淡路島 撮影映画「あすなろ家族」洲本オリオン無料上映

淡路島洲本市の映画館洲本オリオンで1月13日(土)13時30分から、甲南女子大学文学部メディア表現学科4年生9人による卒業制作映画「あすなろ家族」が上映されます。映画監督の白羽弥仁さんが講師を務める映画・映像研究ゼミ生による卒業制作作品となります。映画は、東大阪市に住む淡路島出身の主人公の主婦が日々の家事、認知症の義母の介護、引きこもりの息子の世話に追われる毎日に嫌気がさして、夫の無理解に疲れて、実家である淡路島南あわじ市の農家に「家出」をするという設定です。そして、故郷の淡路島で十数年ぶりに再会した中学時代の同級生夫婦が阪神淡路大震災で子供を失ったことや、代わりに行き場のない青年の面倒を見ている姿などに接していくうちに徐々に心境に変化がみられていきます。そして、「家族とは何か、家族のあり方」を再確認するというストーリーとなっています。この映画を通じて、家庭と仕事を抱える女性が生き方を考えるきっかけになったり、また美しい自然や温かい人情など淡路島の魅力が盛り込まれている、心温まる作品です。

ロケ地の淡路島は、美しい景色など環境が整っており、映像のイメージに合うという理由から選ばれています。そして、淡路島の魅力を発信する組織「淡路島フィルムオフィス」が支援と調整を行い、昨年9月に淡路市の海水浴場、民宿、農家、それに南あわじ市の神社、民家などで撮影しています。脚本や演出、撮影や編集など全て学生自身で手がけています。島内在住の4人がエキストラで出演しており、淡路島の特産品も登場します。当日は午後1時開場で入場料無料となります。上映前に学生さんによる舞台あいさつがあり、午後3時からは講師である白羽監督の作品「劇場版 神戸在住」(2015年公開)が特別無料上映されます。この映画は、阪神淡路大震災をテーマとして描かれてた木村紺さんによる漫画を実写化したもので、1995年に起こった阪神淡路大震災を知らずに育った東京生まれの19歳の主人公の女子大生が、神戸の街で震災の記憶に触れて変化していく姿を描いた作品です。

「あすなろ家族」の上映会の詳細

  • 上映日時:1月13日(土)13:00 開場
  • 上映会場:洲本オリオン
  • 入場料金:無料
  • 会場住所:洲本市本町5丁目4-8
  • 電話番号:0799-24-2001(淡路島フィルムオフィス)
  • 座席数:100席
  • HP:洲本オリオン
  • アクセス:神戸淡路鳴門道洲本ICから車で約10分
  • 駐車場:イオン洲本店もしくはエディオン洲本店、洲本バスセンターの駐車場が比較的広いです。なお、駐車料金は最初1時間無料でその後1時間毎100円となります。

当日の上映スケジュール

13:00~ 開場
13:20~ 淡路島フィルムオフィスPR映像(初公開)
13:30~ 「あすなろ家族」(45分)上映前に学生さん舞台挨拶
15:00~ 特別上映「劇場 版 神戸在住」(97分)

「あすなろ家族」の主なロケ地

淡路市:天空庵(農家民宿)。里農園(みかん山)、多賀の浜海水浴場
南あわじ市:上幡多八幡神社、民家

洲本オリオンの概要

淡路島の洲本市にある淡路島で唯一の映画館です。戦前は淡路人形浄瑠璃を上演する芝居小屋として存在していました。その後、「昭和館」や「福助座」と変遷していき、1951年に公募により「オリオン」と命名して映画館となりました。映画の最盛期には洲本市にも7つの映画館がありました。1975年に建物を現在の風貌に改築しました。その後、得意の洋画以外に邦画も上映するようになりました。洲本市出身の作詞家の阿久悠さんや俳優の笹野高史さんも学生時代に通っていたそうです。2011年7月に3Dデジタルシネマシステム(ドルビー3D)を導入してデジタル化しました。2012年から毎年4月下旬と10月上旬に「城下町洲本レトロなまち歩き」と題したイベントを洲本オリオン周辺で開催しています。運営は「城下町洲本再生委員会」が行っており、代表を洲本オリオン代表である野口純子さんが務めています。ただ、島外にあるシネコンの影響を受けて、2013年10月に映画館としての営業を一時終了しました。その後、2014年6月に山口賀生さんが「島の映画やさん」を名乗って映画上映会企画を立ち上げました。この活動が功を奏して2014年9月に「ベイマックス」や「アナと雪の女王」というアニメ上映会を洲本オリオンで2日間開催しました。全ての上映回がほぼ満席の状態となり、企画は成功しました。その後、2016年にはGWと夏に年末年始に「ガールズ&パンツァー」の上映会を開催。そして、2016年の年末に洲本オリオンは、休館を取り下げて常時上映でなく定期的な上映会を継続しています。

関連記事