淡路島 蘭(ラン)展2023 あわじグリーン館

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自然・体験

淡路島で蘭(ラン)の展覧会が開催されます。淡路島にある温室「あわじグリーン館」で、日本限定の蘭など世界から取り寄せた「蘭」が輝く「特別展 蘭展・あわじオーキッドフェスティバル」です。

世界有数のコレクションを誇るシンガポール国立蘭園をはじめ、シンガポールやタイから直輸入した蘭(ラン)など約500種5000本が庭園を彩ります。世界の希少な蘭(ラン)が一堂に会します。

豪華で華麗な蘭(ラン)は、美しさから儚いイメージですが、形・色・進化・香り・擬態など様々な進化を遂げて多種類で広範囲に生息します。蘭の素晴らしい魅力が様々な角度で輝く展示となります。

淡路島 蘭(ラン)展 あわじグリーン館

ユニークでダイナミックな立体展示で驚きと感動を与えます。蘭の魅力を五感で楽しめます。入場料金は、大人1500円、シルバー750円、高校生以下無料です。

「特別展 蘭展・あわじオーキッドフェスティバル」の開催期間は、2023年1月21日(土)から3月12日(日)までとなります。金土日祝は10時から21時(最終20時)までの営業です。

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淡路島 蘭(ラン)展2023

2023年1月21日(土)から3月12日(日)まで、兵庫県淡路市の淡路夢舞台にある公苑温室「あわじグリーン館」で、「特別展 蘭展・あわじオーキッドフェスティバル2023」が開催されます。

日本最大級の温室を埋め尽くさんばかりに約500種5000本の蘭(ラン)の花が豪華で華麗に咲き誇ります。西日本最大規模の展覧会となります。蘭(ラン)の魅力を五感で楽しめます。

今回の蘭展は、「Orchid-arium」がテーマです。蘭の素晴らしい魅力を大小様々な「アリウム(空間)」を使用した立体展示となります。世界に広く生息する蘭を特性に合わせて豪華に表現します。

温室全体をテラリウムに見立てます。多様な蘭蘭の美しい世界を堪能できます。鳥かごや小さなガラス温室を使用します。形・色・進化・香り・擬態などで蘭の特異な生態を五感で楽しめます。

日本でしか見れない世界初の天然の色素で作られた青色コチョウラン「ブルージーン」、シンガポール植物園国立蘭園やタイから輸入したバンダ類やカトレア類などの希少な蘭も展示されます。

蘭愛好家のランコレクション展やワークショップの企画もあります。週末(金土日祝)は21時(最終入館20時)までの営業です。ライトアップなどで昼間と異なる蘭の表情を楽しめます。

蘭(ラン)は、地球で最後に登場した植物の仲間となります。これまで栽培や品種改良が盛んに行われた植物です。世界で2万5000種以上、日本で75種230種以上が存在します。

観賞価値が高い花として非常に人気です。人間が観賞するために品種改良した種類を合わせると10万種に及びます。世界中全ての植物は30万種といわれており、地球上の植物の約1割が蘭となります。

豪華で華麗が風貌で美しいことから儚いイメージですが、独特の形の花を咲かせたり、岩や木々に着生したり、昆虫を媒介したり、 形・色・進化・香り・擬態など様々な進化を遂げてきた植物です。

世界に広く生息する美しい蘭の世界をユニークでダイナミックなデザイン展示や、色や形・香りや生態など蘭の特性に合わせた立体展示やアート展示で驚きと感動を与えます。蘭を五感で体験します。

今回の蘭(ラン)展は、蘭の素晴らしい魅力が様々な角度で「輝く」展示となります。期間限定で夜に活動する蘭も楽しめ夜間開館があります。イルミネーションと合わせて楽しめます。

目玉展示は、世界有数のコレクションを誇るシンガポール国立蘭園から、稲田館長の40年にわたる交流と深い信頼関係から贈られたシンガポール国立蘭園が交配したオリジナル蘭です。日本初展示です。

他には、サルに見えたり、おじさんの顔に見えたり、ユニークな蘭(ラン)が登場します。バニラの匂い、チョコレートの匂い、ミントの匂いなど甘く爽やかな匂いを放つ蘭(ラン)が登場します。

これまで温室「奇跡の星の祝物館」で2005年から毎年開催されてきた恒例の人気イベント「特別展 淡路夢舞台ラン展」は、17回目を迎えた2021年にファイナルを迎えて終了しました。

2022年から、2021年9月にリニューアルオープンした兵庫県立淡路夢舞台公苑温室「あわじグリーン館」が初めての特別展示となる蘭展「あわじオーキッドフェスティバル 」の開催となります。

メイン展示「シンガポール、タイに生きる蘭」

「シンガポール、タイに生きる蘭」は、巨大な箱型空間に約500種5000本の蘭(ラン)の花が咲き誇ります。シンガポールやタイから直輸入した多種多様な蘭(ラン)で埋め尽くされます。

世界有数のコレクションを誇るシンガポール国立蘭園をはじめ、シンガポールやタイから直輸入した蘭(ラン)など約500種5000本が庭園を彩ります。世界の希少な蘭(ラン)が一堂に会します。

熱帯アジアの蘭(ラン)として、タイからは様々な色をした「バンダ」や蘭の切り花を輸入しています。蘭園では、世界的に有名な国立シンガポール植物園と蘭の交換会と展示会が企画されます。

シンガポールからは根付蘭15品種約1000株と切花蘭20品種約600本を、タイからは交配育成家が栽培育成した蘭―バンダ180株と他の蘭200株と切花蘭約1500本を直輸入しました。

蘭の中でひときわブルーが美しいバンダを中心となります。バンダはブルー系が有名ですが、オレンジ・黄色等、日本で見られない品種も輸入しました。蘭の豊かな彩りの世界を展示紹介します。

カラフルで香しいランの庭にダイナミックなアートや緑化術が登場します。進化する植物で可能なグリーンアートも装飾されます。赤色に紫色に白色と鮮やかな色彩を放つ華やかなランが咲き誇ります。

バーティカルガーデンを造園することで奥行きを出します。蘭(ラン)と芸術を融合させます。

あわじグリーン館に生きる蘭

「あわじグリーン館に生きる蘭」は、蘭(ラン)の世界をテーマにした展示となります。品種改良や進化発展により、数多くの面白い形をしたものがあります。面白い蘭(ラン)を大集合させています。

蘭(ラン)は、昆虫と共生するために、形や香や色を変化させながら進化を遂げました。子孫繁栄のために役立つ虫を誘う術として色と香と形で勝負しました。

壁面や通路に展示しています。蘭(ラン)の生き様、果たした進化、植物の不思議を五感で体感できます。おじさんのような顔や猿(サル)のような顔をした蘭(ラン)が登場します。

猿顔のドラキュラ、踊り子のサイコプシス・パピリオ、おじいさんのパフィオペディラムなど愉快な人面蘭(ラン)が大集合します。とても興味深いユニークな印象を楽しめます。

極小ランのキューブでは、プレウロタリス、マキシラリアなど蘭(ラン)と想像できない、2ミリから5ミリの米粒サイズの蘭(ラン)もあります。面白く可愛く小さな蘭(ラン)です。

世界の珍種ランでは、南極大陸を除く熱帯から亜熱帯に生育する珍種の蘭(ラン)が登場します。コレクションではドラキュラやパフィオ、デンドロビウム、エピデンドラムなどが展示されます。

他にも、お猿さんの顔、恐竜の顔、ダンサーの顔、笑い顔、すまし顔、おじいさんやおばあさんの顔、赤ちゃんの顔などユニークなランが登場します。

猿顔のドラキュラ、踊り子のサイコプシス・パピリオ、おじいさんのパフィオペディラムなど愉快な人面蘭(ラン)が大集合します。ユニークで可愛い印象です。

Living with Orchids 蘭とともに暮らす

「Living with Orchids-蘭とともに暮らす」は、蘭(ラン)との共生をテーマにした展示となります。ベッドのスプリングのリサイクルで創る蘭のバーティカルカラーガーデンが楽しめます。

多様な花色を持つエピデンドラムで創られます。多種多様な蘭(ラン)で彩られたベッドスプリングが垂直に飾られます。苔で装飾されて綺麗な垂直壁として展示されます。

バーティカルカラーガーデン(Vertical Color Garden)で植物図譜のような蘭華譜として装飾されます。ランの多種な色、模様の美しい花を活かした展示で(蘭)ランのある生活を提案します。

愛好家たちのランコレクション

愛好家たりのランコレクションは、蘭(ラン)愛好家たちのお宝自慢の蘭(ラン)が展示されます。非常に珍しいラン、貴重なラン、豪華なランなどのコレクションが勢揃いします。

丹精込めて育てられた大切なランと、ランの魅力や出会い、お気に入りのランについて記載されたパネルも展示されます。愛好会の皆様の展示が入れ替わります。

愛好家のこだわりのコレクションには人柄が表れています。愛好家が自分で蘭(ラン)のある暮らしの素晴らしさ、蘭(ラン)の栽培方法も紹介してくれます。

蘭(ラン)は、品種の多さから同じ属に分類されても蘭(ラン)に見えない品種が数多くあります。

蘭と光の展示

蘭と光の展示は、夜に活動する蘭にライトアップとイルミネーションが施されます。さらに、淡路夢舞台周辺で「あかりのいざない」と題したイルミネーションも開催されます。

展望テラス・貝の浜など温室の周辺で、光に満ちた木々の輝きや水面にゆらめく光を楽しめます。自然の光への誘いを堪能できます。夜に活動する蘭の魅力を存分に満喫できます。

詳細・基本情報

  • 開催期間:2023年1月21日(土)~3月12日(日)
  • 開催時間:10:00~18:00(最終入館17:30)、金土日祝10:00~21:00(最終入館20:00)
  • 開催場所:あわじグリーン館
  • 住所:〒656-2306 兵庫県淡路市夢舞台4
  • 電話番号:0799-74-1200
  • 公式サイト:https://awaji-botanicalgarden.com/
  • 入館料金:大人1500円、シルバー750円、高校生以下無料
  • 駐車場:約600台(淡路夢舞台地下駐車場)
  • 駐車料金:普通車600円(テラスレストラン&ショップの利用で無料券配布)
  • アクセス:神戸淡路鳴門自動車道 淡路ICから車で約5分

過去の企画

過去の特別展「淡路夢舞台ラン展」では、王者のラン展ファイナル、江戸の花文化、インドアグリーンの蘭、石川美枝子ボタニカルアート展、月夜のアングレムなどが企画されました。

王者のラン展ファイナル

王者のラン展ファイナルは、全国のラン展で常に王座に輝く斉藤正博氏の作品です。ランの王者と評される氏の本業は医師であり、診療を行うかのごとしの栽培方法と愛情で見事に花を咲かせています。

多くの来館者に驚きと感動を与え続ける1株で260輪もの花をつける巨大カトレア「カトレア・トリアネ・オカダ」など先生の素晴らしいランが見られます。

巨大カトレア「カトレア・トリアネ・オカダ」は、阪神淡路大震災のあった1995年に斉藤正博さんが2茎4輪のカトレヤを入手し26年の歳月をかけて育成しました。

幅1.9メートル、高さ1.0メートル、1株で260輪もの花をつける大きさまで育成されました。

これまで数々のランコンテストで名立たる賞を獲得しています。斉藤さんの育成の技術や熱意の賜物です。2011年の「淡路夢舞台ラン展2011」で初めて淡路島に上陸しました。

茨城県から兵庫県・淡路島までやってくるカトレヤ・トリアネはラン展の目玉となります。

江戸の花文化

江戸の花文化は、日本の花文化 殿様と江戸の庶民が育てた花文化をテーマにした展示となります。江戸の将軍の花物語として、日本の花文化と蘭をはじめ、江戸の園芸が紹介されます。

徳川家康の万年青、徳川家斉の富貴蘭、徳川秀忠・徳川家光の椿、徳川吉宗の梅と桜など歴代徳川将軍は無類の花好きでした。将軍から歌舞伎役者や庶民まで、園芸好きで溢れた江戸の町を再現します。

足利義政の室町時代から織田信長の戦国時代、徳川家康の江戸時代にわたり、日本の伝統園芸は、武士道に通じる独特の美意識として創り上げられました。園芸が武士のたしなみの一つとなっていました。

260年続いた江戸時代には園芸ブームは将軍など身分の高い人だけでなく、商人そして庶民の間にも広がっていきました。

盆山から、文人たちの煎茶としつらえ、庶民文化となった園芸まで、日本の美意識が創りあげた伝統園芸を楽しめます。蘭(ラン)や古典芸の植物を日本の美的感覚を意識して展示しています。

盆栽という言葉は江戸時代から明治時代に出てきました。足利義政や織田信長が好んだであろう盆山を辻本智子さんが制作しています。

慶長11年(1606年)に、徳川家康が江戸城本丸御殿に入城する際に、家臣、三河国・長島長兵衛が「永島」「吾妻鏡」「烟草葉(たばこば)」という3種の万年青を献上しました。

家康公はそれを大変喜び、城の床の間に飾り、以降300年に渡り徳川の世が栄えたことから、万年青は縁起が良いとされています。3種の万年青が現存します。「永島」など江戸の名品を展示します。

播磨明石藩主・松平平衛督直昭候の江戸屋敷で「宗石」に虎斑が出たと伝わっています。参勤交代に江戸から鹿児島の島津藩へ持ち帰って愛培したことから「江戸残雪」の別名で呼ばれています。

江戸時代に歴代の徳川将軍は無類の花好きでした。武士道と園芸道とは相通ずる美意識が根底にありました。将軍たちの「花癖」をはじめ、歌舞伎役者や庶民の園芸オタクの江戸の町が紹介されます。

町民たちまでが園芸に夢中になった江戸末期の園芸ブームを展示しています。浮世絵と江戸時代の伝統園芸植物、また、当時すでに日本に入ってきていたエキゾチックな植物もあわせて展示されます。

江戸末期、歌舞伎役者の中でも園芸好きの三代目尾上菊五郎は、自分が育てている植物の目録本を制作し配るほど本格的でした。役者を辞めて、菊屋という植木屋として佃島寺島村に店を構えていました。

菊五郎の植木屋は茶店、店、庭で構成されていました。今回は彼が育てていたのと同じ品種の園芸植物や梅、五葉松といった菊五郎好みの盆栽で菊五郎ワールドを再現します。

インドアグリーンの蘭

インドアグリーンの蘭は、日常の暮らしで蘭(ラン)と共生しながら楽しむ方法を提案しています。蘭(ラン)のある生活の1コマの風景を楽しむことができます。

コンサバトリー、コンテナガーデン、バーティカルガーデン(Vertical Garden)、テラリウム、グリーンインテリアなど、インドアグリーンとしての蘭(ラン)のある生活を演出しています。

石川美枝子ボタニカルアート展

石川美枝子ボタニカルアート展は、石川美枝子氏のボルネオの植物画が展示されます。これまでキュー植物園、エジンバラ植物園など世界の植物園で開催されるボタニカルアート展に参加してきました。

石川美枝子氏のボルネオへの思いをボルネオの蘭(ラン)とともに感じられます。

月夜のアングレム

月夜のアングレムは、アングレムをテーマにした展示となります。蘭(ラン)は、環境に適応しながら生き残るために進化した植物です。月夜の甘い罠はアングレムにとって生きる戦略となります。

甘い香りでスズメガを誘う巨大なアングレムのオブジェが展示されます。蛾と蘭(ラン)の共進化を象徴する場面です。不思議な生態を映像や照明を工夫して彫刻家の向山潔さんが製作しました。

2020年の企画

2020年に開催された特別展「淡路夢舞台ラン展2020」では、開館20周年記念としてフォトコンテスト、ランコンテスト、講演会、オークションなど様々な企画が模様されました。

フォトコンテスト

フォトコンテストが開催されます。1年でもっとも華やかなフラワーショーが2000種2万株のランで彩られる「特別展淡路夢舞台ラン展」です。フォトコンテストの今年のテーマは「いいね!」です。

蘭の花に限らず、来館されて感じた「いいね!」と思う館内の風景、展示の様子、植物などを撮影した写真を募集しました。

1年でもっとも華やかなフラワーショーが2000種2万株のランで彩られる「特別展淡路夢舞台ラン展」です。ランフォトコンテストの今年のテーマは「いいね!」です。

蘭の花に限らず、来館されて感じた「いいね!」と思う館内の風景、展示の様子、植物などを撮影した写真を募集しました。

43作品の応募があり、一次審査が5名の審査員により1月15日(水)に開催されました。一次審査の結果、14名の方の作品が通過しています。

3月22日(日)まで一般投票を受け付けています。最優秀賞作品の表彰式が4月5日(日)の13時から開催されます。

  • 新田 美知子「こんにちは」
  • 西村 良平「悪魔のささやき」
  • 西村 弥生「鯨とりのエイハブ船長」
  • 栗林 喜代司「Dance With ME Now!」
  • 北野 佳春「質朴のシンボル」
  • 休場 洋子「幻の花」
  • 久保田 修「エレガンス!」
  • 主原 信宏「異星人」
  • 吹田 秀樹「少女のまい」
  • 大坪 礼子「ひとりぼっち」
  • 井實 啓祐「花飾りのフラガール」
  • 浅見 崇司「クリスマスイルミネーション」
  • 野上 幸市「生命(くらげ)の誕生」
  • 道上 敏夫「古へ」

ランコンテスト

蘭(ラン)の花の美しさ、珍しさ、栽培技術力を競います。愛好家の皆様が心を込めて育てられたカトレア、パフィオペディルム、グアリアンセはじめ、バンダ、オンシジューム、リカステ、シンビジューム、デンドロビュームなど貴重種、珍品種が勢ぞろいします。

13名の審査員による審査を行って入賞株が決まります。9部門ごとにリボン審査を行います。1位から3位まで選びます。

各カテゴリー1位からグランドチャンピオン(兵庫県知事賞)、リザーブチャンピオン(兵庫県議会議長賞)、リザーブチャンピオン(日本・蘭協会会長賞)が選ばれます。その他の各賞は、優秀賞(淡路県民局長賞)、優秀賞(淡路夢舞台社長賞)、淡路市長賞、洲本市長賞、南あわじ市長賞、奇跡の星の植物館プロデューサー賞、全日本ラン協会賞、蘭友会賞、名古屋愛蘭会賞、大阪愛蘭会賞、兵庫県園芸・公園協会理事長賞、淡路島くにうみ協会理事長賞、兵庫県立淡路景観園芸学校校長賞、花卉園芸新聞社賞、日本花の会理事長賞、日本植物園協会会長賞、高知県立牧野植物園園長賞、鳥取県立とっとり花回廊園長賞となります。

同日開催で淡路夢舞台フォトコンテストが開催されます。審査員審査を行い、一般投票を行い、最優秀賞が決まります。52作品の応募から審査員審査を通過した作品を展示しています。一般来館者の投票を受け付けています。その結果により最優秀賞など各賞が決定されます。なお、最優秀賞、優秀賞に選ばれた方には表彰式が開催されます。

ぼくらのお宝ラン展

ぼくらのお宝ラン展が開催されます。11名の愛好家による蘭(ラン)の魅力を満載した、どこにもないユニークな蘭(ラン)を集めたコンテストです。蘭(ラン)は美しいだけではありません。面白い形をした楽しいラン、奇妙な形をした不気味なラン、良い香りを放つラン、異臭を放つラン、巨大なラン、極小なラン、栽培の難しいラン、稀少なランなど様々です。これらは全て蘭(ラン)が与えられた環境で生きていくために進化してきた姿です。

蘭(ラン)を知り尽くした愛好家だからこそ栽培できるコレクションできる個性的な蘭(ラン)が揃っています。非常に珍しいラン、世界での貴重なラン、豪華絢爛なランが登場します。生態の面白さ、進化の巧妙さ、華やかさなどを感じ取れます。出展者自らがランとの出会い、ランとの暮らし、ランの魅力、ランへの思いなどをパネルで伝えます。個性的なランに驚き、ランのある暮らしに感動します。なお、ぼくらのお宝ラン展の開催場所は、展示室2のトロピカルガーデンとなります。

斉藤正博さん講演会「ランを観る、私のラン栽培流儀」

1月26日(日)の13時から斉藤正博さんの講演会「ランを観る、私のラン栽培流儀」が開催されます。全日本蘭協会長で、つくば洋蘭会会長で、医師を務めています。

これまで、世界らん展をはじめ各地のラン展で大賞を受賞しています。世界らん展2008で「Eul. Roempleriana ‘Yoko Y.Saitoh’」で初めて日本大賞、「 C. trianae ‘Okada’ 」が優秀賞に選ばれダブル受賞に輝いています。

以後、2009年の「Lyc. Shoalhaven ‘Yoko’s Delight’」、2013年の「Phrag. kovachii ‘Second Smile’」、2018年の「Gram. martae ‘Mass’s’」と4度の日本大賞を受賞しました。

2年連続で大賞を受賞して4度の受賞は初めて成し遂げた偉業となります。ランとの関わりは、1990年頃から、職場で誘われて栃木県のファレノプシス栽培農家に行ったのがきっかけとなっています。

1991年に温室を自前して、パフィオ、カトレヤなどを栽培しています。毎日、診療終了後に温室管理をすることが楽しみだとしています。

なお、2008年に優秀賞を受賞した1株に花数230輪も咲かせた巨大ラン「カトレア・トリアネ」は花数と大きさで見る人を圧倒します。現在、淡路島に上陸して見学できます。

大場蘭園の大場良一さんの講演会

2月9日(日)の13時30分から、大場蘭園の園主である大場良一さんの講演会「蘭と要人」が開催されます。千葉県鴨川市で約80年前に開業した老舗の蘭園「大場蘭園」の園主です。

大場良一さんは日本の洋蘭界の歴史に精通されています。今回、日本の洋蘭人気、繁殖技術などについてお話となります。かの有名な大隈重信はじめ、加賀正太郎なども愛した洋蘭の歴史を学べます。

蘭の育て方についても質問なども受け付けています。画像をメインのお話となります。

大場良一さんは、1952年に東京都で生まれて、東京農業大学農学部農学科の卒業です。

現在、株式会社大場蘭園代表取締役、日本農業協同組合参与、世界らん展組織委員会理事、東京農業大学グリーンアカデミー非常勤講師、鴨川市立長狭学園PTA第10代会長、第12回世界蘭会議渉外委員会副委員長などを務めています。

洋蘭関係書籍、多数著作。株式会社大場蘭園は、1928年に祖父である大場守一さんが大場農園として開園しました。父の幸雄、3代に渡り洋蘭を栽培、販売しています。

なお、千葉県鴨川市で創業約80年となる老舗の蘭園「大場蘭園」の特別展示が展示室2で開催されます。高円宮憲仁殿下が交配された蘭をはじめ10点となります。

千葉県鴨川市で創業約80年となる老舗の蘭園「大場蘭園」の特別展示が開催されます。高円宮憲仁殿下が交配された蘭をはじめ10点となります。

Cattlianthe Memoria Prince Takamadoは、C.Chikago TodayとGur.laelioidesの交配です。交配者が高円宮憲仁殿下、登録者の高円宮妃久子殿下で、2006年3月26日に登録されました。

名古屋国際蘭展開催時に高円宮憲仁殿下が永田園芸をご訪問されて、10株に中から交配を自らされました。久子妃殿下が英国王立園芸協会のサンダーズリストに登録されました。

Ryncattleanthe Princess Takamadoは、Rth.Love SoundとC.Beaufortの交配です。1992年に登録されました。名古屋国際蘭展などミニカトレアでJOGA審査で数多く入賞しています。

この他、Masd.Grand Sun‘Daidai Star’GM/JOGAm、Masd.Annetta Hall‘Nissho’SBM/JOGA、Masd.Maclnne’s Golden Heart‘Sweet Lemon’などがあります。

Epc. [Enanthleya] Rainbow Bridge ‘Mille-feuilles’は、C. dolosa × Epc.[Guaricyclia] Kyoguchiの交配です。Kyoguchiは C.[Gur.] aurantiaca × Epi. aromaticumの交配です。

1997年4月11日に岐阜の佐野園芸が登録しました。Kyoguchiは、1980年に兵庫県加古川市平荘町の大西さんが登録しています。

資生堂のパフューマが、花ではありえないムスクの様な香りがあることを発見して注目されました。ムスクのような香りが珍しい品種です。

Rth. Elaine Taylor ‘Krulls Smith’ FCC/AOS、、Paph. Albion ‘Chilton’Lyc. Rakuhoku ‘Oh-Coronation’、Paph. Little Agnes ‘Val’ HCC/AOSなどがあります。

コラボスイーツ

バルコニーにあるカフェ「ミラクルプラネット」では、奇跡の星の植物間とウェスティンホテル淡路がコラボレーションしたケーキ「シャルロット」と「桜のティラミス」を期間限定で販売しています。

「シャルロット」は、野苺(フルーズ・デ・ボワ)のムースにピスタチオクリームを忍ばせてビスキュイユを張り巡らせた甘酸っぱいケーキとなります。単品、ドリンクセット、ティーセットがあります。

「桜のティラミス」は、抹茶シロップを染み込ませた生地と桜のムースです。ほんのり香る桜のティラミスと抹茶の渋みがバランスの良くハーモニーを奏でます。春にピッタリのスイーツです。

  • ケーキ単品:528円
  • コーヒー、紅茶セット:930円
  • マリーアントワネットティーセット:1600円

蘭(ラン)の即売会&オークション

兵庫県宝塚市にある有名老舗蘭園の万花園さんと、滋賀県彦根市の久栄ナーセリーさんが、蘭(ラン)の2日間限定の即売会を開催します。

2日間限定の即売会の開催日時は、2月23日(日)と24日(月・祝)の10時から17時までとなります。開催場所は奇跡の星の植物館にあるアトリウム空間です。

ラン展を見学してランを育ててみようかなと思われた方やラン愛好家の皆様におすすめです。開催期間は、展示室5「フラワーショースペース」のメイン展示会場の見学エリアが制限されます。

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