大阪音楽大学音楽専攻科の学生が淡路島でオータムコンサートを開催します。洲本市文化体育館で5度目の開催となる今回は「音楽のトビラ」というテーマです。ピアノ・声楽・管弦打楽器で、音楽による将来の扉を開くための演奏となります。常に聴衆との接点を考える演奏家を目指す学生たちが、音と声のハーモニーで観衆を素敵な音楽の世界へと誘います。
大阪音楽大学音楽専攻科オータムコンサート「音楽のトビラ」は、10月27日(土)の開場13時30分、開演14時となります。チケット料金は、前売り券500円、当日券1000円です。上演時間は約2時間を予定しています。
大阪音楽大学音楽専攻科によるコンサートは、プロデュース能力とマネジメント能力を実践する場として、演奏やアンサンブルの実力を社会で試す場として、毎年各地のホールなどで開催されています。企画・制作・演奏までを全て学生の手により行っています。
大阪音楽大学オータムコンサート「音楽のトビラ」の基本情報
- 名称:オータムコンサート vol5「音楽のトビラ」
- 開催日時:10月27日(土)開場13:30、開演14:00
- 開催場所:洲本市文化体育館 文化ホール「しばえもん座」
- 開催住所:〒656-0021 兵庫県洲本市塩屋1-1-17
- 電話番号:0799-25-3321(休館日:火曜日)
- お問合せ:080-2544-2588(大阪音楽大学 音楽専攻科)担当:中野
- 駐車場:無料(普通車140台)西側65台、東側75台
- アクセス:神戸淡路鳴門道洲本ICから車で約15分
大阪音楽大学オータムコンサート「音楽のトビラ」のチケット
チケット料金
チケット料金は、全席自由席で統一料金となります。前売り券が完売の場合は当日券はありません。未就学児童の入場はご遠慮ください。
- 前売り券:500円
- 当日券:1000円
チケット販売所
- 洲本市文化体育館:0799-25-3321(9:00~21:00火曜日休館)
- 五色図書館:0799-32-1693(10:00~18:00水曜日休館)
- しづかホール:0799-62-2001(9:00~17:00火曜日休館)
- サンシャインホール:0799-74-0250(9:00~18:30木曜日休館)
- パルティ:0799-42-5757(10:00~22:00)
大阪音楽大学オータムコンサート「音楽のトビラ」のプログラム
ヨハン・シュトラウス作曲 喜歌劇「こうもり」より乾杯の歌
ヨハン・シュトラウスが作曲した「こうもり」は、「オペレッタ」というジャンルの曲です。オペレッタは、オペラで「笑い」の要素を強調した「喜歌劇」と呼ばれています。「こうもり」は、ウィンナ・オペレッタで最高峰とされる作品となります。「オペレッタの王様」とも呼ばれています。
優雅で軽快なウィンナ・ワルツの旋律は、耳当たりが良く気軽に楽しむことができる曲です。親しみやすいメロディーで世界中から愛されています。ウィーンをはじめ、ドイツ語の国々の歌劇場では、大晦日に恒例の出し物となっています。
チャイコフスキー作曲 バレエ音楽「くるみ割り人形」より花のワルツ
チャイコフスキーが作曲した「くるみ割り人形」は、「白鳥の湖」「眠れる森の美女」と並び三大バレエの一つに数えられる有名なバレエ音楽の曲です。くるみ割り人形とは、人形の形をしたくるみを割る道具のことです。
クラシック音楽において大変ポピュラーな曲の一つです。人気曲として単独で演奏されることが頻繁にあります。序奏はハープによるカデンツァ(即興的独奏)が効果的に用いられています。
ホルンが主題を提示します。弦楽器が有名なワルツの旋律を入れます。フルートがウィーン風のメロディーを奏でます。ヴィオラ・チェロが情熱的な旋律を提示します。最後に大交響楽的なクライマックスを迎えます。
シューベルト作曲 ます
シューベルト作曲の「ます」は、ピアノ伴奏独唱曲として、非常に人気の高い楽曲の1つです。シューバルトの歌詞に曲付けしています。歌詞の内容は、ずる賢い漁師が罠を使って魚を釣り上げる様子を描いています。実際は「男はずる賢く女をたぶらかす性質だから、若いお嬢さんは気をつけなさい」という意訳となっています。
岡野貞一作曲 ふるさと
岡野貞一作曲のふるさとは、「兎追いし彼の山 小鮒釣りし彼の川 夢は今も巡りて 忘れ難がたき故郷」の有名な歌詞がある馴染み深い唱歌です。昔は、全国どこにでもあった山や川など自然の風景を懐かしみ、日本の美しさに愛しみを覚えます。日本独特の心地良い優しいメロディーは誰しもが口ずさむ名曲です。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」より
映画「サウンド・オブ・ミュージック」は、1959年11月にブロードウェイで初演したミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」が原作となるミュージカル映画です。1965年に世界的に大ヒットしました。映画は第38回アカデミー賞で作品賞、監督賞、編集賞、編曲賞、録音賞の5部門を獲得しました。
大阪音楽大学音楽専攻科の概要
大阪音楽大学音楽専攻学科は、4年間の学業を経てから、もっと音楽を楽しくなりたい、もっと実力を伸ばしたいという要望に応えるために、作曲・声楽・器楽と3つの専攻があります。
作曲・声楽・器楽の専門実技を研鑽・追求するために、1年間の実践的な教育が受けられます。常に聴衆との接点を考える演奏家の養成を目指して、実技に重点を置く実践教育を実施しています。
3つの専攻がある特徴を活かして、専攻の枠を超えて音楽専攻科で交流を図れる音楽の実践演習をカリキュラムとして用意しています。互いの才能を刺激して実力として定着させています。
演奏やアンサンブルの能力のみならず、演奏会をプロデュースして、マネジメントも行える実務能力も養います。実社会で音楽活動を行うために必要な能力を身につけます。
実践的な教育の場として、実社会で能力を試す場として「オータムコンサート」(年数回)をホールなどで実施しています。企画・制作・演奏までを全て学生自身で行います。
大阪音楽大学オータムコンサート「音楽のトビラ」の会場
大阪音楽大学音楽専攻科オータムコンサート「音楽のトビラ」の会場は、淡路島の洲本市民文化体育館です。洲本市民文化体育館は、2006年の兵庫国体に合わせて、スポーツの振興と健康づくりの支援、芸術・文化の振興と支援、まちづくり活動の支援を整備方針として、洲本市新都心地区の洲本川沿いに建設されました。
市民のスポーツ・芸術・文化の拠点施設として、体育館と多目的アリーナと文化ホールを併せ持つ複合施設です。メインアリーナ兼大ホール(しおさい館)は、国体をはじめ各種スポーツ大会などに対応できる体育館機能のほかに、移動観覧席と舞台装置を備えており、1階1155席、2階444席(ベンチシート)を合わせると、最大約1600人が収容できる多目的アリーナにも転換できる仕様になっています。
兵庫県や洲本市などの大規模式典や歌手による歌謡ショーなどに使用されています。
文化ホール(しばえもん座)は、可動音響反射板を備えた客席数548席(固定座)を収容でき、コンサートや演劇などジャンルを超えた多目的な舞台芸術に対応でき、音響や照明などに趣向を凝らした演出ができるホールになっています。クラシックコンサートから映画、講演会、発表会、式典などに使用されています。
イベント会場となる大きなエントランスホール、柔道や剣道など武道の大会ができるコミュニティアリーナ兼道場、研修会や展示会に利用できる会議室兼ギャラリー、各種運動器具を備えたトレーニングルーム、洲本川を眺めながら飲食ができるカフェが併設されています。
なお、建物はユニバーサルデザインを採用しており、親しみやすさと使いやすさをコンセプトにしています。
洲本市文化体育館の付近一帯は洲本市新都心地区の中核を成す公園施設です。近代日本で有数の紡績工場として、経済産業省の近代化産業遺産に認定される「洲本市の綿産業関連遺産」の一つとなっています。
建物群としては、市民憩いの場「洲本市民広場」、市民読書の場「洲本市立図書館」、テナント施設「アルチザンスクエア」、市民グルメの場「ごちそう館 御食国(みけつくに)」があります。
旧鐘紡洲本工場の赤レンガ造りの建物が立ち並んでいます。洲本市が誇る近代化産業遺産として当時を偲ばせます。また、美しい街づくりに寄与したとして、兵庫県からも「さわやか街づくり賞」を受賞しています。
風情ある建物郡は大正ロマンを漂わせます。これらの建物は明治から昭和にかけて、洲本の経済的発展に貢献した鐘紡(カネボウ)紡績工場の外壁をそのまま残しています。
現在、保存修復を繰り返して、図書館を含めておしゃれなカフェやショップ、アパレル店やグルメ店が入居する複合施設「洲本アルチザンスクエア」として再生しています。
景観は、兵庫県でも歴史が古い洲本市が誇る近代産業化を歩んできた遺産として当時を偲ばせます。
なお、洲本市民広場には、ドラゴンクエスト(ドラクエ)の生みの親である堀井雄二さんの故郷のPRとして、ドラゴンクエスト30周年記念碑の銅像が建てられています。
ファンの間ではドラクエの聖地巡礼の記念撮影スポットとして注目されています。
大阪音楽大学オータムコンサート「音楽のトビラ」のアクセス
大阪音楽大学オータムコンサート「音楽のトビラ」が開催される洲本文化体育館のアクセスは、自動車もしくは高速バスの2つの手段があります。
自動車の場合
自動車の場合、神戸方面からお越しの場合も、徳島方面からお越しの場合も、高速道路の神戸淡路鳴門自動車道の洲本インターチェンジから下ります。洲本インターチェンジから約15分で洲本文化体育館に到着します。
洲本文化体育館は、140台が駐車可能な無料の専用駐車場があります。専用駐車場が満車の場合は、周辺の駐車場に停車することになります。
- 住所:〒656-0021 兵庫県洲本市塩屋1-1-17
- 電話:0799-25-3321(休館日:火曜日)
- 専用駐車場:無料(普通車140台)西側65台、東側75台
- 周辺駐車場:イオン洲本店駐車場、洲本バスセンター駐車場
- 周辺駐車場料金:イオン(初回2時間無料30分毎100円)、洲本バスセンター(初回1時間無料1時間毎100円)
高速バスの場合
高速バスの場合、JR三宮駅、JR舞子駅、学園都市駅、新幹線 新神戸駅、大阪阪急3番街、なんば駅の最寄りの高速バス乗り場から淡路島行きの高速バスが運行しています。
洲本高速バスセンター行きの高速バスに乗車します。洲本高速バスセンターに到着すると徒歩で約5分で洲本市文化体育館に到着します。洲本高速バスセンターの向かい側に兵庫県立淡路医療センターの巨大な茶色の建物が見えます。兵庫県立淡路医療センターの隣にあるベージュの建物が洲本市文化体育館になります。
淡路交通バス
- 高速舞子駅ー洲本バスセンター(所要時間60分、乗車料金1550円)
- 学園都市駅ー洲本バスセンター(所要時間75分、乗車料金1600円)
- 神戸三宮駅ー洲本バスセンター(所要時間85分、乗車料金1850円)
- 大阪 梅田阪急3番街ー洲本バスセンター(所要時間120分、乗車料金2350円)
阪急高速バス
- 大阪 梅田阪急3番街ー洲本バスセンター(所要時間120分、乗車料金2350円)
本四海峡バス
- 高速舞子駅ー洲本バスセンター(所要時間60分、乗車料金1550円)
- 三宮BT-洲本バスセンター(所要時間85分、乗車料金1850円)
- 新神戸駅ー洲本バスセンター(所要時間95分、乗車料金1850円)
- なんば駅(OCAT)ー洲本バスセンター(所要時間120分、乗車料金2350円)
大阪音楽大学オータムコンサート「音楽のトビラ」周辺の観光スポット
大阪音楽大学オータムコンサート「音楽のトビラ」が開催される洲本文化体育館の周辺の観光スポットは、洲本市民広場のドラクエ像、洲本レトロこみちです。
洲本市民広場は、洲本市文化体育館から徒歩約3分です。ドラクエの生みの親である堀井雄二さんの出身地として、ドラゴンクエスト30周年記念碑の銅像があります。
主人公の勇者が装備する武器「ロトの剣」と防具「ロトの盾」、人気キャラクターのスライムが寄り添った銅像が建てられています。洲本市民広場の大きな木の根元にひっそりと佇んでいます。
洲本レトロこみちは、洲本市文化体育館から徒歩約10分です。城下町洲本の風情が残る小路です。江戸時代以降の古い町家や小民家や空き家などをリノベーションしたオシャレな店舗が並ぶ通りです。
週末や連休には、個性的なカフェやレストランやショップなど20店舗以上が営業しています。細い通りを歩きながら、レトロな雰囲気を味わえます。中心部をぐるっと巡る「まち歩き」が楽しめます。