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八浄寺 淡路島七福神の大黒天(大黒さん)とご利益

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歴史・文化
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八浄寺は、淡路島七福神の二番霊場として「大黒天」をお祀りして、心身の裕福を授ける寺です。大黒天は大黒さんと親しまれる裕福の神様で、五穀豊穣や商売繁盛などのご利益があります。

朱塗りの宝塔が目印です。淡路島七福神の総本山のお寺で、一年を通して様々なお祭りが催されています。兵庫県淡路市佐野にあり国道28号線を下ってすぐにあります。

なお、淡路島七福神めぐりの詳細については、「淡路島七福神めぐり まとめ」の記事をご参照ください。

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八浄寺 淡路島七福神の基本情報

住所と電話

  • 住所:〒656-2212 兵庫県淡路市佐野834
  • 電話:0799-65-0026

営業時間と定休日

  • 営業時間:8:00~17:00
  • 定休日:無休

真言と詠歌

  • 御真言:おんまかぎゃらやそわか
  • 御詠歌:打つ槌に宝の雨をふらしつつ 無福の民を救う御神

御朱印とハッピー券と記念品

  • 御朱印:300円
  • ハッピー券:200円
  • 記念品:マッチと幸せの実る花の種

駐車場

  • 駐車場:無料(普通車100台)
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八浄寺 淡路島七福神の大黒天(大黒さん)

八浄寺は、淡路島七福神の「大黒天」をお祀りするお寺です。大黒天は、通称「大黒さん」と呼ばれています。頭に頭巾、肥満と福耳といわれる大きな耳を持ち、体に狩衣をまとい、左手に大きな袋を持ち、右手に打出の小槌をかざし、二俵の米俵に立ち白ネズミを従えた姿で描かれます。

もとはインドのヒンズー教の創造と破壊を司るシヴァ神の化身です。インド密教に取り入れられた「マハーカーラ」のことです。「マハー」とは大(偉大)、「カーラ」とは黒(暗黒)を意味することから、日本には「大黒天」と伝わりました。

日本には仏法守護の神として伝来しましたが、日本神話の大国主命(おおくにぬしのみこと)と結びつきました。「裕福(五穀豊穣)」の神様として広く信仰されるようになりました。

大黒天がつけた頭巾は「上を見ない」という謙虚さを表しています。2つの米俵は「二表で満足をする」という欲張らない心を表しています。大黒天が左手に持っている大きな袋は「ふくろ」から「福労」と転じて、苦労をいとわず、苦労を買って出て、苦労の積み重ねを溜め込むための大きな袋といわれています。

大黒天が右手に持つ「打出の小槌」は、「怠け心」「よこしまな心」「弱い心」など「邪悪な心」を打ち振って、人の迷いを晴らします。左手の大きな袋に人生の苦労を積み重ねて溜め込んで、右手の打出の小槌を振ることによって、心身ともに裕福な人生が溢れ出るともいわれています。例えば、一寸法師は鬼退治をして、打ち出の小槌で1寸(約3センチ)だった身長を、6尺(約180センチ)にまで高くしてもらいました。

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八浄寺 淡路島七福神のご利益

  • 五穀豊穣
  • 商売繁盛
  • 子孫繁栄
  • 出世開運
  • 家産増進
  • 福徳開運
  • 子孫愛育
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八浄寺 淡路島七福神の歴史

応永年間(1394年~1427年)に開基心了法師による阿弥陀如来造立して創建されました。延宝年間(1673年~1681年)に盛奝上人が円融山浄満寺を中興されました。その後、八幡神社別当寺の平松山八幡寺と合併して、蓮台山八浄寺と改称されました。

七福神の総本山として瑜祇七福宝塔は1989年9月に建立しました。本堂に高さ2メートルの大きな木彫りの大黒さんが安置されています。立派な朱塗りの「瑜祇七福宝塔」が鮮やかに立っています。

室町時代から続く高野山真言宗の古刹で、弘法大師が御筆と伝えられる妙音弁財天を、年ごとに場所を移してお祀りする淡路島の奇祭「回り弁天」発祥の寺といわれています。

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八浄寺 淡路島七福神の境内

八浄寺は、淡路島七福神の総本山となります。立派な本堂と朱色の瑜祇七福宝塔が鮮やかです。駐車場も広々しており、淡路島でも大きなお寺となります。駐車場から境内までも歩いてすぐです。

境内の入口には仏心開花の山門があります。門の敷石には、仏様の慈悲の象徴である蓮弁が刻まれています。裏面には、諸仏諸菩薩の最尊の真言として光明真言の梵字が刻まれています。

光明真言は、破地獄真言ともいわれており、功徳は甚大で厄難が除かれて、福徳を授かると経説されています。合唱と礼拝をして蓮上を通りながら入門すると心の庭に花が咲くそうです。

山門の前には、「ようこそ おまいり 七福神の里に」の看板と、淡路島七福神のイラストが掲げられています。大黒天、毘沙門天、恵美酒太神、寿老人、福禄寿、弁財天、布袋尊が笑顔で並びます。

宝塔心柱育ての根元という大きな切り株があります。大日如来を表した象徴物の三摩耶形です。宝塔の揺れを吸収して安定を司る重要な役割を果たす心柱の根元となります。

青森県北津軽郡の国有林の密林に小さな一粒のヒバの種子が三百八十余年の年月をかけて育てられた尊い根元とされています。手に触れると大気のパワー感じることができます。

瑜祗七福宝塔は、朱色に輝く塔です。秘仏となる大黒天が祀られています。平成11年(1999年)11月11日11時11分の大吉祥日に落慶しました。数字の「一」、太陽周期を表す秘数の「十一」、太陽を象徴する十二支の卯が重なる稀有なめぐり合わせとなっています。

瑜祗七福宝塔は、年に三回しか開扉されません。1月26日の初大黒天大祭、5月26日の大黒天春季大祭、11月26日の大黒天秋季大祭にご開扉されて秘仏の大黒天がご開帳されます。

扉の中に、色鮮やかに描かれた「仏教絵図」があります。太陽光が自動で差し込む構造となります。光の柱となって地下まで貫きます。地下に巨大な水晶が置かれて光を四方に放射しています。

霊光に包まれながら瞑想できる場所となります。宇宙の根源に誘われながら、高野山の弘法大師が唱えた真言密教の教えを感じられます。神秘的な宇宙の尊いパワーが体験できます。

秘仏である大黒天、中国大慈恩寺からもたらされた巨大な水晶、お釈迦の遺骨となる真正仏舎利、スリランカからもたらされた釈迦大仏足尊形などの仏宝が安置されています。

洗心場には、人が近づけば七福神の手から浄水が流れ出す仕組みとなっています。直接手を清めて参拝します。「1千年の樹木には1千年の気がある」との説明があります。

本堂には、正面に大黒さまと金色の玉袋が並んでいます。入口の右が受付となります。御朱印やハッピー券をお持ちの方はこちらで手続きができます。

入口の左が、祈願する場所となります。木彫りの大きな大黒天がいます。日本一の大きさといわれています。大黒天にまつわる法話をいただけます。

本堂の隣に四国八十八カ所 お砂踏霊場があります。入口に弘法大師が祀られています。裏側には、四国の八十八カ所が祀られています。それぞれの足元に「砂場」が設けられています。

その他の建物としては、弥勒堂があります。瑜祗七福宝塔の前には「母念の碑」があります。母を思う心を表現した碑石です。参拝記念品は「幸せ実る花の種」と「幸せ三倍マッチ」です。

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八浄寺 淡路島七福神のアクセス

淡路島七福神の大黒天が祀られている八浄寺のアクセスは、移動手段が自動車のみとなります。神戸方面かたお越しの場合と徳島方面からお越しの場合で、高速道路の神戸淡路鳴門自動車道の最寄りとなるインターチェンジが異なります。

  • 住所:〒656-2212 兵庫県淡路市佐野834
  • 電話:0799-65-0026

神戸方面からお越しの場合

神戸方面からお越しの場合は、高速道路で神戸淡路鳴門自動車道の東浦インターチェンジを下ります。東浦インターチェンジから車で約20分で到着します。

東浦インターチェンジの出口を左折して県道460号線を進みます。浦交差点を右折します。国道28号線を進みます。海岸沿いを過ぎると坂道を登ります。坂道を過ぎるとトンネルが見えます。

トンネルの手前左手に見える朱色の宝塔が八浄寺です。国道28号線から右折して坂道を下り、高架下をくぐった先にあります。駐車場は普通車で約100台が停車できます。

徳島方面からお越しの場合

徳島方面からお越しの場合は、高速道路で神戸淡路鳴門自動車道の津名一宮インターチェンジを下ります。津名一宮インターチェンジから車で約15分で到着します。

津名一宮インターチェンジの出口を左折して県道88号線を進みます。志筑交差点を左折します。国道28号線を進みます。アップダウンを繰り返しながら坂道を過ぎるとトンネルが見えます。

トンネルのを通過したすぐに右手に見える朱色の宝塔が八浄寺です。国道28号線から左折して坂道を下り、高架下をくぐった先にあります。駐車場は普通車で約100台が停車できます。

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