奇跡の星の植物館 プヤ・チレンシスとヒスイカズラが開花

淡路夢舞台にある奇跡の星の植物園で、珍しい植物や美しい植物が開花しています。まず、乾燥地域で咲くプヤ・チレンシスが15年目にして初めて開花しています。環境が良ければ数十年に一度の開花、環境が良くなければ1代限りの開花といわれるくらい貴重な幻の植物です。次に、熱帯雨林地域で咲くヒスイカズラが美しいエメラルドグリーンの花を咲かせています。美しい花はたくさんありますが、ヒスイカズラくらい鮮やかな色の花を咲かせる植物はなかなか見つからないくらい貴重だそうです。最後に、亜熱帯地域で咲くぺトレア・ヴォルビリスが花びらの紫色とガクの淡紫色という絶妙のコントラストで開花しています。花の中に小さな小花が咲いているように見えます。開花後のガクを置いてあり、ガクを飛ばす体験もできます。

この他、奇跡の補記の植物館では、3月10日(土)から4月15日(日)まで「春爛漫 花見の庭2018~浮世絵に見る花見~」を開催しています。日本の花文化を象徴する花見をテーマにした花見の和風庭園です。今年は「町方花見」にスポットを当て、花見を楽しみ、園芸を楽しむ江戸庶民の暮らしを浮世絵から紐解き、今昔の庶民の花見を「伝統とモダンの調和」で演出します。楊貴妃、ソメイヨシノ(染井吉野)、河津桜(カワズザクラ)、オカメザクラ、紅枝垂(ベニシダレ)など桜と、ユキヤナギ(雪柳)、コデマリ(小手毬)など春の花木、プリムラマラコイデス桜草の仲間、ストックなど100種2万株の春の植物で彩る和の庭が、花見小袖をイメージして琳派風にデザインされます。この他、モダニズムと伝統園芸展、浮世絵で見る花見と花見弁当箱展、コラボスイーツなどが企画されています。

プヤ・チレンシスが15年目にして貴重な初開花

奇跡の星の植物館で、プヤ・チレンシスが2003年の種植えから育てて15年目にして初めて開花しています。プヤ・チレンシスは、南米のアンデス山脈などチリ中央部の乾燥した丘陵地帯が原産のパイナップル科の植物です。巨大な常緑の多年草で、茎は木質化して、葉は硬い多肉室でトゲだらけになって縁取られています。長さ1メートルほどの葉には、鉤爪のような鋭いトゲがあります。現地では羊などに刺さると逃げられなくなり、死に至ることから、別名「羊食い」ともいわれているそうです。今回、奇跡の星の植物館で開花するプヤ・チレンシスは、高さ5メートルほどになります。2月下旬から開花の兆しを見せはじめ、3月下旬に花が咲きました。

木質化した高く伸びた茎の先に、硬く皮のような緑の葉が1メートルほど広がり、1.5メートルほどの円錐状の花序を春から夏にかけてつけます。中央にオレンジ色のおしべ、緑色または黄色の約5センチほどの花びらの花が咲いています。稲穂のように茎の先に穂状の花をつけるのが特徴です。1週間から10日程度は花を楽しめるそうで、見頃は4月中旬頃までとなりそうです。プヤ・チレンシスは成長が遅く、花を開くのに20年以上かかることもあるそうです。環境が良くなければ1代限りで終わってしまい、環境が良く子株が育てば数十年かけて再び目にすることができるかもしれいくらい貴重です。また、生態の解明が進んでいない植物の一つで、自生以外ではイギリスの王立庭園「ウィズリーガーデン」で2013年に開花した記録以外は無く、日本で開花したのは初めてとみられています。

ヒスイカズラがエメラルドグリーンの花を咲かせる

フィリピン諸島が原産の熱帯のつる性植物です。藤のような50~100センチくらいの花穂を垂らして、1つ1つの花は長さ6~8センチの爪の形をしたエメラルドグリーンの花を咲かせます。ヒスイカズラは和名で、花色が宝石の翡翠(ヒスイ)のようなエメラルドグリーンをしていることから名づけられました。たくさんある花の中でも、ヒスイカズラのような鮮やかな色の花を咲かせる植物はなかなか見つからないくらい貴重です。

栽培は熱帯雨林を彷彿とさせる高温多湿を必要として、大型植物であることから一般家庭で栽培は難しく、栽培は植物園などに限られます。奇跡の星の植物館では、2000年の淡路花博に合わせて植栽され、て、2005年に初めて開花をしています。開花は数日で終わり、花はぼとぼとと落ちます。続々と別の花房から開花していき多数の花を咲かせます。

ぺトレア・ヴォルビリスが絶妙のコントラストで開花

メキシコの亜熱帯が原産の常緑のつる性の植物です。つるは12メートル以上に伸びます。枝は細く沢山の枝分かれをして、弓状にしなり枝先に紫色の花を房状に咲かせます。花びらの色は紫色でガクは淡紫色、コントラストが絶妙です。花の中に小さな小花が咲いているように見えます。パープルリースの別名があります。

葉はざらざらして紙ヤスリのようなので、サンドペーパー・バインという別名もあります。花自体の寿命は2、3日と短いですが、紫色の花びらが散った後に淡紫色のガクが残り長期間その美しさを楽しむことができます。ガクは残って大きくなり、翼の役目を担い果実の飛散に寄与します。なお、奇跡の星の植物館では開花後のガクを置いてあり、ガクを飛ばす体験ができます。

奇跡の星の植物館の概要

奇跡の星の植物館は、自然の素晴らしさ、美しさ、巧妙さを五感で体感する「五感軸」と21世紀型の花・緑と共生する生活空間、都市の緑化を提案する「共生軸」という2つが大きなテーマとして構成された植物園です。「感動創造」をコンセプトに「共生文化ゾーン」と「花と緑の暮らしゾーン」で構成されており、植物の形、色、香にスポットを当て、ユニークなディスプレイで、植物の素晴らしさを五感に訴える展示を行っています。それぞれに明確なテーマとメッセージを持っています。芸術と緑花を融合させた新しいタイプの展示空間といえるでしょう。これにより、古来から先人たちが創りあげた庭園文化や伝統的ライフスタイルを継承して、21世紀の地球環境を身近な空間(ガーデン)を通じて創造する「参加型社会作り運動」=「ガーデンルネサンス」を推進しています。

建物は、面積約6700m2、高さ17m、幅24m、長さ100mの巨大な直方体がクロスした形状となっており、植物館としては日本最大級の規模の吹き抜けの空間となっています。乾燥地の多肉植物、熱帯性の植物、温帯性の植物、高山植物など、約3000種3万株の多様な植物が展示されています。段状に配置された各展示室の高低差は最大10mとなっており、上部と下部で5度の温度差を生む構造となっており、温室上部に熱帯植物、温室下部に温帯植物、地下空間に遮光で育つシダ類などを展示しています。天井が非常に高い空間を活かして、様々なハンギング型のディスプレイも提案しています。

奇跡の星の植物館のイベント情報

花見の庭園2018

淡路夢舞台の奇跡の星の植物館で、3月10日(土)から4月15日(日)まで、「春爛漫 花見の庭2018~浮世絵に見る花見~」が開催されます。日本の花文化を象徴する花見をテーマにした花見の和風庭園です。今年は「町方花見」にスポットを当て、花見を楽しみ、園芸を楽しむ江戸庶民の暮らしを浮世絵から紐解き、今昔の庶民の花見を「伝統とモダンの調和」で演出します。楊貴妃、ソメイヨシノ(染井吉野)、河津桜(カワズザクラ)、オカメザクラ、紅枝垂(ベニシダレ)など桜と、ユキヤナギ(雪柳)、コデマリ(小手毬)など春の花木、プリムラマラコイデス桜草の仲間、ストックなど100種2万株の春の植物で彩る和の庭が、花見小袖をイメージして琳派風にデザインされます。この他、モダニズムと伝統園芸展、浮世絵で見る花見と花見弁当箱展、コラボスイーツなどが企画されています。

花見の庭園2018の詳細情報

  • 開催期間:3月10日(土)~4月15日(日)
  • 開館時間:10:00~18:00(最終受付17:30)
  • 開催場所:〒656-2306 兵庫県淡路市夢舞台4
  • 電話番号:0799-74-1200
  • 期間中無休:期間前3月5日(月)~3月6日(火)休館
  • 特別入館料:大人600円、シルバー300円、高校生以下無料
  • HP:奇跡の星の植物館
  • http://www.kisekinohoshi.jp/
  • 駐車場:ウェスティンホテル淡路駐車場500円(600台)
  • アクセス:神戸淡路鳴門自動車道の淡路ICから車で5分

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