淡路島 諭鶴羽神社(ゆづるは)羽生結弦ファン聖地 元熊野の称され枕草子に登場

羽生結弦選手が、平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)の男子フィギュアスケートで五輪(オリンピック)連覇という偉業を成し遂げました。同種目のオリンピック連覇はディック・バトン以来66年ぶりの快挙となります。テレビ朝日の特番「男子フィギュアハイライト&表彰式(2月17日(土)18:56~23:54)」では、羽生結弦選手が自動車で明石海峡大橋を渡り淡路島に上陸する映像が流れていました。南あわじ市の諭鶴羽山(ゆづるはさん)を自動車で登る道中に鹿に遭遇する場面もありました。頂上付近の諭鶴羽神社(ゆづるはじんじゃ)を参拝されていました。奉納された絵馬には「心身ともに健康で、自分の思い描く演技ができますように。皆さんの思いが少しでも多く、叶いますように。」としたためられていました。羽生結弦選手は2017年6月4日に諭鶴羽神社を参拝されたそうです。淡路島の諭鶴羽神社(ゆづるはじんじゃ)には、平昌五輪の男子フィギュアの本番が終わるまで多くのファンが訪れており、たくさんの絵馬が奉納されています。

淡路島南あわじ市の諭鶴羽山の頂上付近にある諭鶴羽神社(ゆづるはじんじゃ)は、数年前から羽生結弦ファンの間で「聖地」となっています。2014年のソチ五輪(ソチオリンピック)で金メダルを獲得した以降、全国にある「ゆづる」と同じ名前の神社として諭鶴羽神社の名前も上っていたとされています。2017年11月の右足首の負傷した以降、「祈祷班」と呼ばれるファンが「羽生結弦選手の怪我が早く治りますように」という絵馬や「羽生結弦選手が金メダルを獲れますように」という絵馬をたくさん奉納されたといわれています。諭鶴羽神社においても羽生結弦選手を応援するために、境内で「ガンバレ!羽生結弦選手応援しています」と書いたパネルを掲示していました。そこには、羽生結弦選手の出身地が仙台市であることから「がんばろう東北!」の文字も添えられていました。現在は、羽生結弦選手が金メダルを獲得したことから、4年前のソチ五輪(ソチオリンピック)と同様に縦180センチ、横90センチの看板が設置されています。看板には「平昌オリンピック 羽生結弦選手 金メダル 二連覇おめでとうございます。日本中に感動をありがとうございました。ガンバロウ日本!ガンバロウ東北!応援しています。」との文字が添えられています。

諭鶴羽神社は、淡路島で最高峰(608m)となる諭鶴羽山の山頂近くに鎮座する神社です。およそ二千年も昔となる紀元前98年、日本で第9代となる開化天皇の時代に、国生み神話のイザナギとイザナミの二神を鶴が羽に乗せてやってきて山頂に降り立ったことが、諭鶴羽山の由来となり、諭鶴羽神社の始まりとされています。悠久の昔より自然崇拝、山岳信仰が始まり、神聖な山として崇められていました。中世には熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)と並んで修験道の聖地として名を馳せました。熊野権現元宮といわれ熊野本宮と称されていたとされています。境内には、熊野那智大社宮司による「元熊野宮」と刻まれた碑が立っています。諭鶴羽神社は修験道の元となった神社とされており、熊野の神は諭鶴羽山から渡っていかれたとも伝えられています。いわゆる「諭鶴羽古道」には、昔の賑わいを推測される町石などが残されています。清少納言の枕草子では「峰はゆつるはの峯 阿弥陀の峯 弥高の峯」と謳われています。当時は諭鶴羽山山一帯に二十八宇もの大伽藍が建ち並び、「社殿は甍に甍を並べ、朱塗りの高殿は軒に軒を連ね」と形容されたほど賑わっていたとされています。

諭鶴羽山一帯は、瀬戸内海国立公園に指定されており、温暖な気候や起伏に富んだ地形から、貴重な動植物が生息しています。諭鶴羽神社境内は国立公園特別地域となっています。社殿を囲う林となる「アカガシ群落」は兵庫県指定天然記念物に選定されており、「親子杉」は兵庫の巨樹巨木に選定されています。近畿百名山、ふるさと兵庫50山、ひょうごの森百選に選定されています。諭鶴羽古道は登山道ハイキングコースとして諭鶴羽ダムから諭鶴羽神社を目指す「諭鶴羽古道コース(約3キロ約1時間30分)裏参道」、灘黒岩水仙郷から諭鶴羽神社を目指す「近畿自然歩道コース(約5.7キロ約2時間)」があります。山頂からは、紀伊水道に浮かぶ沼島を含め360度の大パノラマが楽しめます。毎年11月下旬に山開きを行い、シーズンに全国から3000人以上の登山愛好家が諭鶴羽古道を登山します。

諭鶴羽神社の詳細情報

  • 所在住所:〒656-0551 兵庫県南あわじ市灘黒岩472
  • 電話番号:090-3990-5334
  • アクセス:神戸淡路鳴門自動車道西淡三原ICから車で約45分
    ※諭鶴羽神社へアクセス道路は、幅員が狭く注意が必要です。普通車は駐車場まで走行可能です。自信のない方は無料送迎も行っています。前日までに連絡で事前予約必要です。
  • 駐車場:無料
  • HP:諭鶴羽神社
  • 御祭神:伊弉冉尊(イザナミ)、速玉男命(ハヤタマノオ)、事解男命(コトサカノオ)
  • 特殊信仰や神事
    お宮参り:春例祭に赤ちゃんやお嫁さんが山頂にて氏子入り(初宮詣)
    毛付け参り:水源守護の山として農家から信仰も厚い。
    採燈大護摩供法要:修験道を伝える屋外の護摩壇で採燈大護摩供法要。
    お餅焼き行事:お正月に境内でお餅を焼いて食べると1年間無病息災。

諭鶴羽神社の指定文化財

  • アカガシの森(アカガシ群落):兵庫県指定天然記念物
  • 諭鶴羽古道(表参道、裏参道):南あわじ市指定文化財
  • 多宝塔影板碑(十二所神社内):南あわじ市指定文化財
  • 宝剣板碑群二十八基(十二所神社内):南あわじ市指定文化財
    その他文化財
  • 親子杉:兵庫の巨樹・巨木選定
  • 建武元年銘(1334年)在銘長足五輪塔型町石、他六基(複数基現存する町石として兵庫県下最古の町石)享保二十年銘(1735年)在銘町石、全十八基(表参道)
  • 寛保四年銘(1744年)在銘町石、全二十八基(裏参道)
  • 蓮華文軒丸瓦、布目の瓦群(境内より出土:平安時代後期)
  • 薬師堂跡長享二年銘五輪塔

諭鶴羽神社の歴史

悠久の昔より自然崇拝、山岳信仰が始まり神聖な山と崇められていました。

  • 2150年前
    開化天皇の御代に鶴の羽に乗られた二神がの頂上に遊び給ふとあり、諭鶴羽山山名の由来となり、諭鶴羽神社の起こりとなり、鶴羽神社の最初の社殿が建立されました。
  • 奈良時代~平安時代
    修験道が盛んとなります。二十八宇の大伽藍が建立されました。
  • 1000年頃
    清少納言の枕草子「峰はゆつるはの峯 阿弥陀の峯 弥高の峯」
  • 1163年
    長寛勘文:熊野御垂迹縁起に「熊野の神は諭鶴羽山から渡られたの記」
  • 1456年
    焼き討ちに合い二十八宇の大伽藍を全て焼失されました。
  • 1526年
    十八宇の伽藍を復興されました。
  • 1551年
    二回目の焼き討ちに合い十八宇の大伽藍を全て焼失されました。
  • 1584年
    豊臣秀吉が参拝して国家安泰を祈願されました。
  • 1652年~1655年
    蜂須賀光隆が徳島城鬼門鎮護に本殿、末社二社を造営されました。
  • 1735年
    この頃、舟形地蔵型町石が表参道十八基に造立されました。
  • 1744年
    この頃、舟形地蔵型町石が裏参道二十八基に造立されました。
  • 1872年
    修験道廃止令により諭鶴羽山から修験道が完全に消滅しました。
  • 1933年
    本殿を改築して幣殿と社務所を新築されました。
  • 2008年
    境内御堂に大日堂が建立されました。

関連記事