の楽しさを多くの人と分かち合うことを目的として、小学校や科学館などさまざまな場所で工作教室やサイエンスショーの企画・運営を行っています。
特に子どもが科学を楽しむ機会を設けることで、科学に興味を持つきっかけとなることを目指して、東京を中心に小学校や公民館などで科学実験・工作教室を多数開催しています。
サイテクの始まりは、市村禎二郎先生が講義中に日本科学未来館プレイベントのスタッフを呼びかけたときに集まったメンバーを中心に2001年に結成されました。
サイテクの活動は、日本科学未来館のボランティアから始まり、現在では自分たちでイベントを開催するようになりました。 市村禎二郎先生は2010年に退官となりました。
顧問は、大竹尚登先生(東京工業大学工学院機械系教授)が務めており、1年生から3年生まで約150人のメンバーで活動しています。
東工大の近隣の小学校や公民館を中心に出張して、科学工作と実験教室を開催しています。自分の手で科学工作をして、一緒に楽しみながら科学の不思議さや面白さを体感してもらいます。
工作を楽しむだけでなく仕組みや原理を実験やレクチャーを通して学びます。
三島徳七博士について
三島徳七博士は、淡路島の洲本市五色町出身の工学博士です。中学校教科を独習して立教中学校に編入します。旧制第一高等学校、東京帝国大学へと進学して、助手と講師を経て助教授となります。
「ニッケル及びニッケル鋼合金の焼鈍脆性」の研究で工学博士の学位を取得しました。
ニッケル合金の研究で、磁石の概念を根底から覆す永久磁石を発明しました。養家三島のMと生家喜住のKをとって、「MK鋼」と名付けられました。
「MK鋼」は「MK5」と呼ばれる世界最強の磁石「MK磁石」に改良されました。MK系の磁石は、現在でも世界で使用される永久磁石の七割以上のシェアを誇ります。
日常生活においては、テレビ、自動車、ラジオにMK系磁石が使用されています。
MK鋼とMK磁石の発明により、教授に就任しました。日本学士院会員を拝命して、文化勲章を受章しました。東京大学を退官して名誉教授となりました。日本10大発明家の一人と称されています。
科学のふしぎ三島教室の会場
科学のふしぎ三島教室が開催される会場は、洲本市文化体育館です。洲本市文化体育館は、2006年の兵庫国体に合わせて、スポーツの振興と健康づくりの支援、芸術・文化の振興と支援、まちづくり活動の支援を整備方針として、洲本市新都心地区の洲本川沿いに建設されました。
市民のスポーツ・芸術・文化の拠点施設として、体育館と多目的アリーナと文化ホールを併せ持つ複合施設です。メインアリーナ兼大ホール(しおさい館)は、国体をはじめ各種スポーツ大会などに対応できる体育館機能のほかに、移動観覧席と舞台装置を備えており、1階1155席、2階444席(ベンチシート)を合わせると、最大約1600人が収容できる多目的アリーナにも転換できる仕様になっています。
兵庫県や洲本市などの大規模式典や歌手による歌謡ショーなどに使用されています。
文化ホール(しばえもん座)は、可動音響反射板を備えた客席数548席(固定座)を収容でき、コンサートや演劇などジャンルを超えた多目的な舞台芸術に対応でき、音響や照明などに趣向を凝らした演出ができるホールになっています。クラシックコンサートから映画、講演会、発表会、式典などに使用されています。
イベント会場となる大きなエントランスホール、柔道や剣道など武道の大会ができるコミュニティアリーナ兼道場、研修会や展示会に利用できる会議室兼ギャラリー、各種運動器具を備えたトレーニングルーム、洲本川を眺めながら飲食ができるカフェが併設されています。
なお、建物はユニバーサルデザインを採用しており、親しみやすさと使いやすさをコンセプトにしています。
洲本市文化体育館の付近一帯は洲本市新都心地区の中核を成す公園施設です。近代日本で有数の紡績工場として、経済産業省の近代化産業遺産に認定される「洲本市の綿産業関連遺産」の一つとなっています。
建物群としては、市民憩いの場「洲本市民広場」、市民読書の場「洲本市立図書館」、テナント施設「アルチザンスクエア」、市民グルメの場「ごちそう館 御食国(みけつくに)」があります。
旧鐘紡洲本工場の赤レンガ造りの建物が立ち並んでいます。洲本市が誇る近代化産業遺産として当時を偲ばせます。また、美しい街づくりに寄与したとして、兵庫県からも「さわやか街づくり賞」を受賞しています。
風情ある建物郡は大正ロマンを漂わせます。これらの建物は明治から昭和にかけて、洲本の経済的発展に貢献した鐘紡(カネボウ)紡績工場の外壁をそのまま残しています。
現在、保存修復を繰り返して、図書館を含めておしゃれなカフェやショップ、アパレル店やグルメ店が入居する複合施設「洲本アルチザンスクエア」として再生しています。
景観は、兵庫県でも歴史が古い洲本市が誇る近代産業化を歩んできた遺産として当時を偲ばせます。
なお、洲本市民広場には、ドラゴンクエスト(ドラクエ)の生みの親である堀井雄二さんの故郷のPRとして、ドラゴンクエスト30周年記念碑の銅像が建てられています。
ファンの間ではドラクエの聖地巡礼の記念撮影スポットとして注目されています。
科学のふしぎ三島教室のアクセス
科学のふしぎ三島教室が開催される洲本市文化体育館のアクセスは、自動車もしくは高速バスの2つの手段があります。
自動車の場合
自動車の場合、神戸方面からお越しの場合も、徳島方面からお越しの場合も、高速道路の神戸淡路鳴門自動車道の洲本インターチェンジから下ります。洲本インターチェンジから約15分で洲本文化体育館に到着します。
洲本文化体育館は、140台が駐車可能な無料の専用駐車場があります。専用駐車場が満車の場合は、周辺の駐車場に停車することになります。
- 住所:〒656-0021 兵庫県洲本市塩屋1-1-17
- 電話:0799-25-3321(休館日:火曜日)
- 専用駐車場:無料(普通車140台)西側65台、東側75台
- 周辺駐車場:イオン洲本店駐車場、洲本バスセンター駐車場
- 周辺駐車場料金:イオン(初回2時間無料30分毎100円)、洲本バスセンター(初回1時間無料1時間毎100円)
高速バスの場合
高速バスの場合、JR三宮駅、JR舞子駅、学園都市駅、新幹線 新神戸駅、大阪阪急3番街、なんば駅の最寄りの高速バス乗り場から淡路島行きの高速バスが運行しています。
洲本高速バスセンター行きの高速バスに乗車します。洲本高速バスセンターに到着すると徒歩で約5分で洲本市文化体育館に到着します。洲本高速バスセンターの向かい側に兵庫県立淡路医療センターの巨大な茶色の建物が見えます。兵庫県立淡路医療センターの隣にあるベージュの建物が洲本市文化体育館になります。
淡路交通バス
- 高速舞子駅ー洲本バスセンター(所要時間60分、乗車料金1550円)
- 学園都市駅ー洲本バスセンター(所要時間75分、乗車料金1600円)
- 神戸三宮駅ー洲本バスセンター(所要時間85分、乗車料金1850円)
- 大阪 梅田阪急3番街ー洲本バスセンター(所要時間120分、乗車料金2350円)
阪急高速バス
- 大阪 梅田阪急3番街ー洲本バスセンター(所要時間120分、乗車料金2350円)
本四海峡バス
- 高速舞子駅ー洲本バスセンター(所要時間60分、乗車料金1550円)
- 三宮BT-洲本バスセンター(所要時間85分、乗車料金1850円)
- 新神戸駅ー洲本バスセンター(所要時間95分、乗車料金1850円)
- なんば駅(OCAT)ー洲本バスセンター(所要時間120分、乗車料金2350円)
科学のふしぎ三島教室の周辺の観光スポット
科学のふしぎ三島教室が開催される洲本市文化体育館の周辺の観光スポットは、洲本市民広場のドラクエ像、洲本レトロこみちです。
洲本市民広場は、洲本市文化体育館から徒歩約3分です。ドラクエの生みの親である堀井雄二さんの出身地として、ドラゴンクエスト30周年記念碑の銅像があります。
主人公の勇者が装備する武器「ロトの剣」と防具「ロトの盾」、人気キャラクターのスライムが寄り添った銅像が建てられています。洲本市民広場の大きな木の根元にひっそりと佇んでいます。
洲本レトロこみちは、洲本市文化体育館から徒歩約10分です。城下町洲本の風情が残る小路です。江戸時代以降の古い町家や小民家や空き家などをリノベーションしたオシャレな店舗が並ぶ通りです。
週末や連休には、個性的なカフェやレストランやショップなど20店舗以上が営業しています。細い通りを歩きながら、レトロな雰囲気を味わえます。中心部をぐるっと巡る「まち歩き」が楽しめます。