淡路島で菜の花が見頃となります。花の名所「あわじ花さじき」で、合計で約60万本の菜の花が順次開花します。毎年1月中旬から4月下旬まで早咲きと遅咲き菜の花を時期をずらして植えています。
寒い冬から暖かい春に向けて菜の花が順次開花します。丘陵地の花畑は、シーズンと入ると一面を黄色く染め上げます。「黄色い絨毯(ジュウタン)」といえるでしょう。入園料が無料です。
2024年1月中旬から3月下旬まで「早春菜の花まつり」が開催されます。約15万本の早咲き菜の花が見頃となる時期に合わせたイベントになります。
2024年3月20日(水祝)から4月21日(日)まで「菜の花まつり」が開催されます。早咲きから遅咲きまで、合計で約45万本の菜の花が見頃となる時期に合わせたイベントになります。
淡路島で菜の花が見頃
2024年1月中旬から4月下旬まで、兵庫県淡路市にある花の名所「あわじ花さじき」で、合計約60万本の菜の花が順次開花します。春に関西でも屈指の菜の花の名所として人気です。
花畑は標高200メートルから300メートルの穏やかな丘陵地に広がります。見渡す限りの菜の花が丘陵地の一帯を黄色く染め上げます。大阪湾の海に広がる黄色い絨毯(ジュウタン)は圧巻です。
菜の花は早咲きから遅咲きまで時期をずらして植栽します。春シーズンには満開となります。淡路島の突き抜ける青い空、穏やかな碧い海、一面を黄色く染める菜の花が美しいコントラストを描きます。
明石海峡や大阪湾を背景にした菜の花の大パノラマは、淡路島でしかみられない絶景となります。まさに淡路島が世界に誇る空と海の青に浮かぶ天空の花園と言っても過言ではありません。
黄色くを染まった花畑から溢れ出る香りで淡路島の春を感じることができます。春の淡路島では、菜の花のイエローと海のブルー、空のブルー、山のグリーンのコントラストにより自然を体感できます。
早春菜の花まつり 約15万本
2024年1月中旬から3月下旬まで、「早春菜の花まつり」が開催されます。早咲きの菜の花約15万本の開花時期に合わせてのイベントになります。
あわじ花さじきでは一昨年から、品種が少ない冬の季節も花を楽しめるよう早咲きの栽培にチャレンジしています。4度目となる今年は昨年の10月から播種していました。
早咲き菜の花は今回も見事に開花しました。予定より遅い開花状況となっています。黄色と青色と緑色の世界を満喫することができます。
ベンチや芝生、見晴台で休憩を取りながら遠くまで足を延ばして散策を楽しめます。
兵庫県の南国といわれ兵庫県のハワイと称される淡路島の「あわじ花さじき」で、黄色に色づく愛らしい菜の花が、澄み切った空気に揺れながら春色に染まります。
天空の花園と共生の花園で、冬の寒さを吹き飛ばすように元気に色づきます。花畑の一角を黄色く染め上げます。丘陵地の一面に黄色く鮮やかに咲く菜の花は、淡路島に一足早く春の訪れを告げます。
天気の良い日には、穏やかな冬の空気が心地良く感じることができます。美しい風景と合わせて見頃の早咲き菜の花を楽しむことができます。春と勘違いさせるような菜の花畑の景色となります。
隣接する牧草地では、2024年12月中旬から牧草を刈り込んで製作される巨大地上絵「アースワークデザイン」が完成しています。ユニークな試みは、2008年に始まりました。
「アースワークデザインコンテスト2024」の最優秀作品「元気づける玉ねぎ」です。テレビや新聞などメディアでも数多く取り上げられて毎年恒例の行事となっています。
刈り取った牧草は淡路牛のエサになることから、地球にも優しいプロジェクトです。元気なニコニコ笑顔で皆様をお出迎えします。見る人全てが心を和ませ元気になるようなデザインです。
丘陵地から淡路島の海や山の景色、明石海峡大橋や神戸の街並みとともに観賞できます。菜の花畑の奥にある牧場では、大きな牛が放し飼いされています。のどかな風景が眺められます。
海の爽やかな青色と菜の花の愛らしい黄色が美しいコントラストを描きます。なお、あわじ花さじきは、丘陵地にあるために、気温は低めです。防寒対策を万全に体感温度に注意してください。
菜の花以外にも春にかけて様々な花が咲きます。2023年12月下旬から、歓びの庭の花壇では約5000本のストックが咲きます。赤や紫など5色が小春を感じさせるように花壇を鮮やかに彩ります。
周辺は、ほのかにストックの芳しい香りが漂っています。小春を感じさせます。
菜の花まつり 約45万本
2024年3月20日(水祝)から4月21日(日)まで「菜の花まつり」が開催されます。約45万本の菜の花の開花に合わせて行われるイベントになります。
ふれあいの花園と癒しの花園で、約45万本の標準的な菜の花や遅咲きの菜の花も咲きます。
12月から咲いている約15万本の早咲きの菜の花も、冬の寒さに耐えて、春の日差しを浴びると復活してきます。菜の花の匂いに誘われて小さな可愛いミツバチもたくさん飛んできます。
早咲き、標準、遅咲きを全て合わせると約60万本の菜の花が咲くことになります。
早咲き菜の花のみの冬とは違い、春の菜の花まつりでは、丘陵地一帯に花畑が黄色い菜の花で染まります。遊歩道を歩いていくと四方八方を黄色い菜の花に囲まれてしまいます。
どこを切り取ってもインスタ映えする記念写真が撮れそうな風景が広がっています。360度ぐるりと周りを眺めれば、透き通る青い空と鮮やかな黄色い大地の対比に胸が躍りそうになります。
大阪湾の向こうに神戸の美しい街並みが見えます。日常空間を彼方に眺めれば、非日常空間で開放的な気分を味わえます。約300メートルから見下ろす大パノラマは淡路島でしかみられない絶景です。
淡路島の突き抜ける青い空、穏やかな碧い海、黄色く染める菜の花が美しいコントラストを描きます。空と海と山に浮かぶ天空の花園です。菜の花の溢れ出る香りから淡路島で春を感じることができます。
菜の花以外にも春には様々な花が咲きます。癒しの花園では、3月下旬からムラサキハナナが咲きます。菜の花と同じアブラナ科で紫色の多数の小さな花を咲かせます。
ムラサキハナナの紫色と菜の花の黄色のコントラストが美しいです。
色とりどりのリアリナが咲きます。黄色と紫色のコントラストと花の絨毯を楽しめます。歓びの庭では、3月下旬からストックからビオラにバトンタッチします。春にかけて順次色づきます。
早咲き菜の花と一緒に楽しめます。約60本の菜の花の見頃期間が終わる頃には春を迎えます。4月中旬からはアイスランドポピーが咲き始めます。春のポピーまつりが開催されます。
なお、ふれあいの花園の菜の花畑は、NHK連続テレビ小説「あさが来た」(2015年9月~2016年4月放映)の最終回でラストシーンのロケ地となりました。
主人公の波瑠さん演じる「あさ」を囲んで。白岡新次郎(玉木宏さん)、成澤泉(瀬戸康史さん)、白岡千代(小芝風花さん)、田村宜(吉岡里帆さん)、さち(柳生みゆ)が語り合う有名なシーンです。
「あさが来た」は今世紀最高の視聴率を獲得した名作です。心地よい風がそよく美しい菜の花畑に囲まれながら、あさと新次郎が再会する感動のラストシーンとなりました。
当初は、花畑で撮影する予定はなかったそうです。数回にわたるロケハンで、最終的に菜の花畑で撮影することになりました。当日は、強風で撮影現場を変更するハプニングもあったそうです。
あさの勉強会が開催された別荘前の庭や木陰の場所、最終回で新次郎が立っていた場所、あさと新次郎が再会した場所、あさが新次郎を見つけて杖を落として走っていった道などがあります。
ロケ地の全景は、展望デッキから眺められます。ふれあいの花園の入口には、女優の波瑠さんのサイン入りの記念プレートがあります。
詳細・基本情報
- 開催期間その1:2024年1月中旬~3月下旬(早春菜の花まつり)
開催期間その2:2024年3月20日(水祝)~4月21日(日)(菜の花まつり) - 開催場所:兵庫県立あわじ花さじき
- 住所:〒656-2301 兵庫県淡路市楠本2865-4
- 電話:0799-74-6426
- 公式HP:http://www.hyogo-park.or.jp/hanasajiki/
- 開園時間:9:00~17:00(最終受付16:30)
- 休園日:毎週水曜日(1月1日~3月13日)
- 入場料金:無料
- 駐車場:有料(普通車200台)
- 駐車料金:200円(普通車)
- アクセス:神戸淡路鳴門自動車道 淡路ICから車で約10分