淡路島 花見の庭2018 奇跡の星の植物館 100種2万株

淡路夢舞台の奇跡の星の植物館で、3月10日(土)から4月15日(日)まで、「春爛漫 花見の庭2018~浮世絵に見る花見~」が開催されます。日本の花文化を象徴の花見をテーマに庭がアレンジされるイベントです。今年は「町方花見」をメインに、花見を楽しみ、園芸を楽しむ江戸庶民の暮らしを浮世絵から紐解き、今昔の庶民の花見を「伝統とモダンの調和」で演出しています。陽光桜、楊貴妃、一葉桜、ソメイヨシノ(染井吉野)、河津桜(カワズザクラ)、糸桜(イトザクラ)、オカメザクラ、豆桜、紅枝垂(ベニシダレ)などの桜、ユキヤナギ(雪柳)、コデマリ(小手毬)など春の花木、プリムラマラコイデス、オブコニカなど桜草、クレマチス、ストック、サイネリア、デルフィニウムなど100種2万株の春の植物で彩る和の庭が、花見小袖をイメージして琳派風にデザインされます。伝統園芸展では、東洋蘭、オモト、斑入り植物、サクラソウ、ショウブなどが展示されます。この他、町人たちが美しい着物を着て、美しい花見弁当箱を持って、歌を詠みながら酒を交わして踊りながら花見を楽しむ様子を写した浮世絵、美しい蒔絵の花見弁当箱やわりこ弁当など様々なお弁当箱を展示しています。

花見は日本固有の文化となっています。四季の変化がある豊かな自然に寄り添って生きてきた日本の暮らしの中で「花文化」を代表するイベントです。日本で花見といえば桜といわれるように、平安時代から花見の花はずっと桜となっています。桜(さくら)の「さ」の字は山の神さまのことを意味しており、「くら」の字は山の神さまが一時宿る神の座のことを意味しています。桜の名に込められた先人たちの思いは、春の訪れを告げる華やかな桜の木の下で、春の神の訪れを迎えるイベントとして表現されました。桜で迎える花見は平安時代に始まる貴族の宴ですが、庶民には花の日(春山入り)として、季節の味覚のご馳走とお神酒を持って山に入り一年の豊作を山の神さまに願う宴でした。これは、山の神さまが春に里に下りて田の神さまとなり(さおり)、田の神さまが秋に山に帰って山の神さまとなる(さのぼり)という桜(さくら)の由来にまつわる信仰です。国民的行事となった花見は遊山であるだけでなく、衣類、食料、住居、芸能、芸術、工芸にまで幅広く影響を与えてきました。これこそが歴史が長く根付いてきた日本の花文化といえるでしょう。今回の「春爛漫 花見の庭2018」は、そんな庶民の暮らしにスポットを当てています。

花見の庭2018の詳細情報

  • 開催期間:3月10日(土)~4月15日(日)
  • 開館時間:10:00~18:00(最終受付17:30)
  • 開催場所:〒656-2306 兵庫県淡路市夢舞台4
  • 電話番号:0799-74-1200
  • 期間中無休:期間前3月5日(月)~3月6日(火)休館
  • 特別入館料:大人600円、シルバー300円、高校生以下無料
  • HP:奇跡の星の植物館
  • 駐車場:ウェスティンホテル淡路駐車場500円(600台)
  • アクセス:神戸淡路鳴門自動車道の淡路ICから車で5分

花見の庭2018の展示内容

琳派・花見の庭の展示

安土桃山時代の終わりに興り町方が支えたといわれる琳派により、大和絵の伝統を守りながら、豊かな装飾でダイナミック空間に花見の庭をデザインしています。左官・久住有生氏による琳派イメージの土壁と苔、さらに早咲き、遅咲き、枝垂れ、株立ちと多様な桜が次々と登場します。陽光桜、楊貴妃、一葉桜、ソメイヨシノ、カワズザクラ,イトザクラ、オカメザクラ、豆桜、ベニシダレなどの桜と、ユキヤナギ、コデマリといった春の花木、プリムラマラコイデス、オブコニカなど桜草の仲間達、クレマチス、ストック、サイネリア、デルフィニウムなど100種2万株の春の植物で彩る和の庭が、花見小袖をイメージして琳派風にデザインされます。

  • 展示場所:展示室5(フラワーショースペース)

モダニズムと伝統園芸の展示

伝統園芸は、日本人独特の趣味で創り上げられた文化として、特定の植物が伝統園芸植物と定められています。植物だけでなく器、装飾も要素です。江戸時代には町民の間で親しまれてきました。伝統園芸展では、東洋蘭、オモト、斑入り植物、サクラソウ、ショウブなどが展示室3で展示されます。展示室4では、現代における日常の暮らしで、どのように伝統園芸を楽しむかの提案を行っています。

  • 展示場所:展示室3・4

浮世絵で見る花見と花見弁当箱展(資料展示)

江戸時代は将軍から町民まで身分に関係なく、日本人の誰もが花を愛する姿を見た西洋の人々は、日本の花文化の豊かさに驚いたといわれています。お花見は日本人独特の文化です。美しい着物を着て、花を見ながら、歌を詠みます。美しい蒔絵の重箱に、旬の素材を料理を詰めて、お花見用のお弁当として、酒を交わしながら、踊ります。それが文化を生み出して工芸を育んできました。町人たちが美しい着物を着て、美しい花見弁当箱を持って、歌を詠みながら酒を交わして踊りながら花見を楽しむ様子を写した浮世絵、美しい蒔絵の花見弁当箱やわりこ弁当など様々なお弁当箱を展示しています。

  • 協力:コヤノ美術館

ヒスイカズラの開花の展示

花色が宝石の翡翠(ヒスイ)に似ているヒスイカズラが開花しています。開花する房の数は少ないですが、少しの房でもとても目を引きます。

ウェスティンホテル淡路とコラボスイーツ

ウェスティンホテル淡路と奇跡の星の植物館によるコラボスイーツです。「花見」「桜」をテーマにしたスイーツとなり、花見の庭のイベント限定デザートとなります。淡路島産コシヒカリを淡路島牛乳で炊き上げた桜風味のお米のデザートです。ほうじ茶クリームと苺のプチ大福が入ったこの春限定のスイーツとなります。

  • 場所:ミラクルプラネットカフェ
  • 料金
    ケーキ単品:423円
    セット(コーヒーもしくは紅茶):830円
    セット(ハーブティー):930円

奇跡の星の植物館の概要

奇跡の星の植物館は、自然の素晴らしさ、美しさ、巧妙さを五感で体感する「五感軸」と21世紀型の花・緑と共生する生活空間、都市の緑化を提案する「共生軸」という2つが大きなテーマとして構成された植物園です。「感動創造」をコンセプトに「共生文化ゾーン」と「花と緑の暮らしゾーン」で構成されており、植物の形、色、香にスポットを当て、ユニークなディスプレイで、植物の素晴らしさを五感に訴える展示を行っています。それぞれに明確なテーマとメッセージを持っています。芸術と緑花を融合させた新しいタイプの展示空間といえるでしょう。これにより、古来から先人たちが創りあげた庭園文化や伝統的ライフスタイルを継承して、21世紀の地球環境を身近な空間(ガーデン)を通じて創造する「参加型社会作り運動」=「ガーデンルネサンス」を推進しています。

建物は、面積約6700m2、高さ17m、幅24m、長さ100mの巨大な直方体がクロスした形状となっており、植物館としては日本最大級の規模の吹き抜けの空間となっています。乾燥地の多肉植物、熱帯性の植物、温帯性の植物、高山植物など、約3000種3万株の多様な植物が展示されています。段状に配置された各展示室の高低差は最大10mとなっており、上部と下部で5度の温度差を生む構造となっており、温室上部に熱帯植物、温室下部に温帯植物、地下空間に遮光で育つシダ類などを展示しています。天井が非常に高い空間を活かして、様々なハンギング型のディスプレイも提案しています。

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