野島断層は、神社・パワースポットでおすすめスポットです。兵庫県淡路市にある活断層です。1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災により隆起しました。現在、北淡震災記念公園となります。
全体で島北西部の江埼灯台から富島地区までの約10キロにわたります。六甲山から淡路島までの六甲淡路島断層帯の一部となります。野島断層の一部となる約140メートルを保存展示しています。
国の天然記念物に指定されています。地震により南東側が北西側に比べて最大1.4メートルの隆起しました。南西方向に最大2.1メートルずれました。上下方向で最大0.5メートルずれました。
トレンチ展示では野島断層の一部を掘り下げた溝(トレンチ)から断面が見学できます。地中深く斜めに入った亀裂が断層です。上下に最大50センチのずれが生じていることが確認できます。
断層の左右の土の質・色などが異なる状況がはっきりと見て取れます。ずれる前の位置とずれた後の位置がポイントで示されています。わずか数十秒間の地震で起きた破壊力の凄まじさが伺えます。
野島断層を上から見学するとアスファルトで舗装された道路が破壊されています。側溝が大きくずれています。生け垣や畦道が左右方向にずれています。段差が2つあり断層が2つに別れています。
他にも、様々な地形の変化をカメラやパネルで展示しています。ガイドの解説で詳しく観察できます。当時の状況が生々しく残されて地震の凄まじさに脅威を感じます。防災の大切さを学びます。
地球の計り知れないエネルギーをまざまざと見せつけています。地球の大きさからすれば、わずか数メートルのずれですが、人類にとって甚大な被害を及ぼしてしまいます。地震の破壊力です。
ジオツーリズムの先駆けとして自然の圧倒的なパワーに脅威を感じるジオパークと言えるでしょう。
なお、北淡震災記念公園は、阪神淡路大震災で隆起した野島断層を保存展示しています。地震の凄まじさに脅威を感じて、震災から得た防災の大切さと教訓を後世に伝える施設です。
国道の倒壊を再現した模型、震災当時の写真パネル、活断層の地図があります。震災遺構として「神戸の壁」を移設しています。激震に耐えたメモリアルハウスを展示しています。
震災体験館では、兵庫県南部地震の縦揺れと東北地方太平洋沖地震の横揺れの違いを体験できます。震災シアターでは、震災の映像や南海地震など自然災害への備えの映像を鑑賞できます。
名物「たこ丼」をはじめ、海鮮や淡路牛のランチなどが食べられるレストラン、1番人気商品「淡路玉ねぎスープ」をはじめ、海産物、野菜、クラフトビールなどを販売する物産館があります。
- 住所:〒656-1736 兵庫県淡路市小倉177
- 電話:0799-82-3020
- 公式サイト:https://www.nojima-danso.co.jp/
- 営業時間:9:00~17:00
- 入場料金:大人700円、中高生300円、小学生250円
- 駐車場:約200台
- 駐車料金:無料
- アクセス:神戸淡路鳴門自動車道 淡路ICから車で約20分、北淡ICから車で約10分