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百段苑 淡路夢舞台で階段状に並んだ100個の花壇

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自然・体験
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百段苑は、淡路島のリゾート施設「淡路夢舞台」にある山の斜面に沿って並んだ100個の花壇です。世界的建築家の安藤忠雄さんが設計しています。無機質で幾何学のコンクリートの花壇です。

4.5平方メートルの花壇に、世界から集められたキク科の花が植えられています。人口と自然の共存した花壇が階段状に並びます。立体迷路のような空間で「だまし絵」にいるような錯覚を覚えます。

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百段苑の概要

百段苑は、淡路島北東部にあるリゾート施設「淡路夢舞台」にある百個の花壇です。山の斜面に沿って100個の花壇が並んでいます。世界的な建築家である安藤忠雄さんが設計しています。

淡路夢舞台は、元々関西国際空港を建設するために、淡路島の北東部の山を埋立用の土砂で削られた跡地でした。安藤忠雄さんが自然を取り戻すために取り組んだプロジェクトとなります。

2000年に、人と自然が共存するリゾート施設として完成しました。

花壇は、無機質なコンクリート製で、4.5平方メートルの枡形の幾何学的な花壇が四方に整列しています。安藤忠雄ワールドといえる構造物が随所に散りばめられています。

世界から集められたキク科の花を楽しむことができます。

百段苑では、淡路夢舞台の全貌をはじめ、淡路島国営明石海峡公園の自然、大阪湾につながる広い海など淡路島の自然と人口の眺望が眺められます。

100区画ある花壇の周りをあらゆる方向から階段が連なっています。立体迷路のような空間にいると、まるで「だまし絵」の世界にいるような錯覚を覚えます。

なお、百段苑までは淡路夢舞台の地下駐車場から徒歩となります。出口3から徒歩で淡路夢舞台の2階通路に進みます。2階通路からは、約200メートル歩いて楕円フォーラムエレベーターに進みます。

楕円フォーラムエレベーターで5階の山回廊へ向かいます。山回廊を約100メートル歩いて百段苑エレベーターに進みます。百段苑エレベーターで2階の百段苑へ向かいます。百段苑の中腹に到着します。

滝から奏でられる幾重ものせせらぎ

百段苑は、イタリア式庭園の幾何学的な造形を洗練させた一つの到達した形といえます。段苑と階段の間を斜面に沿って水が流れる滝があります。カスケードは、小さな階段状になっており水が小さなしぶきをあげながら流れています。水のキラキラとした輝きも見て取れます。耳を澄ませばせせらぎが聞こえます。カスケードの小さな階段状の変化により、せせらぎが幾重にもなって聞こえてきます。

空と海と庭園と建築が一体化した絶景

最上段付近から見渡せば、眼下には素晴らしい景色が広がっています。淡路夢舞台の幾何学的な建造物の連なり、明石海峡公園の整備された美しい庭園、大阪湾に広がっている澄み渡った海など、空と海と庭園と建築が見事に一体化しています。また、足元には幾何学的な模様が広がっています。

人工と自然が融合した世界

春から秋にかけては四季折々の花々が咲いており、無機質な造形物に命が宿ったようにカラフルな芸術的な模様となります。花壇の一枡一枡に世界のキク科の植物をお楽しみいただけます。無機質で幾何学の建造物が見事に溶け込んでおり、人工と自然が見事に融合した世界といえるでしょう。太陽、空、海、緑、水、木々、花々という自然の摂理が、五感を使って体感できる場所といえるでしょう。

詳細・基本情報

  • 住所:〒656-2306 兵庫県淡路市夢舞台4
  • 電話:0799-74-1000
  • 入場料金:無料
  • 駐車場:ウェスティンホテル淡路地下駐車場(普通車600台)
  • 駐車料金:普通車600円(レストランとショップを利用の場合は無料)
  • アクセス:神戸淡路鳴門道の淡路ICから車で5分
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百段苑の四季

百段苑は、四季毎に様々な色の花々と景色で、様々な表情を見せて楽しませてくれます。

春の百段苑は、4月から5月にかけてが一気に開花する季節となります。百段苑から淡路島国営明石海峡の美しい庭園、彼方に広がる大阪湾の景色を眺めていると、淡路島の自然を感じることができます。時間が経つのを忘れてしまうくらい心地よい気分にさせてくれます。

夏の百段苑は、眩しいくらいの太陽を浴びながら、周囲の青々とした色彩に負けないくらい全てが原色系で輝いているかのように見えます。周りの森も青々と盛り上がり、海も青々と輝き、空も青々と突き抜けて、真っ白な入道雲が盛り上がっています。

秋の百段苑は、様々な種類のコスモスが植えられます。 毎年、淡路夢舞台を設計した建築家の安藤忠雄さんを講師に迎えて「こころづくり絵画コンクール」が開催されています。多くの子供と家族が一緒に思い思いの絵を描き、楽しい1日を過ごします。夕暮れになると大阪湾からそよぐ風に乗って、潮風の香りを感じることができます。

冬の百段苑は、残念ながら冬ごもりです。土壌改良をしたり、花壇の小休止したりと春に備えます。この時期は、屋外で花を見るより、日本最大級の温室「奇跡の星の植物館」がおすすめです。クリスマスフラワーショーやイルミネーション、淡路夢舞台ラン展など屋内で美しい庭園を見ることができます。

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百段苑の花

百段苑には、世界中から集められたキク科を中心とする花々がうえられています。

キンサンカ(キク科)

キンセンカは、日本で非常に有名な花です。家庭菜園などにも用いられています。キク科の仲間で、花に色がくっきりと現れます。非常に綺麗に咲きます。

  • 開花期間:12月~5月

ホンキンサンカ(キク科)

ホンキンセンカは、小さな黄色い花を花つき良く咲かせ、株は這うように横に広がります。草丈が低く花も小さいので寄せ植えに使いやすく冬も花が咲くため人気があります。

  • 開花期間:12月~5月

ノースポール(キク科)

ノースポールは、直径3センチほど、中心が黄色の白い小ギクで、冬から初夏まで花を楽しむことができます。株はボール状に育って、最盛期には株一面に花を咲かせます。

  • 開花期間:1月~5月、11月~12月

アゲラタム(キク科)

アゲラタムは、爽やかな清涼感のある淡いブルーの花色と、フンワリしたソフトな質感が魅力の花です。
草丈15センチくらいの矮性種、80センチ近い高性種、桃花や白花などがあります。

  • 開花期間:5月~11月

キンギョソウ(ゴマノハグサ科)

キンギョソウは、花姿が金魚の形や金魚の口に似ていることが名前の由来といわれています。花言葉は「おしゃべり・でしゃばり・おせっかい」で話しているような花姿に由来します。

  • 開花期間:3月~6月、9月~10月

オステオスペルマム(キク科)

オステオスペルマムは、キク科の植物です。南アフリカを原産とする多年草で、薄紫やピンク・赤・オレンジ・黄色・白など、花姿も、八重咲きや花びらがスプーンのような形をしたものなど品種によってさまざまです。

  • 開花期間:3月~6月

ナデシコ(ナデシコ科)

ナデシコは、ナデシコ科の植物です。花名のナデシコは、「撫でたくなるほど可愛らしい」ことから名付けられたといわれています。

  • 開花期間:3月~7月、9月~11月

ヤグルマギク(キク科)

ヤグルマギクは、キク科の植物です。一輪に見える花は、小花がたくさん集まったもので「頭花」と言います。外側の小花は雌しべが退化して無く、花びらの先端が大きく切れ込み、独特の花姿を生み出しています。

  • 開花期間:4月~5月

ハナナ(アブラナ科)

ハナナ(花菜)は、ヨーロッパ原産のアブラナ科アブラナ属の秋まき一年草です。広い花畑にハナナが一面に咲く風景は春らしいです。

  • 開花期間:3月~5月

バターナッツ(ウリ科)

バターナッツは南アメリカ大陸が原産とされています。アメリカではポピュラーなカボチャの一つです。最近では、日本でも人気が高まっています。

  • 開花期間:4月~5月

ムラサキハナナ(アブラナ科)

ムラサキハナナは、ハナナという名前が付いていますが、ハナナとは別属です。正式名は、オオアラセイトウですが、菜の花に似ているところから一般にはムラサキハナナと呼ばれています。

  • 開花期間:4月~5月

オルレイヤ(セリ科)

オルレイヤは、セリ科の植物です。レースのように小さい花が10センチくらいの塊となって咲きます。葉はニンジンのような繊細な感じで、見た目から「レースフラワー」と呼ばれます。

  • 開花期間:5月~6月

カンナ(カンナ科)

カンナは、カンナ科の春植え球根植物です。原種は熱帯各地に50種ほどあります。数種類の交雑により園芸品種ができました。

  • 開花期間:6月~11月

マーガレット(キク科)

マーガレットは、キク科モクシュンギク属に分類される低木の植物です。古くから花占い(恋占い)に使われてきた花です。和名の木春菊は葉の形、年数が経つと茎が木化することから来ています。

  • 開花期間:5月~7月、10月~11月

サルビアガラニチカ(シソ科)

サルビアガラニチカは、「メドーセージ」の名前で流通しています。分類するとメドーセージとは異なります。葉の緑、萼の黒のコントラストも美しい花です。

  • 開花期間:4月~11月

アーティチョーク(キク科)

アーティチョークは、キク科チョウセンアザミ属の多年草です。和名はチョウセンアザミ(朝鮮アザミ)といわれています。若いつぼみは食用ととして使用できます。

  • 開花期間:6月~8月

久留米ケイトウ(ヒユ科)

クルメケイトウ(久留米鶏頭)は、花の形が鶏の鶏冠に似ています。ヒユ科ケイトウ属の非耐寒性一年草です。ケイトウ(鶏頭)の中で球状をした品種のことです。

  • 開花期間:7月~8月

タイタンビカス(アオイ科)

タイタンビカスは、アメリカフヨウとモミジアオイの交配種です。株式会社赤塚植物園で開発されたアオイ科フヨウ属の園芸品種です。ハイビスカスに似た大きな花を咲かせます。

  • 開花期間:7月~9月

ヒマワリ(キク科)大雪山

ヒマワリ(大雪山)は、葉の色が白味がかっていることが特徴です。高さは150センチ程で花を次々と咲かせることから、長い期間で花を楽しむことができます。

  • 開花期間:7月~11月

ダンギク(クマツヅラ科)

ダンギクは、下から上に向かって段々に咲きます。葉が菊に似ていることにちなんで名付けられています。

花の塊から伸びてボール状の花を咲かせます。団子を串刺しにしたような形の独特の花を咲かせます。花色は紫色、桃色、白色があります。秋に咲きます。

  • 開花期間:8月~10月

コスモス(キク科)

コスモスは「kosmos(美しい)」というギリシャ語に由来しています。花びらが整然と並ぶ美しい姿をたたえて名づけられたといわれています。

  • 開花期間:7月~11月

サルビアレウカンサ(シソ科)

サルビアレウカンサのサルビアはラテン語の「治療」が語源です。サルビアが薬用として利用されたことに由来します。レウカンサは「白い花」という意味です。

  • 開花期間:6月~11月

オミナエシ(スイカズラ科)

オミナエシ(女郎花)は万葉集や源氏物語にも登場する日本人には古くから馴染みの深い植物です。

  • 開花期間:8月~10月

ネコノヒゲ(シソ科)

ネコノヒゲは、純白の花から伸びる雄しべや雌しべを猫のヒゲに見えることから名付けられました。花や葉はシソ科の特徴がよく出て、シソやサルビア類の草姿に似ています。

  • 開花期間:6月~11月

サルビアイエローマジェスティ(シソ科)

サルビアイエローマジェスティは、美しい黄色の花を咲かせる大型のサルビアです。草丈は2メートルぐらいに成長します。地植えで存在感があります。庭を華やかにします。

  • 開花期間:7月~11月

ギョリュウバイ(フトモモ科)

ギョウリュウバイは、ニュージーランドやオーストラリア原産の常緑低木で、細い枝に赤や桃、白などの、ウメの花に似た小さな花を多数咲かせます。

  • 開花時期:2月~5月、11月~12月

ポンポンマム(キク科)

ポンポンマムは、ポンポン菊とも呼ばれます。花色や大きさが様々でうす。丸くて可愛い大変人気のある菊です。中輪から小輪まで、色は二色咲きの品種もあります。

  • 開花時期:10月~12月
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